ワンダーエッグ・プライオリティの4の情報・感想・評価

ここまでの話を整える一話。 主要キャラが揃い、それぞれの関係が繋がりゆく。 一方でここまでの話でわからない部分もある。 それは主要キャラたちの他者への信頼感の描写である。 各人は自分にとって意味深い他者を喪失している。 各々がさまざまな形で人間関係におけるトラウマを抱えている。 人間関係におけるトラウマにおいて、自己、他者、世界への信頼は最も難しいものだ。 その中で簡単に他者と繋がり、エッグの番人に順応できるのはなぜなのかがまだ理解し切れていない。 どう考え、この展開にしたのかを知りたいとますます興味がでてきた。 そんなこれまでの4話だった。

「男子と女子の自殺は意味合いが違う。男は目的脳、女は感情脳」「死の誘惑」 「誘惑に惑わされ後悔しているかもしれない。そういう子どもたちを生き返えらせたいと願うための子たちのためにこの施設はある」

四人目のメインキャラ沢木桃恵が登場し、遂に四人が揃った。 メンバーそれぞれの個性が強いので、何気ない会話が面白く微笑ましい。でも、だんだんとシリアスさも増してきていますね。

今季アニメ最高クラスに君臨しつつある作品なのに、無料配信で見れないのが非常に勿体無いっ！ 今回のお話で本作の世界観説明と主要メンバーが揃い、物語の方向性が見えてきた。 …しかし主要メンバー達がSMAPや嵐並みに個性バラバラすぎるので会話に奇妙な面白さが♪ますます今後の展開がめちゃくちゃ気になってきた！ 今回残念ながら、予約録画に失敗したのでレンタル視聴になったけど、お金出す価値は充分ある。 一体、次は何が起きるんだろう…？

青沼ねいる｢アイは人を信じやすい。すぐ許しちゃう。素敵なとこ。ダメだけど素敵なとこ。そういう子が時々いてくれないと、私達が救われない。｣

最後のメインキャラクター・沢木桃恵(さわき ももえ)が遂に登場。そしてエッグに導かれた四人の少女が遂に集う。 そこでちょっと思った。(気のせいかもしれないけれど)ここまでの話の流れ、アイドルアニメの構成に近いかもって感じた✨ 各メンバー紹介パートを1話ずつ用意して、紹介が終わった4話で4人を遂に引き合わせる。そして一つのチームとして、成り行きを追う感じ。 検討違いかもしれないし、何言ってるか分かんないって言われたらそれまでだけど(実際ボクもまとまっていないままで書いている)、予測不能なこの作品の考察に使えそうな取っ掛かりになるかもって思って思わず書きました。 今回の敵対者もかなり身勝手極まりないが、誰もが心に閉じ込めている直視したくない醜さの一片を感じさせるところはやっぱり流石です。 さて、次回はチーム戦か、スタンドプレーか気になります。