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ワンダーエッグ・プライオリティのnamikiriのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

視聴して思った事は、雰囲気で見るアニメだったな〜という感想でした。

作画や演出、音楽はかなりの出来栄えだったと思います。特にオープニングの演出は素晴らしいと思いました。少し京アニっぽさを感じましたね、個人的には😄

作品から感じたインスピレーションとしては、不思議の国のアリス、まどマギ、それに細田監督のようなデジタル的な世界観を加えたもののように見えました。

友達が欲しいと思っていた、主人公の唯一の友達。その友達が自殺してしまったというトラウマ。そこに、友達を与えようという導入。エッグの世界でトラウマが具現化したものとの対決を通じて、新たな友達ができるというとこまでは良かったです。

主人公がトラウマをなんらかの形で乗り越えて終結するのはなんとなく想像が付きましたが、果たしてどのような話の運びにするか、個人的には非常に楽しみにしていました。

ただ、最終話や総集編まで見ても、結局何を表現したかったのか、私にはつかめませんでした。

ひとつ思ったのは、あのオープニングから得られる「卒業」のイメージは素晴らしかったので、そこと話の結末がちゃんとリンクされたなら、筋が通ってカタルシスがあったかなと思っています。

TVアニメの現場で初の脚本ということなら仕方なかったのだと思います。

もし次回作があったら、また見てみたいと思っています。
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