オジサンの趣味を女の子がやってみるっていう(これ系の呼称を知らない)ありふれたテーマだったので、あまり期待せずに見始めた。(結局見てしまうのだが^ ^)
上品な劇伴と透明感のある演出が印象的で、叙景的な表現に徹した事が結果としてカブを引き立たせた。
カブがあればどこにだっていけるという、ある種の男のロマンをストイックに女子高生に演じさせた点が新しかった。
演出によっては、ゆるキャン のしまりんがやってる事(きらら系)と同じに映ってしまうはずなのに、キチンとテーマに沿って描き分けられていた事は凄いことだと思う。
日常の中に現れたカブという相棒とカブを中心に同好の士が集まっていく様は、まさに、"The power of Dreams" でそれがこの作品のテーマなのだと私は受け取った。
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残念な事は、この独特の叙景的な演出が、終始徹底されていなかった点が挙げられる。話数による演出家の違いやグロス請的なものの業界事情があったのかもなと思って見ていた。
