文化的ガールズトーク…の皮を借りたパンク。
落語要素は看板程度だし、時事ネタ・メタネタ成分の多さからどうしてもある程度の賞味期限を覚悟した作品だとは思うのだけれど、それってまさに落語みたいじゃない?とも。
グルーヴィとでも呼びたくなる会話の妙、無駄に動く作画、声優陣の魅力、EDにはももクロ…が幸せに相互作用していて、良いものがちゃんと良いものを呼ぶ好例。
文句があるとすれば、なんで今も続いてないんだろう…てことで、一生毎週ラジオででもやれば良いと思うの。声優さんが引退するときも、それこそ落語家のように二代目に引き継ぐのだ。
とはいえ、久米田康治作品って、他にも改蔵・絶望先生・かくしごと…とハズレなしに一定のトーンを保ちながら、カビが生える前に生産サイクルを回し続けている、実は日本でも稀な存在。
現行連載作品は『シブヤニアファミリー』。次のアニメ化となるか?期待込みで見守りたいところ。
これから観ようという方には、まず「市川海老蔵」のwikiをチラ見して当時を偲ぶのをおすすめしてみたりする。
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推しは苦来。