rainwatcherさんの映画レビュー・感想・評価

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

なんなんだこれは。情緒がヤバイ。情緒が、ヤバイ。(2回目)

恥ずかしながら、自分はこれまで原作小説やその映像化作品などに(少なくとも本腰を入れては)触れて来なかった。それが、この映画体験にあたっては
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

よく、天才・奇才の類を前にして「一度その頭の中をのぞいて見たいものですね」といったコメントがなされる。ただ、どうやらそれは軽々しく踏み込むべき領域ではないようだ。ひとたびそれが一部でも実現してしまった>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.0

夏こそはホラー強化週間part5。

特定の村や集落に伝わる業の深い風習とか、家系や血筋にまつわりつく呪い、みたいな要素にはむかしからなぜか惹かれるところがある。さらに呪怨ファーストレディである奥菜恵
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亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)

3.5

夏なればホラー強化週間part4。

今回、江戸の昔からあるのだとわかったもの。
・ネコミミ
・死亡フラグ
・煽り耐性の大切さ

四谷怪談に引き続き、秀逸なアングルに引き込まれる。現代編がモノクロで、
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.5

そこに愛はあるんか。

うーん…なんかこう、あれだ。。思ったよりも…最高だったな…
という、なんとも混みいった感情に二日ほど襲われている。しかしそれも栓なきこと、と思ってほしい。実は、MCU作品を映画
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テイキング・オブ・デボラ・ローガン(2014年製作の映画)

3.5

夏ゆえにホラー強化週間part3。

「記録系」ホラーにはだいたい肩透かしを食った思い出しかないところ(ブレアウィなんとかクトとか、パラノーなんとかビティとか、コンジアムとか)これはなかなか良いぞ。…
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

2.5

夏だからホラー強化週間part2。

ホラーとポルノってある意味で共通点があると思っている。つまりどちらも明確で即効性の高い目的があって、その満足をゴールに期待して観るというところ。ゆえに、たとえ全体
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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

4.0

夏なのでホラー強化週間part1。

当然時代は感じさせつつも、随所でスピリチュアル歌舞伎とでも言いたくなるような演出が凝っていて格好良い。CGやVFXでなく、あくまで特撮であることがもつナマの凄味と
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.5

さあ、あなたの「推し爺」はだれ!
・聡明でジェントルマンなジョー(マイケル・ケイン)?
・家族思いで懐の深いウィリー(モーガン・フリーマン)?
・アーティスト気質が魅力的なアル(アラン・アーキン)?
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バケモノの子(2015年製作の映画)

2.5

これは…ううむ、「風(FU)」映画ではないかなあ。

それはつまり、「少年が何かを通して成長した風」だったり「親子・師弟・バディ関係を感動的に描いた風」あるいは「斬新な異世界バトル風」…魅力的になり得
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Arc アーク(2021年製作の映画)

4.0

終映前のすべりこみ。

「不死」とは、果たして死の克服につながるのか?という、これまで数多のSFやファンタジーが描いてきた命題に、この作品もまた挑んでいる。そしてその答えは決してめちゃ斬新というわけで
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.0

これ、、、全部入りやないかい!

■ハリウッド映画全部入り
スペクタクルもパニックもモンスターホラーも家族愛もバディものも、「あの頃の」ハリウッド映画がだいたい観られる。ちゃんとお金がたくさんかかって
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ロビン・フッド(1973年製作の映画)

3.5

これで1973年とは、やっぱりいま見ても信じられないくらい動いてる。さすがディズニー。。わかりやすく勧善懲悪なお話であり、腕っぷしよりも知略で敵を出し抜くヒーロー像は現代も廃れないモデルケース。絵本そ>>続きを読む

ハードエイト(1996年製作の映画)

4.0

フィリップ・ベイカー・ホール。この映画のパワーは、ほとんどそのまま彼の存在感に他ならない。
というのも、そこまで派手なことは何も起こらないのだ。というと語弊がありまくるけれど、少なくとも表面的な印象と
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蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

4.0

原作小説は中村明日美子の漫画のように線が細い画風のイメージを胸に読んでいたので、映画におけるモリーナ/ヴァレンティンいずれもかなり「MANLY」なルックに少しチューニングの時間を要した。

映画はほと
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劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし(2013年製作の映画)

3.0

とてもゆっくりときがながれて、じくうがぐんにゃりしてくるよ。ゆるいしゃくかせぎのれんぞくに、こぴぺこぴぺのえいぞうとうたがあわさってきみょうなぐるーぶかんがうまれ、はなからすこしずつのうみそがもれてく>>続きを読む

恋人たち(1958年製作の映画)

3.5

恋はどれほど人をパッパラパーにするか?

美貌の社長夫人であるジャンヌは田園地帯で一見なに不自由なく暮らしているようで、退屈な妻や母としての役割から逃げるように毎週末には都会に出かけ、セレブな友人やス
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.0

もはや本筋においてはスピンオフに出演してる程度の存在感ながら、もういろいろ疲れてる日本の皆さまと映画延期の鬱憤をまとめてあくまでも架空の競技場にぶち込む国民的探偵が観れるのはこの映画だけ。

あと、で
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.0

「不思議だ、違う場所に来たのに同じに見える」

ここではないどこかへの憧れと諦めについて、ここまでぴったりあらわした一節があるだろうか。粗いモノクロで映された風景は、クリーブランドの雪もフロリダの海も
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.5

世の中には二種類の人間がいて、それはつまり「二人のじじいがずーっとびちゃびちゃになる映画があるよ」と聞いて「へえ…」となってインスタに戻る人間と「ほほう」となって前のめる人間にほかならない。わたくしは>>続きを読む

わんわん物語(2019年製作の映画)

3.0

この映画に登場する犬たちは本物+口元CGなのだそう。とはいえあのフルCG版ライオンキングを作り上げたディズニーなので、もはやCGなのかリアルなのかの境目はどうでもいいレベルであることに気づき、なんとも>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.0

「The Entertainer」。テーマ曲として全編を彩るラグタイムの名曲が、まさにこの映画を言い表してる。
いわゆるコンゲームものというのかケイパーものというのか、現代のオーシャンズシリーズやガイ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.5

ピクサーお得意の異種交流譚なわけだけれど、久しぶりにかなりシンプル&ポジティブ。
舞台がイタリアということもあるのか?太陽そして海!という燦々とした明快さがビジュアルからも物語からも突き抜ける。トイス
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

傷つくのはもちろん痛いが、治癒するのにもまた痛みが伴う。

子供が成長する過程において、家庭という場で無条件に承認される体験を積むことが重要だといわれている。そこで得た自己肯定感が、その後社会に出たと
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シライサン(2020年製作の映画)

3.0

いわゆるリングの系統というか呪い感染ものなんだけれど、この「シライサン」自体のバックグラウンドがそこまで掘り下げられないので人型はしていれど人格はあるのかどうか不明、より「呪いのシステム」だけが残って>>続きを読む

オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.5

よもやこんなところで、スカーレットウィッチの国宝級にMARVELなおっぱいが拝めるとは有り難や。空にゃ天国・地にゃ地獄、これもまたひとつの因果律、シネマティックなマルチバース…(怒られそう)(ウェスト>>続きを読む

ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.5

人どうしの出会いは星の公転軌道のようで、それぞれが先の見えない闇の中で楕円を描いているものがほんの気まぐれに重なったり、衝突したり、すれ違ったりする。やがて忘れ去られるような一瞬の邂逅であっても、そこ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

これをじっと座って観るなんて新手の拷問である。
それほど、まず何を差し置いても演奏が素晴らしすぎる。別にトーキングヘッズやデヴィッドバーン、80sの音楽なんかを知らない人にだって(自分もまったくリアル
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.0

「アメリカン・ユートピア」の予習として復習。

ライヴパフォーマンスの類には、キャリアの中で本人たちにも計り知れない魔法というか化学反応がスパークしてしまう瞬間というのがあると思う。後になって「脂の乗
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

「幸福は創造の敵だ」
この言葉に頷ける人間であれば、この映画はまたとない贈り物になる。かくいうわたくしも「リア充のくせにアニメ観てんじゃねえ」「イケメンのくせにバンドやってんじゃねえ」などという心のア
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.0

つまり映画とは神のようなものなのか。
もしかすると実体はなく、虚飾の集まりで、果てに救いがなかったとしても、身を捧げる行為そのものに価値があってクソみたいな人生に多少なりとも輝き(スター)を与えること
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.0

才能という呪い。
芸術やスポーツ、ビジネス、、、何かに少しでも挑戦した人であれば挫折の味を知っている。本当に成功する一握りの人間は、やはり努力では如何ともし難い「才能」を持っていると。というか、正確に
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.0

おっぱいを出す者が生き、ケチる者は死ぬ。なんと掟破りかつ崇高なメッセージだろう。

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.5

なんでつまんないのかっていうと単純で、「ずーっと同じことやってるから」なんだろう。

サメさんとの対決は何ラウンドもあるのだけれど、実質
・追ってくるのをギリギリかわせるかかわせないかサスペンス
・船
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.0

ドラマ30点、美術100点、アクション2万点。それで良いではござらんか。おろろ。

第9地区(2009年製作の映画)

4.0

・エビというよりはシャコ。
・これだけのことがあったのに大局としてはお互い何も理解されないし、解決していない。というのが厳しすぎるリアリティで、最も刺さるところ。
・燃料にもなる変異ウィルスってさすが
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