頭文字D Fifth Stageの11の情報・感想・評価

エピソード11
ACT.11 終止符、そして…
拍手:0回
あらすじ
一度避けられたくらいで凛の攻撃が終わるはずもなく、コーナーの途中でBNR32をFC3Sの右横に付け、アウト側に押しやろうとする。だが今度も啓介は冷静な判断力を発揮し、アウト側の路肩をバンク代わりに窮地を脱出した。繰り返す死闘を目の当たりに追走する池田はBNR32の不安定な挙動に気づく。バトルに固執するあまり、タイヤが消耗してしまったのだ。このままではコーナーはおろか減速もできないが、それでも凛はバトルを止めようとしなかった。
コメント3件
8823peメモ

8823peメモ

このコメントはネタバレを含みます

「あんた一人にそこまでやらせるワケにはいかねえな!感激したぜ!手伝わせてくれ!」 「香織が…来ていたんだ。感じなかったか、涼介」「感じました。香織さんがいつもつけていた香水の匂いが…あんな場所にあるはずのない匂いなのに、料金所の手前で突然車に飛び込んできたんです。直感的に思いました…香織さんが来ているんだと。先輩、俺たち二人は多分ちょっとした奇跡に立ち会ったんだと思います。今日は彼女の命日なんですよ。先輩を助けたのは香織さんなんじゃないですか?」「フッ…涼介、お前はバァーカじゃないのか。明確な殺意を持って俺は後ろを走っていたんだ。ひとつ間違えていればお前は殺人事件の被害者なんだぞ。なのに何故しれっとしていられる。他人事みたいに語っている場合かよ!」「なんのことだか分かりませんね。俺たちはバトルをしただけです。あなたが俺を本気で殺すつもりなら簡単なことだ。でも、そうはならなかった。あなたが自分のルールを守っていたからだ。だから俺も受けて立った。持てる能力のすべてを出し切って俺たちは今ここに立っている。最後の公道バトルの相手があなただったことが、何よりも価値があるんです。俺に峠の楽しさを教えてくれたのはあなたですよ、先輩。あなたの前でいい走りができた。心から満足です。おれにとってはそれだけでいいんです」「終わりにしよう。いくら考えても答えは出なかった。ただ苦しかった。いつも自分を責めるだけで眠れない夜が果てしなく続いた。ネガティブなイメージだけが膨らんでいくんだ。だけど今夜、お前と走って何かが吹っ切れた気がする。思いの丈を吐き出すことができたからだろう。お前は受け止めてくれた。どれほど言葉を連ねるよりも雄弁に伝わってくるものがあったよ。お前も俺と同じ苦しさを抱えている…それがよく分かったんだ。すまなかったな涼介。感謝している。無視しようと思えばそうすることもできたのに、お前は来てくれた。お前と走れて満足だ。心からそう言える…」 ★「大事な車が擦り傷だらけですね」「すまんな。やむにやまれぬ事情でね」「傷のひとつひとつを見れば、どれほど過酷な局面をくぐり抜けてきたのか想像はつきますよ。あえて多くは言いません。よく無事で戻ってくれました。さすがは高橋涼介…お疲れ様です」「俺自身も、あの人と走ることによって色んなものを吐き出せた気がする。自分のためのバトルでもあったと思ってるよ」「〈何かが違う。涼介さんの表情が前と違う。何かが吹っ切れたような、いい表情になった〉」「チームのリーダーとして二人のドライバーを戦いに送り出す立場の俺は、最前線のリアルをどんな時も分かっていないといけない。その部分がぼやけることが一番怖い。最終戦を前にそこをキッチリと確認することができたよ。神奈川エリアで最もリスキーなステージでやれるだけのことはやった。ウチのダブルエースはもう俺を超えている。あの二人なら大丈夫だ」「あと1戦です。勝ちに行きましょう。全力で」 「アイツがR32を処分したらしい」「アイツって…凛さんのことか?」「そうさ。何がキッカケでアイツが変わったのかは分からないがな。死神GTRが箱根に出没することはもう二度とない。どういう風の吹き回しか、以前の職場に復職願いが出されているそうだ」「北条家にとってはいいことじゃないのか?」「そうかもしれないが、俺にとっちゃどうでもいい。ガキならともかく、今さら兄弟仲良くって年でもないしな。〈いい年して兄貴兄貴ってのもキモいだろうが。何がプロジェクトDだ。俺が止めるぜ、高橋啓介〉」 「すげーもんだなあ。このタイヤの使い方…けど引っかかるなあ。コントロールできすぎなとこが」 「やれやれ。ナーバスになっとる、ウチの大将は。相手方の揺動作戦に見事に乗せられとるがな。ここまで来て大きくスペックを変えるわけがない。あのFDはもう完成してバランスが取れてる。俺は騙されんぞ、高橋涼介…アンタとの知恵比べや。相手にとって不足はない」 「よっ、ゼロのお兄さん」「誰かと思えば、246の熱血アニキじゃないか」「いよいよ来るところまで来たって感じだな。俺の予想ではアンタのところで止めてくれると思ってたんだけどな」「すまんな、力不足で。高橋啓介…どんなドライバーだ?」「ハーフウエットでのアクセルコントロールが抜群に上手かったな。リアタイヤに体の神経が同調しているかのようなトラクションのコントロールができていた。勝負所での集中力というか、切り替えも凄い。ブースターに点火したジェット戦闘機のような、ゼロ理論ではありえない領域に入っていく…つまり、アンタに似たタイプかな」「俺に?」「闘争心を剥き出しにして乗っていくタイプだ。技術もあるし理屈も分かっているが、最後は気持ちで行く感覚派だろ?アンタと高橋啓介は、そういうところが似ている」「ふーん、悪い気はしないがね」「藤原拓海はどんなドライバーだい。アンタに聞いておきたいね。一番リアルなところを見てきているわけだからな」「アイツを表現するのが難しいな。まるで、ブラックホールとでも言うか…」「ブラックホール?」「なんでも貪欲に放り込んでいくスペースの広さがある。頑ななまでに自分のスタイルがあるようでいて、本当は無色透明でじゅうなんだ。一戦ごとに確実に成長しているはずだ。多分、俺が戦った時のアイツと、今のアイツはもう同じじゃない」「高い評価だな。絶賛じゃないか。それならばプロジェクトD対サイドワインダー、この対決どう占う」「ざっくりと来たな。残念ではあるけど、サイドワインダーが勝つだろうね」「俺も同じ答えだ。俺は高橋涼介という男に惚れ込んでいてね。神奈川エリアの一員としては大きな声では言えないが、心情的にはプロジェクトDに勝たせたいと思う。だが無理だ。サイドワインダーには十分な時間があった。久保英次という参謀がついている限り、刺客はない」「だけど勝負はやってみなければ分からない。プロジェクトDが勝つ可能性がないわけではない。ドライバーの成長が僅かな希望だ。勝てる確率は5分の1ってとこか。20%程度の勝算ということだ」 「なんか偉いことんなってるぜ。今までと比べものにならないぐらいの人数がストップウォッチ持って立ってる。どんだけ暇なのって話だよ」「それを言うなら、わざわざ群馬から箱根まで峠攻めに来る俺たちも同じだろ」「そりゃまそうだけどさ。区間タイム測られてるぜ。かなり細かく区切ってやってる感じ」「それもちょっとイヤだなあ。こっちの手の内を探られるのは…」「カモフラージュのパターンを1枚増やそうか?」「それはしない。いつもと同じだ。ヘタに動いてプラクティスが不十分な終わり方をすることの方が怖い。ここまでくれば普段通りの俺たちのスタイルは崩さない」「分かったよ。せいぜい拝ませてやるよ。北関東最強のプロジェクトDのスタイルを!」「ま、そういう意味だ…」 「確かに人はたくさんいるけど、押してないですよ。ボタン」「え?」「1戦目からタイム測ってメモとかしてる人たちいたんですよ。多分、同じ人たちだと思います。見覚えある顔いましたから。でも、今日はボタン押してないですね」「確かか、藤原」「はい」「〈走りながらそんなとこまで気がついてるコイツが…凄い〉でも、どういうことかな、涼介。啓介の話と違っているのは…」「いいんだ。二人が言っていることはそれぞれ正しい。想定通りさ」
アキオ

アキオ

このコメントはネタバレを含みます

男としての格が違いすぎる。人の悩みも受け入れるだけの余裕を手に入れないとな。 涼介はスマートでどこまでも真っ直ぐで___本当に白い彗星だ。 2人は走りを通して、香織の死を本当の意味で乗り越えたんだと思う。 俺も走りを通して、生き方・人生、悩みを共有できるようなことを経験してみたいなぁ、、、 伝えるコトによって気づくコトがある___そんなことが、ニュータイプみたいなことが現実であるのかなぁ。。分からないけど、それが経験できると信じて俺は今日も峠に、首都高に上がるんだ。 うわ、拓海の彼女かわいくていいなぁ。 このあとの86vs86は見たくないなぁ、、、結末知ってるし、、、
三三二

三三二

このコメントはネタバレを含みます

か、香織が、、来ている、、❔❕