風来坊

バイオハザード: インフィニット ダークネスの風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
これは存在を全く知りませんでした。デスアイランドを観るために復習で時系列を調べていたら発見。私はアニメドラマは全くノーマークなので…。
1話約30分くらいで全4話のエピソードで映画1本分で私としてはありがたく丁度いい尺。

時系列としては「バイオハザード ディジェネレーション」の1年後を描いています。
ディジェネレーションでは赤髪よりだったクレアは茶髪で最近のクレア寄りに。革の赤ジャケットクレアで更に眼鏡姿も拝めます。
レオンの方は不精髭でディジェネレーションから1年しか経ってないのに随分と老けた印象(笑)

2021年の作品でNETFLIXオリジナルなので予算もあってかCGの出来はディジェネレーションを遥かに凌ぎ人間の表情など細かい部分がよく描かれています。
ストーリー的にはプロローグでほぼ怪しい人物は見当が付くし、物語の方向性も大体読めるので意外性はない…。

というか最初から正直に話していたらあのレオンなら協力したろうに…。
それでもアメリカと中国との緊張状態を反映したりは現実と重なって妙なリアルさがありました。

アメリカ政府の陰謀を絡めた割りにはちょっと話が薄っぺらいのと、あのクレアやレオンが後手に回るのがちょっと残念…。
中国からアメリカまでワープしたの?っていうところやレオンのアメリカ寄りな行動などツッコミどころも多い…。意固地で私の知ってるレオンとは違う印象。

それでも生物兵器を利用しようとするゾンビよりも怖いのは人間の欲望というバイオハザードの原点は表現されてましたし、タイラントみたいなヤツやロケラン登場などバイオファンならまあ普通に楽しめると思います。

まとめの一言
「安らかに眠れ、クソったれ」
風来坊

風来坊