テルヒサ

トップをねらえ2!のテルヒサのレビュー・感想・評価

トップをねらえ2!(2004年製作のアニメ)
5.0
強さは体の大きさじゃない、心の力だ!それが、努力と根性だ!

アニメーションとして、続編として面白すぎる大傑作!夢中になった!
キャラクターの個性や造形、セリフ、映像快感に従ったアクションの作画が良いのはもちろん、トップ1を踏襲したストーリー構成、どんでん返し、大義と個人両方での対立、大人になるとは、あがりを迎えるとは、などの要素が相互作用して面白さを高めている。
前作のハードSFをしっかりと継承しながら追加された要素も魅力的で、はちゃめちゃに見せてしっかりと伏線やフックがある非常に巧みな脚本。
トップレスという思春期を反映したようなそれぞれのキャラクターが、アニメを見る人、大人になりたい人にテーマを投げかける。最後に立ち直るラルクは背中を押してくれる。
トップレスとは子供の頃の万能感という設定もあり、それを完全に否定するわけではない、というメッセージにじーんときた。
心の中にバスターマシンをもつとは、何か別のものに縋るオタクに対するアンチテーゼのようでもある名言。
何回でも見直したいし、見るたびにきっともっと好きになると思う。
なぜならば!
テルヒサ

テルヒサ