テルヒサ

魔法少女まどか☆マギカのテルヒサのレビュー・感想・評価

魔法少女まどか☆マギカ(2011年製作のアニメ)
5.0
傑作!
6話あたりからの展開、面白さの尻上がりがすごい!
なんとなく予想したループ展開も予想を超える面白さとギミックがあり、最後は好みのセカイ系のような流れになったので大満足。
ほむらが裏主人公として成立してたのは、その純粋さゆえであり、そこも含めてまどかが救うことにして、その代償に上位の概念へとシフトする、ていうのはよくできてる。しかもまどかに因果が集まったのはほむら自身の行動が原因だったというのは、ほむらに容赦がない設定なので、まどかがそれに報いを与えるシーンが感動的に見える。至る所で虚淵玄の世界観やストーリーを作る視野の広さ、巧みさを感じる。ほむらの純粋な心の観測者というキャラクターは他にあまりない気がする。魔法「少女」という純粋で繊細なイメージしやすいキャラクターだからこそまどかのあらゆる行動、選択にも納得がいく。キャラクター性の選択、利用も含めて見事だった。エンタメとして超良質。
あとはワルプルギスとはなんだったのか、もしくは魔獣とは何か、が残されている感じがする。
キュゥべえのキャラ設定もよくできてる。
だからこそキュゥべえ、お前だけは許さん。
テルヒサ

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