パンフレット

スプリガンのパンフレットのレビュー・感想・評価

スプリガン(2022年製作のアニメ)
3.5
細かい設定の現代的なアップデートがされてて、そこは好感が持てた。例えば、ソ連のKGBカーゲーベーがロシアのSVRエスヴェーエルなど。
(現代的アップデートがされてるとなると、やはり中国軍/政府相手のオリジナルストーリーは見てみたい。まぁ、中国のアニメーターに外注してるみたいなので、無理な気がするけど)

ただ、気になるところもあり、特に兵士たちの動き。スピーディに動くべきようなところも、モッタリとかモッサリした動きで、違和感を感じる。個々の戦闘シーンになると、急にスピード感溢れるので、違いが際立ってしまう。
戦闘シーンをCGで描いているのもかなり関係があるのかもしれない。

兵士たちがほぼほぼ必ずマスク姿なのも違和感だが、アニメーターの労力削減の意図は理解できる。無個性にした方が描きやすいと思う。

謎にグロい描写、ここは評価して良いのか悪いのか。そこまで厳しい規制をかけてないのは、Netflix特有なのかな。とは言え、生理的に無理とまでは言えない。ただ、もう少しサクッとした描写の方が良かったかも。


初めて漫画を読んでからだいぶ時間が経って、それでも好きな設定の漫画なのであーだこーだとダメ出ししてしまうけど、あまり昨今のアニメを追わない自分からしたら、今風で気に入ってる。

単純に、染井芳乃の動きが良い。ヌルヌルと滑らかでアニメっぽい。比較すると、男の絵柄が少し変に見える。

どうやら説明編っぽい
御神苗の人柄や装備、その周辺人物を紹介するストーリーばかり。
ただ、90年代の漫画なので、知らない人にも説明すべきことがたくさんあるだろうから、アニメ化するにあたって良いエピソードを選んだと思う(ティア・フラットはOPにいるので、次のシーズンの第一話か早いうちに登場かな)

漫画の再現度は高い。見ていると、あのシーンが再現されてると、次々と思い出される。


全体的に、画風が安定していないのは、謎。アニメっぽかったり、リアルっぽかったり。一貫していない気がする、気のせいか。


次のシーズンでは、
龍脈地図→COSMOS登場
獣人伝承→ティア・フラット登場
降臨→トニー・ベネット登場
聖杯→ネオナチス編完結
山岳ピラミッド→COSMOS編完結
最終回
と予想。

ただ、これだとまだまだ語り足りない。
仮面伝説→笹原姉妹が登場しているので
修学旅行→御神苗の学生的な一面が一番出てる
精霊惑星→御神苗の養父登場
混乱の塔
等、良いストーリーはあるので、シーズン3ぐらいまで続けて欲しい。