ようやく全て見ることができた。なかなか見るチャンスがないながらも、原作漫画はお気に入りの作品だったので、全エピソードを楽しんで見ることができた。
原作の傑作選だとは思うが、まだまだ良い作品があるので、心残りでもある。
地政学、地理、歴史、考古学といった学問的な魅力のみならず、元SAS出身といった複雑な背景からのミリタリ系エピソード、保険調査のオプとしての探偵的ミステリなど、多方面のジャンルを扱うのに、うまくまとまっている。
やっぱりアニメになっても良い作品。
湾岸戦争の話や旧ソ連の殺し屋と二度対峙した話、チャウシェスクの話など、もっともっとアニメ化して欲しかった。
日テレが制作に関わっているので、簡単に見る機会はないかなと思っていたが、こうしてNetflixで配信されたのは、もしかしてNetflixで『Reマスター』をアニメ化する布石だったら嬉しいし、強く願うばかり。『PLUTO』がNetflixで製作されたことだし。いや、むしろNetflixに売り込んで欲しい。絶対にNetflixに寄与する。
『パイナップルARMY』や『キートン動物記』でも可。
今や、このような好奇心や知識欲をくすぐる漫画は少ない。似ているのは、『紛争でしたら八田まで』かなと思う。
