"とどのつまり、信頼なんて互いの欠点を認め合うことからしか始まらないんだしさ、苦労するよ。連中デリケートだから。"
■作品について■
初期OVAシリーズ、劇場版の好評を受けてテレビシリーズとして展開した作品。
ただし、初期OVAシリーズ、劇場版とも話は繋がっていない全くの別作品。
■感想■
1989年のロボットSF警察アニメ作品。
全47話。
初期OVAシリーズの重厚さを削ぎ落して、軽快になったストーリーが特徴。
なので、気軽に何も考えずに見れる。
放送当時の1989年からすれば、細かな設定があるので素晴らしいと定評らしい。
が、それを考慮しても、トッピング程度の設定で"リアリティがある"とは言えないし思えなかった。
それに、やっぱり初期OVAの「良さ」を無くしてしまったので、イマイチ見所に欠ける。
特にキャラクターの酷さが浮き彫りに。。。
警察官とは思えない行動&反省の色なしの太田。
愛用機最優先で屑な言動もあった主人公。
何より47話もあるのにキャラクターが成長しきれていない。
極め付けが44話「CLATよ永遠に」。
原作にある話かは知らないけど、終始ふざけたような展開でしかも夢オチという最悪さ。
とは言え、この頃からメディアの身勝手な行動が描かれていたのは面白いし、
12話「太田 惑いの午後」は良かった。