ろいろい

PERSONA -trinity soul-のろいろいのレビュー・感想・評価

PERSONA -trinity soul-(2008年製作のアニメ)
3.0
💠favorite line💠
"帰ろう、諒兄ちゃん"

🎞️story&information🎞️
高校生の神郷慎は、弟の洵と共に、長男で綾凪市の若き警察署長である諒と10年ぶりに再会する。
その頃、綾凪市ではある怪奇事件に襲われていた。
潜水艇の中から忽然と姿を消した乗組員。
10年ぶりに世間を騒がせる無気力症。
学生が無惨な姿となって殺されていく表裏反転死体事件。
兄弟達の運命の歯車が今回り始める――。


監督は松本淳。

原案の『ペルソナ3』の世界から10年後のパラレルワールドを描いている。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
2008年に放送されたファンタジーサスペンス作品。
全26話。

ペルソナのバトル、猟奇殺人を追跡するミステリー、知り合う人々との交流。
そして、兄弟の絆を描いた物語。
良くも悪くも雰囲気アニメだった。

終始暗い展開が特徴的。
概念的な話が多いのにも関わらず、
・物語の終盤でも物語の根幹となる存在の意味が不明確
・潜水艦クルー喪失、リバース事件、無気力症の深堀が無い
ため、不完全燃焼に陥る。

おおよそ、「ペルソナ」は潜在意識の象徴、「くじら」にはあの世の意識集合体のようなものを指しているのだろうけど、
圧倒的表現不足で最終話まで観ても曖昧。
製作陣自身も何を描いていたのかわかっていないのじゃないだろうかと考えてしまうほど。

さらに、戦闘自体も地味。
そもそも戦闘もしないまま敵が自滅していくので、盛り上がりにかける。

"意識"とその逆の"無意識"を同時に描きたかったのかもしれないけど、
登場人物誰一人として言動が一致していないのが気になってしょうがなかった。

雰囲気アニメとして見るなら良いけど、強くはおススメはしない。

—-✄———-✄———-✄—-
story:dアニメストア参考
information:Wiki参考
ろいろい

ろいろい