星空みゆきは中学2年生の女の子。今日は七色ヶ丘に引っ越して、はじめての登校日です。遅刻しそうで急いでいると、空から本が飛んできました。しかも中から何か飛び出します。現れたのはキャンディという絵本の国の妖精でした。絵本が大好きなみゆきは大喜びしますが、キャンディはどこかへ行ってしまいます。そしてみゆきはキャンディの残した本を拾いました。今のことは夢じゃないと思いつつも、みゆきは学校へ急ぎます。はじめての学校でみゆきは自己紹介をしますが、緊張で何を言ったらいいかわからなくなりました… そんなみゆきを助けたのは去年、転校してきたというあかねでした。あかねはスポーツ万能のなお、学級委員のれいか、泣き虫のやよいなど、クラスのみんなを次々に紹介します。その紹介で緊張がとけたみゆきは、絵本が大好きなことをみんなにアピールできました。放課後、キャンディのことが気になったみゆきは、学校を探検することを決めます。そして図書室で光る本を見つけました。さわっているうちに本は輝きを増し、みゆきを吸い込んでしまいます。そのころ何かを探していたキャンディの前に、ウルフルンが現れました。 みゆきが迷い込んだのは本が並ぶ不思議な世界でした。その本のすき間からキャンディを見つけたみゆきが拾った本を差し込むと本棚が輝きだします。そしてみゆきをキャンディのいる所へと導きました。キャンディはウルフルンに襲われ大ピンチ、思わずみゆきはキャンディを助けて逃げ出します。でも、すぐに追いつかれてしまいました。そのとき、みゆきのもとにスマイルパクトが現れます。キャンディの言うとおりスマイルパクトを使うとみゆきはプリキュアに変身しました。キラキラ輝く未来の光キュアハッピーの誕生です。 変身したハッピーですが、まだ自分の力を知りません。しかもウルフルンはアカンベェという怪物まで生み出してきました。思わず逃げ出すハッピーでしたが、途中で自分がすごい力を持っていることに気づきます。反撃に出たハッピーはキャンディの言うとおり、スマイルパクトに気合を込めて癒しの力『プリキュア・ハッピーシャワー』を放ちました。その威力の前にアカンベェは浄化され、キュアデコルへと姿を変えます。それを見て逃げ出すウルフルン。すべてが終わってキャンディからいろいろなことを聞くみゆきは、プリキュアとしてハッピーエンドを目指すため、これからもガンバることを決めるのでした。
キャンディを助けようとしてキュアハッピーに変身したみゆき。これからもプリキュアとしてキュアデコルを探し。キャンディを助けることを決めましたが、キャンディからプリキュアは全員で5人もいると教えられてビックリします。そこでみゆきは、バレー部で活躍するあかねに、プリキュアをやってもらおうと声をかけました。ところがキャンディに、プリキュアは誰でもなれるわけでないと止められます。ガッカリするみゆきでしたが、あかねのことをもっとよく知ろうと思い、放課後に行われるバレー部の練習を見学しました。 バレー部の練習試合では思ったより力が出せずに、いいところを見せられなかったあかね。そこであかねは練習終了後、土手で特訓を始めます。それを見ていたみゆきは、あかねの特訓に付き合うことを決めました。練習を通じて仲良くなっていくみゆきとあかね。すっかりプリキュア探しを忘れたみゆきにキャンディはご機嫌ななめです。翌日、ふたたび練習試合をしたあかねでしたが、特訓の成果が上手くいって大活躍しました。でも、そこへバッドエナジーを集めようとウルフルンが現れ、みんなの気持ちを落ち込ませていきます。 みゆきはプリキュアに変身、ウルフルンに挑んでいきます。するとウルフルンはバレーボールをアカンベェに変えました。アカンベェを浄化しようとハッピーシャワーを放ったハッピーでしたが外してしまい、ピンチになってしまいます。その苦戦するハッピーの声を聞き、あかねが正気を取り戻しました。ハッピーがみゆきだと気づいたあかねは、助けようと果敢にアカンベェへ挑んでいきます。そのとき、ふたたびスマイルパクトが現れ、あかねをプリキュアに変身させました。太陽サンサン熱血パワー！キュアサニーの誕生です。 自分がプリキュアに変身したことにおどろくサニーでしたが、そのパワーでアカンベェに挑んでいきました。そしてスマイルパクトに気合を込めて放つプリキュア・サニーファイヤーでアカンベェを浄化、キュアデコルを手に入れます。こうしてみんなをバッドエンドから救ったみゆきとあかねは、あらためて友だちになった証としてお互いを名前で呼ぶことにしました。それを見ていたキャンディは、あかねが友だちであるみゆきを必死で助けようとしていたことを思い出し。プリキュアに必要なものは友だちを大切に思う心ではないかと思うのです。
あかねが仲間に加わって、残りのプリキュアはあと3人。そこでみゆきは、あかねにキュアデコルのことを教えていました。すると、何かを一生懸命に描いているやよいを見つけます。こっそり見てみると、そこにはカッコいいヒーローの絵が描いてありました。やよいの描くイラストに感動するみゆきとあかね。でも、やよいは恥ずかしがって隠してしまいます。そんなとき、校内美化週間のポスターを描くクラス代表を誰にするか決めなければならないことになりました。そこでみゆきとあかねは、絵が上手なやよいを推薦します。 ほかのクラス代表はみんな絵が上手い人ばかりで、自信がなさそうなやよい。でも、みゆきは本当はやよいが絵を描いてみたいと思っていることに気づき、もっと自信を持つように励まし、絵を描くお手伝いをすることを決めます。みゆきも一緒に協力し、やよいはついにカッコいいヒーローが描かれたポスターを完成させました。やよいは自信のなかった自分を励ましてくれたことをみゆきとあかねに感謝します。でも、その友情の気持ちをこころよく思っていないものがいました。バッドエンド王国から来たアカオーニです。 コンテストの結果が発表、やよいの絵は努力賞でした。でも、心ない人の言葉で傷ついたやよいは自分の絵をはがして走り去ってしまいます。そこへアカオーニが現れ、みんなを悲しい気持ちにさせてしまいました。しかもやよいの絵をアカンベェに変えてしまいます。それに怒ったみゆきとあかねはプリキュアに変身、渾身の決め技を放ちますが失敗しました。ピンチのプリキュアの声で我に返ったやよいは、ふたりがみゆきとあかねだと気づき、助けようと勇気を出します。すると、やよいのもとにスマイルパクトが現れました。 キャンディの言うとおり、スマイルパクトを使って変身するやよい。ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪キュアピースの誕生です。しかし、プリキュアになってもピースは弱虫のままで、思わずアカンベェを見て逃げ出してしまいます。でも、ピンチになったそのとき、アカンベェに稲妻が走りました。ピースの浄化の力は雷だったのです。スマイルパクトに気合を込めたピースは、プリキュア・ピースサンダーで見事にアカンベェを浄化しました。ついに3人となったプリキュア。やよいも勇気を出したことでみゆきと友だちになり、大喜びのあまり泣いてしまいます。
一緒にプリキュアをやることになり、みゆきとあかねとやよいは仲良くなりました。今日も昼休みのお弁当を一緒に食べています。でも、ちょっと怖い先輩にイジワルされそうになりました。それを助けてくれたのは、正義感あふれるなおです。しかも、なおは運動神経バツグンで、女子サッカー部でも大活躍していました。そんななおがプリキュアだったらイイナと思ったみゆき。そこでみゆきはなおに声をかけようとしますが、人気者のなおにはなかなか近づけません。そこで休みの日、みゆきはなおに会うためにお出かけします。 道がわからず迷子になるみゆき。そこへなおが現れます。みゆきはなおと一緒に家をたずねることになりました。家に着くと、現れたのはなおの弟と妹たち。なおは6人兄弟の一番上のお姉さんだったのです。お父さんとお母さんが留守のため、なおがご飯を作ることになりました。そこでみゆきは、なおの弟たちと遊ぶことになったのですが、ワンパクな弟たちにてこずってしまいます。キャンディも大変な目にあって、あかねとやよいに助けてもらおうと探しに行きました。でも、おかげでみゆきはすっかり弟たちと仲良しです。 お昼ご飯も食べ終わって、みゆきたちは外で遊ぶことになりました。あかねとやよいも駆けつけて、みんなで楽しそうです。でも、そこへまたアカオーニが現れて、なおや弟たちの心を暗くしてしまいました。みゆきたちはプリキュアに変身、なおたちに迫るアカンベェを止めようとガンバります。でも、アカンベェは強力で、ピンチになってしまいました。そんなとき、なおが元に戻ります。絆なんてくだらないというアカオーニに、そんなことはないと反論するなお。すると、その気持ちに応えるようにスマイルパクトが現れました。 キャンディの言うとおり、スマイルパクトで変身するなお。勇気リンリン直球勝負！キュアマーチの誕生です。初めてプリキュアになって戸惑うマーチでしたが、抜群の運動神経でアカンベェを翻弄しました。そして、スマイルパクトに気合を込めて発射する、プリキュア・マーチシュートでアカンベェを浄化します。事件も無事解決して、あらためてなおを仲間に誘うとするみゆき。でも、それよりも早く、なおのほうからプリキュアの仲間に入れて欲しいと頼んできました。思わずウルトラハッピーになるみゆき。その気持ちは、顔にボールがぶつかったくらいでは消えないほどのうれしさでした。
なおが仲間になって、プリキュアは4人になりました。残るプリキュアはあとひとりです。そんなとき、みゆきは最後のプリキュアにふさわしい女の子を見つけました。それは学級委員で生徒会副会長でもあるれいかです。れいかはだれにでも優しくて、しっかりもので責任感も強く、かしこくて頭がいいと文句のつけようのない優等生でした。みゆきの意見にみんなも大賛成です。さっそく、みんなはれいかにプリキュアになってもらうよう、お願いに行きました。でも、れいかは今は忙しくてプリキュアにはなれないと断ってしまいます。 実は生徒会主催で、子供たちに絵本の読み聞かせ会をやる予定でしたが、生徒会長が病気で出席できず、生徒会の残りの3人だけでやることになったからです。それを聞いたみゆきは、絵本の読み聞かせ会を手伝うと言い出しました。もちろん、あかねたちも一緒です。最初は迷惑をかけられないと断っていたれいかでしたが、みゆきたちの熱意に押されて、手伝ってもらうことになりました。みゆきたちのアイディアと協力で、準備は順調に進んでいきます。そして無事に準備は終了、れいかは心からみゆきたちに感謝するのでした。 いよいよ読み聞かせ会が始まりました。子供たちの反応もよく、みんな喜んで見ています。そこへバッドエンド王国からマジョリーナがやって来ました。マジョリーナはみんなの心を暗くすると、アカンベェを呼び出します。みゆきたちはプリキュアに変身、アカンベェに挑みました。でも、アカンベェは鏡の力で分身して、プリキュアの浄化技を全部かわしてしまいます。力尽きたプリキュアを見て、マジョリーナは勝利を確信、読み聞かせ会をバカにしました。それを怒ったれいかが目を覚まします。そしてスマイルパクトが現れました。 キャンディの言うとおり、スマイルパクトでプリキュアに変身するれいか。しんしんと降り積もる清き心！キュアビューティの誕生です。分身と一緒に襲ってきたアカンベェですが、ビューティは本体を簡単に見破りました。そして、プリキュア・ビューティブリザードでアカンベェを見事に浄化します。これで事件も一件落着、再開した読み聞かせ会も大成功で終わりました。そして、れいかは改めてプリキュアの仲間に入れてくれるよう、みゆきたちにお願いします。みんなの答えはもちろんOK、れいかのことを大歓迎で迎えました。こうしてプリキュアはついに5人全員そろったのです。
ついにプリキュアが5人そろいました。でも、これから何をすればいいかわかりません。キャンディに聞いてもわからないみたいです。困っていたところに、ふたたび絵本が飛んできて、新しい妖精が現れました。名前はポップ、キャンディのお兄ちゃんです。ポップはプリキュアの使命を話すため、キャンディが持ってきた絵本のある「ふしぎ図書館」へみんなを連れて行きました。そのころ、バッドエンド王国にいた三幹部のところにも、何者かがやって来ていたのです。それは不気味な仮面をしたジョーカーという変な人でした。 ふしぎ図書館に着いたみんなに、ポップは絵本「伝説の戦士プリキュア」を読み聞かせ始めます。ある日、メルヘンランドにバッドエンド王国の皇帝ピエーロが攻めてきました。キュアデコルを奪われたものの、メルヘンランドの女王ロイヤルクイーンはピエーロを封印します。でも、ロイヤルクイーンも封印され、後のことをキャンディに託しました。そしてキャンディは、キュアデコルを取り戻し、ロイヤルクイーンを復活させるため、プリキュアを集めたのです。それを聞いたみんなは、ようやくプリキュアの目的を知りました。 そのころ、マジョリーナが現れ、みんなを暗い気持ちに変えてしまいました。そのことを知ったみんなは、心に願った場所へ行けるという本棚の力で、マジョリーナがいる場所に向かいます。でも、行く前にペンギンを見てしまったみゆきは、間違って南極に行ってしまいました。迷子になったみゆきを迎えに、ポップは南極へ追いかけに行きます。南極でふたりっきりになったポップは、みゆきに妹のキャンディのことをヨロシクとお願いしました。みゆきも、キャンディに笑顔でいてもらうようにすることを、ポップと約束します。 みゆきが到着してついに全員集合、みんなはプリキュアに変身します。5つの光が導く未来！輝けスマイルプリキュア！みゆきの考えたキメポーズをとり、みんなの笑顔を守るスマイルプリキュアが名乗りを上げました。ポップの変化の術に助けられ、アカンベェを浄化したプリキュアは、キュアデコルを手に入れます。そして、プリキュアの使命を教えに来たポップは、メルヘンランドでの任務のため、帰ることになりました。寂しくて思わず泣いてしまうキャンディですが、ポップのお別れのときは笑顔でという約束を思い出し、笑顔を取り戻します。そんなキャンディを、みゆきたちは優しく抱きしめるのでした。
キュアデコルを使ってポップと連絡ができるようになりました。でも、プリキュアの正体やキャンディのことは秘密にしなくてはなりません。そこでみゆきたちは、みんなが知らないプリキュアのひみつ基地を探すことにしました。ふしぎ図書館の本棚があれば、どこへでも行けることを利用して、まずはれいかのオススメの場所である富士山に行ってみますが、風が強いうえに寒くて大変です。次はやよいのオススメの場所へ行ってみました。雰囲気はバッチリですが、撮影用のセットだったのでスタッフの人に怒られてしまいます。 続いてはなおのオススメの可愛い場所でしたが、ぬいぐるみ屋さんの中ではお店に迷惑がかかってしまいます。そして、あかねが連れてきたオススメの場所は、なんと動物園のゴリラのオリ、みんなはあわてて逃げ出しました。どこにもひみつの場所がなく、困りはてるみんな。でも、みゆきには引っこす前に使っていたひみつの場所があったのです。それは「赤毛のアン」に出てきたひみつの場所のように森の中にありました。さっそく、その森へ向かうみゆきたち。しかし、そこには悪いことを考えていたウルフルンがいたのです。 森の中へと入っていくみゆきたち。雰囲気もとてもいい感じで、みんなも期待に胸をふくらませます。しかし着いてみると、みゆきのひみつの場所だったところは、小さい女の子たちのひみつの場所になっていました。みゆきたちは、女の子たちにひみつの場所をゆずって、静かに立ち去ろうとします。でも、そこへウルフルンが現れて、女の子たちを暗い気持ちに変えてしまいました。女の子たちのひみつの場所を守るため、みゆきたちはプリキュアに変身、アカンベェに挑みます。いつものようにキュアハッピーは気合をためました。 でも、アカンベェの攻撃で失敗してしまいます。それでもほかのプリキュアが助けてくれて、ハッピーはアカンベェを浄化してキュアデコルを手に入れました。ふたたびふしぎ図書館に戻ったみゆきたちは、ひみつの場所をみんなで念じて本棚に連れて行ってもらうことにします。すると、着いたのは元のふしぎ図書館でした。やはりみゆきたちにとって、一番いい場所はここだったのです。最初はそうは思わなかったけど、いろいろな場所を見たことで、ふしぎ図書館の良さに気づいたみゆきたち。キュアデコルの力で模様替えをして、より使いやすくなったふしぎ図書館が、プリキュアのひみつ基地になったのでした。
学校に行く途中で流れ星が落ちるのを見つけたみゆきとキャンディ。さっそく落ちた場所へ行ってみると、ふたつの指輪を見つけました。思わず拾ってみましたが、その指輪は勝手にふたりにはまってしまいます。そして、ふたりの心は入れ替わってしまいました。実はこの指輪こそ、マジョリーナが作ったイレカワールという、はめてしまった人間の心を入れ替えてしまう指輪だったのです。でも、うっかりアカオーニがくしゃみで飛ばしてしまい、こんなところへ落ちてしまったのでした。 入れ替わってしまったみゆきとキャンディは学校に来て、みんなに事情を説明します。そこで指輪を外せば元に戻るのでは？と思い、外そうとしますがビクともしません。仕方なく、そのまま授業を受けることにしましたが、学校へ通ったことのないキャンディは自由奔放で、フォローをするみんなも大変です。どうにか授業は無事に終わりましたが、このままごまかし続けることはできません。不安になったみゆきは思わずキャンディを怒ってしまいます。その言葉にショックを受けたキャンディは、どこかへ行ってしまいました。 いなくなったキャンディをみゆきたちは必死に探します。その途中、みゆきはキャンディなりにガンバっていたことに気づき、キャンディに謝ろうと考えていました。そのころキャンディもまた、みゆきに謝ろうと考えていましたが、そこへイレカワールを探しに来たマジョリーナに見つかってしまいます。でも、そこへみゆきたちも駆けつけました。変身できないみゆき以外のみんなはプリキュアになってアカンベェに挑みますが、その動きに翻弄されてピンチになってしまいます。残されたのは、みゆきとキャンディだけでした。 でも、元のように心を通わせることのできたふたりに奇跡が起きます。キャンディの姿のままで、みゆきがプリキュアに変身したのでした。クルクルきらめく未来の光！キュアキャンディの誕生です。キュアキャンディの活躍でアカンベェはキュアデコルに浄化され、元に戻るための薬モトニモドールもマジョリーナから奪うこともできました。さっそく、モトニモドールをイレカワールにかけると、指輪は消え、ふたりの心は元の体に戻ります。こうして元に戻ったみゆきとキャンディ。以前のようななかよしに戻ったふたりは、いつものように楽しそうに家に帰っていくのでした。
今日は4月1日、エイプリルフールです。ウソをついてもいい日なので、やよいはみんなに楽しいウソをつこうと考えていました。さっそく、みゆきに転校するとウソをつくやよい。すぐにウソだと言おうとしますが、早とちりしてそれを信じこんだみゆきはかけだし、あかねに伝えてしまいます。そこへようやく追いついたやよいは転校はウソだと伝えようとしますが、ふたりはやよいが寂しくて言い出せなかったと誤解し、話を聞いてくれません。そして、気の弱いやよいは転校がウソだと言えずに、授業が始まってしまいます。 転校するというウソは、なおとれいかにも伝わりました。今さらウソだと言いづらく、やよいは困ってしまいます。そこでやよいはマンガを描いてみんなに説明しようと考えますが、風でイラストが飛ばされてしまいました。そんな時、やよいをみゆきが探しに来ます。みゆきに連れられて、やよいが教室に入ると、そこではクラスメイト全員によるお別れ会が開かれていました。自分が軽い気持ちでついたウソが大きくなって、やよいはビックリしてしまいます。そのころ、やよいの描いたイラストは、アカオーニに拾われていました。 お別れ会まで開いてもらい、ウソだと言えなくなったやよいは、思わず教室から逃げ出してしまいました。心配になったみゆきたちが後を追いますが、そこへアカオーニが現れます。みゆきたちはプリキュアに変身しました。アカオーニはアカンベェを作り出し、わざとウソを言ってプリキュアを苦しめます。さらにアカオーニは、キュアピース＝やよいがウソをついていたことをみんなにしゃべってしまいました。ピースは嫌われるかもししれないと不安になりますが、ついに勇気を出して転校がウソだったことをみんなに伝えます。 そんなピースを笑って許してくれるみんな。その気持ちがうれしくなったピースは、張り切ってアカンベェに挑み、見事に浄化してキュアデコルを手に入れました。教室に戻ったやよいは、今度はクラスメイトのみんなにウソをついたことを謝ります。クラスメイトのみんなも笑って許してくれ、やよいは一安心しました。でも、ホッとしたやよいに、いきなりみゆきたちはキライだと言い始めます。ビックリするやよいでしたが、それはみゆきたちがついたウソでした。つまりキライがウソなら、本当の気持ちは大好きだということです。やよいは安心するあまり、涙を流しながら喜ぶのでした。
ある日、あかねのお父さんがギックリ腰で倒れて入院してしまいました。このままではお店のお好み焼き屋さんをお休みしなければなりません。でも、今度の日曜日には、町内会長さんたちの食事会があるのです。そこで入院している間、お父さんの代わりに、お好み焼き屋の店長を務めることになったあかね。その話を聞いたみゆきたちは、さっそくあかねの様子を見にお店をたずねました。あかねのお好み焼きはとても美味しく、みんなは大満足、それを聞いてあかねも安心します。そこへあかねの弟、げんきが帰ってきました。 げんきからお父さんのお好み焼きと味が違うと言われ、ショックを受けるあかね。お父さんのお好み焼きは、どうやら秘密の隠し味が使われているらしいのです。そこであかねは、お父さんの味に近づけるため、秘密の隠し味が何なのか突き止めようと考えました。もちろん、みゆきたちもお手伝いします。でも、色々な材料を試してみたけれど、お父さんのお好み焼きにはなりません。あかねはお父さんのすごさを認め、秘密の隠し味を教えてもらいに行くことを決めます。そのころ、お腹をすかせたウルフルンが街へやって来ました。 お父さんに秘密の隠し味を聞きに行ったあかねでしたが、つい意地をはってしまい、答えを聞くことができませんでした。そこであかねは、最後まで自分の手でガンバることを誓います。そんな中迎えた、商店街のイベントの日、楽しんでいた人々をウルフルンが悲しい気持ちにさせていました。みゆきたちはプリキュアに変身、現れたアカンベェの前に立ちふさがります。そのとき、ウルフルンの言った心無い言葉にキュアハッピーが反論しました。その言葉を聞いたキュアサニー＝あかねはハッとします。 お父さんの秘密の隠し味、それは食べた人に元気になってもらおうという気持ちだったのです。そのことに気づいたサニーは元気いっぱい、ピンチの状態から一気に形勢を逆転させました。そして、アカンベェに逆転のサニーファイヤーを決め、もとのキュアデコルへと浄化します。こうして事件も無事に解決し、いよいよ食事会にのぞむあかね。グルメで有名な町内会長でしたが、あかねのお好み焼きに大満足、食事会は大成功でした。そこへ病院からお父さんも戻り、あかねのガンバりにおどろきます。そんなお父さんに自分の秘密の隠し味も秘密だと言って、あかねは満面の笑みを見せるのでした。
ある日、みゆきたちは不思議なこづちを見つけました。まるでおとぎ話の「一寸法師」に出てくるうちでのこづちみたいだと思い、キャンディがこづちを振ってみます。すると目の前にいたみゆきたちが姿を消しました。あわててみゆきたちをさがすキャンディ。でも、みゆきたちは姿を消したのではなく、豆つぶよりも小さくなっていたのでした。そして、小さくなったのは姿だけでなく、声も小さいのでキャンディにみゆきたちの声は届きません。実はこのこづち、マジョリーナが作ったチイサクナールという魔法道具だったのです。 みゆきたちがいなくなったと思ったキャンディは、あわててみんなをさがします。小さくなったみゆきたちは、何とかキャンディに気づいてもらおうと、その後を追いかけました。でも、小さくなったみゆきたちには、いつもの場所も危険でいっぱいです。大きな湖のような水たまり、まるで山のような階段、机と机の間も谷底のようでした。さらに草むらに入ったみゆきたちは、自分たちよりも大きくなった虫と出会います。その虫たちを見てビックリするなお。実はなおは大の虫嫌いで、見るだけでもダメになるほどだったのです。 チイサクナールをさがしていたマジョリーナは、キャンディが持っていたところを見つけました。そして、追いかけっこをしているとき、キャンディとマジョリーナは、小さくなっていたみゆきたちを見つけます。今ならプリキュアに勝てると思ったマジョリーナは虫からバッドエナジーを奪い、アカンベェを作りました。みゆきたちはプリキュアに変身しますが小さいままです。このままではやられてしまうと思いましたが、それに気づかなかったマジョリーナは、プリキュアのサイズと同じアカンベェを呼び出してしまいました。 虫たちにかまわず攻撃するアカンベェに、虫が苦手だったはずのキュアマーチが怒ります。小さくても虫だって生きているのです。虫たちを守るためマーチが大活躍、アカンベェを浄化しました。くやしがるマジョリーナでしたが、プリキュアが小さくなっていることに気づいてしまいます。今なら自分でも倒せると思ったマジョリーナは、思わずチイサクナールを振りました。すると、プリキュアはもとの大きさに戻ります。あわてて逃げ出すマジョリーナ。こうして、小さくなったみゆきたちの冒険は終わりました。少しは虫たちのことが理解できたなおでしたが、見るだけでもダメなのはあいかわらずみたいです。
もうすぐ修学旅行で京都と大阪に行くみゆきたち。今から準備に大忙しですが、とっても楽しそうです。でも、一緒に行けると思っていたキャンディに、みゆきはお留守番を頼んでしまいました。みんなと一緒に行けないと、ショックを受けたキャンディは落ち込んでしまいます。そのころ、3幹部の前にジョーカーが現れました。ジョーカーはプリキュアの技が効かないアカンベェを作り出す青っ鼻を持ってきたのです。今度こそプリキュアを倒せると意気込む三幹部。それを見ながらジョーカーは、別な悪いことを考えていました。 気を取り直したキャンディは、みゆきたちの役に立とうとガンバります。でも、張り切りすぎて失敗ばかり。そんなキャンディのことを気づかい、やさしく声をかけるれいか。しかしキャンディは、自分はダメな妖精だと言って、どこかへ行ってしまいます。ひとりで落ち込むキャンディでしたが、そこへウルフルンが現れました。ウルフルンは自慢げに青っ鼻のことをキャンディに話します。プリキュアのピンチだと思ったキャンディは、みんなに知らせようとしますが、ウルフルンに捕まりオリの中に閉じ込められてしまいました。 お買い物をしていたみゆきたちの前にウルフルンが現れ、青っ鼻を使ってアカンベェを作り出しました。みゆきたちはプリキュアに変身、アカンベェに挑みます。でも、青っ鼻のアカンベェにはいつものプリキュアの技は通用しません。キュアビューティー以外のプリキュアは、技を使って元気がなくなったところをカプセルに閉じ込められてしまいました。ひとり残ったビューティーがアカンベェに挑みますが大ピンチです。そこへオリから抜け出したキャンディが駆けつけました。しかし、どうすることもできずに困ってしまいます。 キャンディを役たたずとあざ笑うウルフルン。その言葉を許せないプリキュアは、カプセルから脱出して反撃を開始します。そして、プリキュアの力になりたいと思ったキャンディから白い光が出て、レインボーキュアデコルが現れました。そのデコルをスマイルパクトにセットするとプリキュアはパワーアップ、新たなる合体技「プリキュア・レインボーヒーリング」で、青っ鼻のアカンベェを消し去ります。すべてが終わったみんなは、自分たちは6人でプリキュアなんだと言うことに気づきました。仲良く夕焼け空の中を帰るみんな。みゆきはあらためてキャンディへ、一緒に修学旅行に行こうと誘うのでした。
今日から二泊三日の修学旅行。京都へ向かう新幹線の中で、みゆきはうれしさのあまり大はしゃぎです。でも、おやつを食べようとバックを開けたら中身は空っぽ、全部キャンディに食べられてしまいました。でも、みゆきは怒りません。それは今がとってもウルトラハッピーだからです。そして、いよいよ京都に着いたみゆきたちは、金閣寺を見学にやって来ました。みんなと楽しく金閣寺を見ていたみゆきでしたが、誤って池に落ちてしまいます。みゆきは気を取り直しておみくじを引いてみますが、出たのはなんと大凶でした。 おみくじが大凶でも、最初は気にもしなかったみゆきでしたが、写真に映らなかったり、おみやげが壊れてしまったりと散々な目にあい、だんだんと落ち込んでしまいます。でも、なおたちからこれからよくなると励まされ、みゆきは気を取り直しました。しかし、宿ではちょっとした失敗から先生に怒られて、大変な目にあってしまいます。こうして、みゆきの修学旅行1日目は、さんざんなまま終わってしまいました。そのころ、テレビを見ていたアカオーニは、おとぎ話の舞台にそっくりだと、京都へ向かっていたのです。 翌日、修学旅行2日目。清水寺や祇園を見学するみゆきたち。でも、またしてもみゆきはドジばかり。相変わらず、まだ大凶のようです。そんなとき、アカオーニがバッドエナジーを集め始めました。それに気づいたみゆきたちは駆けつけて、プリキュアに変身します。しかしキュアハッピーに変身しても、みゆきの大凶は変わりません。ドジばかりでアカオーニに笑われてしまいます。しかも、レインボーヒーリングの準備をしようとしたそのとき、スマイルパクトを池に落としてしまいました。ハッピーはあわてて川の中を探します。 自分のドジでピンチを招いたハッピーは責任を感じますが、みんなはそんなことはないと励ましてくれました。その気持ちに応えるようにスマイルパクトは川の中から現れます。そして、プリキュアは見事にレインボーヒーリングを決め、青っ鼻のアカンベェを浄化しました。事件も解決してみゆきはあらためてみんなに謝ります。でも、みゆきのドジを思い出し、みんなは思わず笑顔になりました。そして、明るい雰囲気につつまれます。その効果で大凶もどこかに消えてしまったのか、運が良くないと見れないという舞妓さんたちに出会うことができました。こうして、みゆきにウルトラハッピーが戻ったのです。
楽しい修学旅行も最後の日。今日は、あかねの故郷である大阪を、グループごとに分かれて巡ることになりました。みゆきたちのグループは、もちろんプリキュアの5人とキャンディ、チームワークもバッチリです。さっそく最初の目的地である大阪城に向かうみゆきたち。お城の中を見ていると、キャンディがオシャレをしたいと言い出しました。そこでみゆきとやよいはキャンディの髪型を変えてあげます。でも、気がついてみると、あかねたちの姿がどこにも見えません。どうやら、いつの間にかはぐれてしまったみたいです。 あかね、なお、れいかも、みゆきたちがいなくなったことに気づき、探しますが見つかりません。きっと、みゆきたちもスケジュール通り動くはずだと考えたれいかは、次の目的地へと向かいます。そのころ、みゆきたちもあかねたちと合流するため、スケジュール通り動き始めました。親切な大阪のおばちゃんたちに助けられ、やよいはロールプレイングゲームみたいと大ハシャギ、大阪の美味しいものを味わいながら進みます。逆にあかねたちはご飯も食べずにみゆきたちを探していました。おかげでなおは腹ペコでヘトヘトです。 そのころ、大阪へあめを買いに来ていたマジョリーナでしたが、売り切れと言われて暴れ始めます。そして、みゆきたちが通天閣にいることに気づいたマジョリーナは、通天閣を青っ鼻のアカンベェに変えてしまいました。それに気づいたあかねたちはプリキュアに変身、みゆきたちを助け出そうとします。でも、青っ鼻のアカンベェは、プリキュアが5人そろわないと浄化できません。苦戦するキュアサニーたちを助けるため、キャンディはちょうちょデコルを使うように言います。すると、サニーたちの背中に蝶の羽根が現れました。 蝶の羽根のおかげで自由自在に空を飛べるようになったサニーたち。その身軽な動きでアカンベェも目を回し、その中にいたキュアハッピーたちも無事に脱出できました。こうして5人そろったプリキュアはアカンベェを浄化し、大阪の街の平和を取り戻します。ようやくお互いを見つけることができたみゆきたちは、初めてだというれいかと一緒にタコ焼きを食べました。その美味しさにみんなも大満足です。もっと美味しいものを食べようと言うなお。こうしていろいろあった修学旅行でしたが、みゆきたちにとっては思い出に残るいい旅行になりました。
ふしぎ図書館でみんなが一生けん命に何かを作っていることに気づくみゆき。みんなは母の日にお母さんへ渡すプレゼントを作っていたのでした。母の日のことを忘れていたみゆきにはプレゼントを買うおこづかいも残っていません。そこでみゆきは、お母さんのお手伝いをしようと考えます。洗い物をすませたみゆきは、もっとお母さんに喜んでもらおうと、お手伝いを続けました。でも、コーヒーに砂糖と間違えて塩を入れたり、布団を落としたりと失敗ばかり。これではお母さんに喜んでもらえないと落ち込んでしまいます。 おこづかいがないなら、みんなと同じように手作りのプレゼントをお母さんに贈ろうと考えたみゆきは、ふしぎ図書館に戻って、あかねたちのプレゼントを見せてもらいました。やよいはお母さんの似顔絵、あかねはワッペンの付いたエプロン、なおはティッシュカバー、れいかは手作りの湯のみです。みんなと同じようにまごころのこもったプレゼントを贈ろうと思ったみゆきは、キャンディが使っていたビーズメイカーを借りて、ネックレスを作ることにしました。そのころウルフルンが悪いことをしようと街に現れていたのです。 ようやくネックレスはできましたが、可愛くできなかったと落ち込むみゆき。そこでメッセージカードを添えようと、みゆきたちはお買い物に出かけました。でも、街ではウルフルンがまた暴れています。みゆきたちはプリキュアに変身、みんなを助けるためアカンベェに挑みました。しかし、その途中でキャンディにあずけていたネックレスが、ウルフルンに奪われてしまいます。返してもらおうと必死のキュアハッピーですが、ウルフルンは心ないことを言います。それを聞いたハッピーは、暗い気持ちになってしまいます。 ひどいことを言うウルフルンにハッピー以外のプリキュアが怒りました。プレゼントは心がこもっていることが大事だという言葉を聞いて、ハッピーも元気を取り戻します。その勢いでアカンベェも浄化され、街のみんなも元に戻りました。こうして事件は無事解決しましたが、ネックレスをプレゼントしようかまだ悩むみゆき。しかし、そこへ思いがけずお母さんが現れました。みんなに背中を押され、みゆきはお母さんにネックレスをプレゼントします。お母さんは手作りのネックレスを喜んで、身に付けてくれました。みゆきはあらためて心がこもったプレゼントが一番だと思ったのです。
テストの成績が悪くて、落ち込んでいるみゆきたち。でも、いつも真面目に勉強して成績優秀なれいかは、またも学年でトップの成績でした。そんなれいかに、みゆきたちはどうしてそんなに勉強するのかを聞きます。そんなみゆきたちの疑問に答えられないれいか。その答えを思いつかないれいかは、おじいちゃんに相談してみます。生徒会に弓道部、勉強やプリキュアなど、自分でやりたくてやっているのかわからないというれいかに、おじいちゃんは一度、全部やめてみれば何かわかるかもしれないとアドバイスをするのでした。 みんなを集めて、れいかは生徒会も弓道部も勉強もプリキュアもやめることを伝えました。れいかの告白にビックリしたみんなでしたが、今までどんなことにも責任をもってやってきたれいかを信じて、少しの間休んでもらうことにします。でも、ただ休んでみても何もわかりません。そこでれいかは、みんながいつもどんなことをしているのかを参考にするため、放課後は一緒にいることにしました。童話を読むみゆき、バレー部でガンバるあかね、イラストを描くやよい、弟妹の面倒を見るなお、みんな一生懸命で楽しそうです。 いまだに答えが見つからないで悩んでいるれいか。でもそんな時、アカオーニがバッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはそれを止めようとプリキュアに変身しますが、アカンベェの出す問題に答えられず、バツに閉じ込められてしまいます。このピンチの時、れいかがやって来ました。今まで悩んでいたれいかでしたが、悪いことを許せないという気持ちは自分のものだと気づき、キュアビューティに変身します。そして、わからないからそれを知りたいという気持ちにも気づいて、ついに今までの悩みを解消するのでした。 ほかのプリキュアを苦しめたように、またも問題を次々出すアカンベェでしたが、成績優秀で隙のないビューティは、難しい問題でも軽々と答えていきます。こうして正解されてダメージを食らったところにビューティブリザードが炸裂し、アカンベェはキュアデコルへと浄化されました。こうして事件も無事に解決です。れいかがいつもの調子に戻ってみゆきたちも一安心しました。そんなみんなに、れいかは勉強を好きなことと関連づければ楽しく学べることを提案します。そのれいかの考えを聞いて、みゆきたちも納得するのでした。
お笑いの練習をするみゆきとあかね。ふたりは明日、開かれるお笑いコンテストに出るため、漫才の練習をしていたのです。しかもゲストとして、有名なお笑い芸人のFUJIWARAが来るとあって、ふたりの大ファンであるあかねは気合が入りまくりでした。でも、それを知ったマジョリーナは、FUJIWARAを何とかしようと悪だくみをしていたのです。そして、お笑いコンテストの日がやって来ました。偶然、FUJIWARAの藤本さんと原西さんと出会ったあかねたちは、一緒に楽屋へ来てもいいと言われて、大喜びでその後をついて行きます。 楽屋に行ったみんなは大喜び、ついついキャンディもしゃべってしまいます。それをごまかそうとするみゆきたちを見て、FUJIWARAのふたりは5人で漫才をしてみては？とアドバイスしてくれました。こうして5人で漫才をすることになったあかねたちは、変装してコンテストに出ていたウルフルンとアカオーニの後にステージに上がります。あかねたちゴプリキュアのステージは大ウケでしたが、あかねは漫才のむずかしさを知り、ちょっと落ち込んでしまいました。そんなあかねを元気づけようと、FUJIWARAがステージに上がります。 漫才を始めたFUJIWARAでしたが、いつもと違って全然面白いことができません。それはマジョリーナが作ったツマラナクナールをはめられたからでした。さらにマジョリーナは会場のみんなからバッドエナジーを奪い始めます。みゆきたちはみんなを助けるため、プリキュアに変身しました。でも、マジョリーナは赤っ鼻と青っ鼻の両方を使って、アカンベェ2体で襲ってきます。さすがのプリキュアも大ピンチ、マジョリーナは余裕でお笑いなんてくだらないと言い出しました。すると、それを聞いたFUJIWARAが突然、動き出します。 バッドエンド空間だというのに動き出し、ツマラナクナールをはずしてしまうFUJIWARA。それを見たキャンディは思わず6人目のプリキュアと勘違いして、変身の仕方を教えます。その通りにFUJIWARAはポーズを決めますが、変身はできません。でも、そのギャグがプリキュアに大きな力を与え、アカンベェに逆転することができました。事件もこうして無事解決して、これからもFUJIWARAはみんなを笑顔にすることを、プリキュアはその笑顔を守ることを誓います。そして、プリキュアのことは秘密にしてもらうことを約束してもらいましたが、さっそくFUJIWARAはギャグとして使って、みんなを明るい笑顔にするのでした。
来週は体育祭、そこで誰がどの競技に出場するかをクラスで決めていました。でも、一番注目される女子リレーは、1組が陸上部ばかりを選手にするという話を聞いて誰もなりたがりません。そんなとき、選手に手をあげたのはなおでした。クラスで一番足の速いなおにみんなの期待が集まります。でも、なおはほかのメンバーは、みゆき、あかね、やよい、れいかにすると言い出しました。これにはみんなビックリ、それはみゆきたちが特に足が早いというわけでもないからです。しかも、やよいは走るのがとても苦手だったのでした。 なおがコーチになり、みんなで練習することになりました。やよいは自分がいたら勝てないと言いますが、なおは勝ち負けでなく一生懸命やることが重要だと説得します。そして何より、この5人で走りたいと言いました。こうして始まった練習で、やよいも少しずつ走るのが速くなり、ついに体育祭前日をむかえます。練習を通じてみんなの心もひとつになり、やよいもやる気になりました。でも、たまたまクラスメイトが自分の悪口を言っているのをやよいは聞いてしまいます。そのため、やよいの心は不安になってしまいました。 体育祭の日、ついにリレーが始まります。でも、そこへアカオーニが現れ、バッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはプリキュアに変身、アカンベェに挑みます。アカンベェに苦戦するプリキュアを見て、弱いものが力を合わせてもダメだと悪口を言うアカオーニ。思わず自分のことを重ねてショックを受けるキュアピースですが、キュアマーチが反論します。みんなで力を合わせればできないことはない。その言葉の通り、力を合わせたプリキュアに敵はいません。プリキュアは逆転を開始、アカンベェを退けるのでした。 いよいよ女子リレーが始まりました。最初に走ったあかねは2番でみゆきにバトンをつなぎます。みゆきはれいかに、れいかはやよいにバトンをつなぎました。やよいはみんなに抜かれていきますが、最後まであきらめません。そのやよいの気持ちに応えるかのようにクラスメイトたちが声援を送ります。そしてやよいからアンカーのなおにバトンはつながれました。なおはスゴイ勢いでみんなを抜いていき、ついにトップに立ちます。でも、ゴール前で転んでしまいます。ゴールはしましたが、みんなに申し訳ない気持ちになって涙を流すなお。そんななおにみゆきたちは抱きつき、一緒に感動の涙を流すのでした。
学校で自分の名前について調べるという宿題が出ました。自分の名前にはどんな意味があるのか？やよいはそれを知るため、お母さんに聞いてみました。でも、お母さんもやよいという名前にどんな意味があるのかは知りません。それはやよいという名前をつけたのは、今は天国にいるお父さんだったからです。そのころ、みゆきたちも自分の名前についてお父さんたちに聞いていました。しかし、やよいだけは聞くことができません。そこで、やよいは辞書をひいて、やよいという言葉にどんな意味があるのか自分で調べるのでした。 宿題を発表する日がやって来ました。みんなは自分の名前にどんな意味があるかを発表します。つらいときでも幸せを見つけるようにとつけられたみゆき、あかね色の空のようなキレイな心を持つようにとつけられたあかね、一直線でまっすぐな心の持ち主になってほしいとつけられたなお、花のようにうるわしい心を持つようにとつけられたれいかなど、みんな深い意味がありました。でも、やよいだけは辞書で調べた言葉の意味だけです。そこでやよいはお父さんのことをもう一度思い出すため、お母さんのもとへ向かいました。 お父さんのことを忘れて不安になったやよいのため、お母さんは大事に持っていた宝物を見せてくれました。それはやよいが小さいとき、父の日にお父さんへプレゼントしたものです。でも、そこへウルフルンが現れて、バッドエナジーを集め始めました。しかも、やよいのプレゼントをアカンベェに変えてしまったのです。やよいたちはプリキュアに変身、暴れるアカンベェを止めようと挑みました。でも、アカンベェの攻撃に苦戦してしまいます。そんなとき、キュアピースはお父さんとの思い出を少しずつ思い出していきました… 小さいときにお父さんと教会に行ったやよいは、そこで自分の名前にどんな意味が込められていたのかを聞きます。お母さんのようにやさしい心を持って欲しいと、お母さんの千春と同じ春の名前をつけられたやよい。そのことを思い出したやよい＝ピースは、お父さんからもらった愛の力でアカンベェに向かっていきます。ピースサンダーで浄化されるアカンベェはキュアデコルに戻り、大切な宝物も無事にやよいのもとへ帰ってきました。お父さんとのことを思い出したやよいは、そのことをお母さんに教えてあげました。ふたりとも、自分の名前が今までよりずっと大好きになりました。
みゆきたちと学校に行く途中で、キャンディはカメラを拾います。そのカメラでみゆきとあかねを撮ったキャンディでしたが、急にふたりの姿が消えてしまいました。でも、みゆきとあかねの声はどこからか聞こえてきます。実はみゆきとあかねは、持っているものごと透明人間になってしまったのでした。そうとは知らないキャンディは、オバケが出たと思い、その場を逃げ出してしまいます。あわてて追いかけたみゆきとあかねは、学校にいたやよいたちに事情を説明し、自分たちが透明人間になったことをわかってもらいました。 透明人間になったのはカメラのせいだと思ったみんなは、キャンディにカメラを探しに行ってもらいます。その間、みゆきとあかねはジャージやマスクで、透明人間になったことをみんなにごまかして学校の授業を受けました。でも、学校のみんなに秘密にするのは大変です。何度も大騒ぎになりそうなところを、手品だと言ってごまかすみゆきたち。そのころ、カメラを探していたキャンディは、交番で落とし物を受け取るマジョリーナを見かけます。その落とし物とは、みゆきたちを透明人間にしたカメラ、ミエナクナールでした。 学校もようやく終わり、キャンディとカメラを探しに行くみゆきたち。すると、公園で透明人間になってイタズラするマジョリーナを見つけました。透明人間であれば、透明人間を見ることができるのです。そこでマジョリーナはみゆきとあかねを元に戻すと、アカンベェを作り出しました。みゆきたちはプリキュアに変身しますが、マジョリーナはミエナクナールでアカンベェを透明にしたため、見えなくなって大ピンチになってしまいます。しかも、透明人間になったマジョリーナが邪魔をして、プリキュアをさらに苦しめました。 作戦を思いついたキュアビューティが、ビューティブリザードを空に向けて撃ちました。すると雪が降り、その雪のおかげで透明になったアカンベェがどこにいるかがわかるようになります。その隙を逃さず、レインボーヒーリングでアカンベェを浄化するプリキュアたち。それを見てマジョリーナも逃げてしまいます。こうして朝から続いた透明人間騒動も終わったかに思いましたが、ふたたびキャンディがカメラを拾ってきました。そして、ふたたびみゆきとあかねを撮影します。すると、みゆきとあかねはまた透明人間になってしまいました。キャンディの拾ってきたカメラは、ミエナクナールの予備だったのです。
みゆきの前に空飛ぶ本が現れました。それはメルヘンランドからやって来たキャンディのお兄さん、ポップです。ポップはキュアデコルがあとひとつでそろうとキャンディから聞いたので駆けつけたのでした。デコルがすべて集まれば、メルヘンランドの女王が復活し、ピエーロからメルヘンランドを守ってくれるのです。みんながウルトラハッピーになるよう、これからもガンバることを誓うみゆきたち。そこで一刻も早く女王様が復活し、メルヘンランドに平和が戻るよう、短冊に願いごとを書くことにしました。 今日は1年に1度の七夕、織姫と彦星が出会う日でした。この日に短冊に願いごとを書いて笹に飾ると、願いごとが叶うと言われています。七夕を知らなかったポップは、メルヘンランドにもよく似た行事でペガサスの日があると、みゆきたちに話してくれました。さっそく願いごとを短冊に書いて飾り始めるみんな。キャンディは、いつまでもみんなと遊べることを願います。そのころ、ピエーロもあと2回のバッドエナジーで復活するところまで来ていました。そこでジョーカーはアカオーニを使い、悪いことを考えていたのです。 七夕の夜、みんなで集まって流れ星を見ることになりました。キレイな流れ星に願いごとをするみんな。とても楽しい時間でしたが、そこへアカオーニが現れてバッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはプリキュアに変身、最後のデコルを手に入れようとガンバります。でも、最後だけあってアカンベェはとても強力でした。勝利を確信したアカオーニは、プリキュアたちをバカにして笑い出します。でも、プリキュアはどんなに相手が強くても、絶対に負けません。5人の力をひとつに合わせ、ピンチをチャンスに変えました。 気合を込めたキュアハッピーがハッピーシャワーを放ちました。何とかしようとアカンベェもガンバりますが、プリキュア全員の力を合わせた一撃が決まって浄化されます。こうして、ついに最後のデコルが手に入りました。みんなは喜びますが、そこへジョーカーが現れてデコルデコールごとすべてのデコルを奪ってしまいます。おどろくみんなをあざ笑うように、ジョーカーはさらにキャンディまで捕まえてしまいました。みんなは取り返そうとしますが、ジョーカーは怪しい笑いと共に消えてしまいます。ジョーカーはどこに消えたのか？ はたしてみゆきたちはキャンディを取り戻すことができるのでしょうか？
突然、現れたジョーカーによってキャンディをさらわれ、全部集まったキュアデコルもデコルデコールごと奪われてしまいました。ガッカリするみんなでしたが、みゆきが七夕の笹にデコルをひとつだけ付けていたことを思い出します。そして、キャンディがみんなに書いた短冊を見つけ、みゆきたちはいつもの元気を取り戻しました。でも、キャンディがいると思われるバッドエンド王国にどうやったら行けるかわかりません。そこでポップの乗ってきた本に入って、みゆきたちはひとまずメルヘンランドに向かうことになりました。 メルヘンランドにやって来たみゆきたちの前にジョーカーが現れました。ジョーカーは最後のデコルを奪おうというのです。みゆきたちはジョーカーからキャンディを取り返すため、プリキュアに変身して向かていきました。でも、ジョーカーはとても強くて、プリキュアの決め技も効きません。技を跳ね返されて倒されてしまうプリキュア。勝利を確信したジョーカーは、デコルを奪うと言葉巧みにプリキュアの心を乱し、最後のバッドエナジーを奪ってしまいます。そして皇帝ピエーロが復活すると言い残し、去っていきました。 ジョーカーに負けて落ち込んでしまうみゆきたち。このままではピエーロも復活してしまいます。すぐにでもキャンディを助けに行かなくてはなりませんが、ジョーカーの強さの前に、みんなは怖くなってしまいました。でも、このままではキャンディを見捨てることになってしまいます。そこでみゆきたちはもう一度、どうしたらいいのかをひとりで考えることにしました。ちょうどバッドエンド王国への道は今夜の満月のときにしか開かれないと聞いたみゆきたちは、それまでひとりだけで自分の気持ちを整理することにします。 ひとりっきりで考えるみゆきたちでしたが、なかなか答えが見つかりません。でも、キャンディが書いた短冊を思い出し、ひとつの気持ちが大きくなっていきました。それはキャンディを助けたいという気持ちです。はっきりした答えはわかりませんが、みゆきたちの心の中はキャンディを助けたいという気持ちでいっぱいになりました。そして、いつしかみんなは約束の場所に歩いていき、全員集合します。あらためてキャンディを助けることを誓うみゆきたち。そのころ、最後のバッドエナジーを集めたジョーカーは、それをピエーロに捧げていました…
キャンディを救い出すため、みゆきたちとポップはバッドエンド王国にやって来ました。その前を三幹部のウルフルン、アカオーニ、マジョリーナが立ちふさがります。プリキュアに変身するみゆきたち。身構えるキュアハッピーでしたが、ほかのプリキュアたちはここは自分たちに任せ、ハッピーにキャンディを助け出すよう言いました。そんなみんなにハッピーは、絶対にキャンディを救い出してみんなで帰ろうと誓います。襲ってきた三幹部をポップが煙玉でかく乱すると、ハッピーは一直線にキャンディのもとへと急ぎました。 みんなが三幹部を足止めする間に先を急ぐハッピーですが、その前にジョーカーが姿を現します。でも、イジワルなジョーカーのやることがわかっていたキュアビューティが、ハッピーを助けました。ウルフルンにはキュアサニーが、アカオーニにはキュアピースが、若返ったマジョリーナにはキュアマーチが、そしてジョーカーにはビューティとポップが相手になります。こうしてひとりでキャンディを救い出しに向かうハッピーでしたが、目の前に落ちていたデコルデコールが突然、黄色っ鼻のアカンベェになって襲ってきました。 バッドエンド王国の猛攻で次々に倒れていくプリキュアたち。でも、何度倒れてもプリキュアはもう絶対にあきらめません。それは自分たちにとって本当に大切なものが何かわかったからでした。そして、気合と共に閃光が走り、プリキュアたちの逆転が始まります。その気合の前に三幹部やジョーカー、アカンベェたちは次々に敗れていきます。そして、ハッピーはついにキャンディを助け出すことができました。みんなと合流して喜ぼうとしたその瞬間、溶岩から何かが現れます。それは、ついに復活した悪の皇帝ピエーロでした。 ピエーロが完全に復活する前にデコルデコールにすべてのキュアデコルを入れましたが、ロイヤルクイーンは復活しません。でも、プリキュアはあきらめず、ピエーロのバッドエナジー砲を食い止めようとガンバります。すると、どこからかロイヤルクイーンの声が聞こえてきました。その導きでプリキュアはプリンセスモードに変身、ペガサスの力を借りた新アイテム「プリンセスキャンドル」を手に入れます。そして新しい決め技「プリキュア・レインボーバースト」でピエーロを見事に撃退しました。ついにバッドエンド王国を退けたプリキュア。助け出したキャンディと一緒に、無事に再会できたことを喜びました。
すべてのキュアデコルを手に入れ、皇帝ピエーロを退けたスマイルプリキュア。これで物語はハッピーエンドになると思っていたみゆきたちでしたが、ロイヤルクイーンはいまだに目覚めません。そこで、その理由をポップが調べている間、みゆきたちはメルヘンランドをキャンディに案内してもらうことになりました。でも、人間を見たことのない妖精たちは、みゆきたちを見ただけで怖くなってしまいます。そこで、ポップの術でみゆきたちは妖精の姿になりました。言葉の最後に何かをつけ、みゆきたちは妖精になりきります。 街には赤ずきんちゃんの妖精や、長靴を履いた猫の妖精など、いろいろな妖精が住んでいました。そして、お菓子の家へと招待されたみゆきたちはお菓子を食べ始めましたが、途中で変身がとけてしまいます。おどろく妖精たちでしたが、みゆきたちが伝説の戦士プリキュアだと知ると、安心して仲良くなってくれました。前よりも仲良くなるみゆきたちと妖精たち。そのころ、完全体になろうと眠るピエーロを見つけたジョーカーは、また悪いことを企んでいました。ジョーカーは新しくデカっ鼻を作り、それを三幹部に与えます。 どんな願いでも叶えてくれるミラクルジュエルのことを妖精から聞くみゆきたち。しかも、それをジョーカーが狙っているというではありませんか。おどろくみゆきたちの前に、ウルフルンがデカっ鼻を持って現れます。そして、デカっ鼻でスーパーアカンベェを作り出しました。みゆきたちはプリキュアに変身し、妖精たちを守ります。でも、スーパーアカンベェはとても強くて、たちまちピンチになってしまいました。しかし、プリキュアは絶対にあきらめません。その心に応えて、ふたたびプリンセスキャンドルが現れました。 プリンセスキャンドルでプリンセスモードになったプリキュアによって浄化されるスーパーアカンベェ。すると2つのデコルへと変わりました。そこへ突然、声が聞こえてきます。その声の主はロイヤルクイーンでした。16個のデコルの力をもらったロイヤルクイーンでしたが、その力をペガサスのために使ってしまったため、完全に復活することができなかったのです。ロイヤルクイーンを復活させるにはもっといっぱいのデコルが必要だとわかったみゆきたちは、これからも襲ってくるバッドエンド王国の魔の手からみんなを助けて、力を合わせて世界をハッピーエンドにすることを誓うのでした。
今日から夏休み。みゆきとキャンディがどんなことをして遊ぼうかと思っていたところ、あかねから電話があり、海に来てほしいと言われます。大喜びで海に向かったみゆきとキャンディですが、いきなりあかねからお好み焼き屋を手伝って欲しいと頼まれました。実はあかねのお父さんがギックリ腰になって、人手が足りなくなったのです。そして、その横のかき氷屋では、おじさんから手伝いを頼まれたなおとれいかが働いていました。さらにたまたま海へスケッチに来ていたやよいも現れ、いつものみんなが海で勢ぞろいします。 あかねのお好み焼き屋も、なおのかき氷屋も人がいっぱい来て大にぎわいです。でも、このことをきっかけにして、いつの間にかあかねとなおのふたりの間に芽生えたライバル心に火がついてしまいました。お店に来たお客さんの数はもちろん、休憩になってもみゆきやれいかを巻き込んで、ビーチバレーやビーチサッカーで勝負を初めてしまいます。さらに、スイカの食べ方や、砂のお城の出来ばえなど、ふたりの意地のぶつかり合いは止まりません。そんな時、この海岸へアカオーニが夏の思い出を作ろうとやって来てしまいます。 あかねとなおの対決はエスカレート、今度は水泳で勝負しようとします。そんな時、アカオーニがみんなを苦しめようとバッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはプリキュアに変身、スーパーアカンベェに挑もうとしますが、キュアサニーとキュアマーチの意地の張り合いはまだ続いていました。無謀にもスーパーアカンベェに突撃するサニーとマーチですが、ひとりでは到底かないません。しかも、そのふたりを助けようとして、キュアハッピーたち3人のプリキュアは、スーパーアカンベェの中に閉じ込められてしまいます。 ふたりだけになったサニーとマーチは、ようやく協力することの大切さを思い出しました。サニーの炎とマーチの風がひとつになって、スーパーアカンベェに閉じ込められていたハッピーたちを救出します。そしてプリンセスモードに変身したプリキュアは、その力でスーパーアカンベェを浄化するのでした。こうして意地の張り合いをやめたあかねとなおは、お好み焼きとかき氷をセットで販売することを思いつきます。相変わらず自分の方がスゴイと譲らないふたりですが、さっきまでと違いお互いを認め合ういい関係になったあかねとなお。そんなふたりを見て、みゆきはこんななかよしもあるんだと感心しました。
今日は楽しい商店街の夏祭りの日です。みゆきたち5人はお祭りを楽しむため、かわいい浴衣姿に着替えて集まりました。それを見ていて自分も着てみたいと思ったキャンディも、ドレスデコルで浴衣を出して着替えます。みゆきたちはお祭りが初めてだというキャンディに楽しんでもらうため、金魚すくいや射的で遊んだり、わたあめなどの美味しいものを紹介して、最後は夏祭りの目玉である打ち上げ花火を見て楽しむことを決めました。でも、この夏祭りにはマジョリーナも偵察する目的で、こっそりとやって来ていたのです… わたあめを食べながら、金魚すくいや射的を楽しむキャンディとみゆきたち。みゆきたちはもちろん、何もかもが初めてのキャンディは大はしゃぎで喜びます。自分ソックリに作ってもらった飴を持って、キャンディは夏祭りを心から楽しんでいました。でも、そんな楽しい時間の中、みゆきたちはキャンディが急にいなくなったことに気づきました。実は、お面に見とれている間にキャンディは、夜店のおじさんに景品と間違えられて連れて行かれてしまっていたのです。そして、キャンディは輪投げの景品にされてしまったのでした。 みゆきたちはようやくキャンディを見つけますが、輪投げの景品になっていて困ってしまいます。そこでみゆきたちは、キャンディを輪投げで取り戻そうと考えました。みんなのおこづかいを集め、ひとり一回ずつチャレンジしていくみゆきたち。キャンディの協力で、何とか救出に成功します。ホッとするみゆきたちでしたが、そこへマジョリーナが現れ、バッドエナジーを集め始めてしまいました。お祭りを守ろうと、みゆきたちはプリキュアに変身します。するとマジョリーナは、スーパーアカンベェでプリキュアに挑みました。 スーパーアカンベェの強力なパワーの前にピンチになったプリキュアでしたが、キャンディのお祭りデビューのためにもガンバります。そして、プリンセスフォームに変身したプリキュアにより、スーパーアカンベェはキュアデコルへと浄化されるのでした。マジョリーナも逃げていき、ふたたびお祭りを楽しむみんな。いよいよ最後の打ち上げ花火の時間になりました。夏の夜空に次々と打ち上げられる花火を見て、キャンディはまるで本当のお花のようだと感動します。こうして、キャンディの初めてのお祭りは、とても楽しいものになったのでした。
夏休み、みんなでみゆきのおばあちゃんの家に行くことになりました。おばあちゃんの家は山奥の中にあって、たどり着くのも一苦労でしたが、キレイな自然に囲まれた、とってもいいところです。おばあちゃんの家に着いたみゆきたちは、さっそく手作りの野菜を食べさせてもらいました。その美味しさに感動するみんな。でも、ここにはカッパが住んでいると聞いて、なおはちょっと怖がります。しかし、みゆきはおばあちゃんの言う通り、お供え物のキュウリを流して、カッパにイタズラしないようお願いしました。 おばあちゃんから、ほかにも天狗や座敷わらしの話を教えてもらったというみゆき。みゆきの物語好きはおばあちゃんの影響だったのです。そして夜、みんなで花火をしていたとき、みゆきはおばあちゃんに一緒に住もうと言いだしました。みゆきのお父さんやお母さんも、おばあちゃんがひとりで暮らしているのが心配だったのです。でも、おばあちゃんはここには宝物があるから離れられないと言って、みゆきの誘いを断りました。みゆきは宝物って何？と聞いてみましたが、おばあちゃんは秘密とだけ言って教えてくれません。 おばあちゃんの宝物って、この山や川のような豊かな自然ではないかと考えるみゆきとあかね。そんな時、たまたま遊びにやって来たウルフルンがみゆきたちの前に現れました。自分を見ても怖がらないおばあちゃんに腹を立てたウルフルンは、バッドエナジーを吸い取ろうとバッドエンド空間を作ります。でも、おばあちゃんからはバッドエナジーを吸い取ることができません。怒ったウルフルンは、今度はスーパーアカンベェを暴れさせようとさせます。そうはさせないと、みゆきたちはプリキュアに変身して立ちふさがりました。 スーパーアカンベェの攻撃で倒れてしまうプリキュア。調子に乗ったウルフルンは、次におばあちゃんの家を狙います。でも間一髪、突風がスーパーアカンベェの攻撃を吹き消してしまいました。さらに、水の中にいた何者かがスーパーアカンベェの足を引っ張ります。その隙をついて、プリキュアはスーパーアカンベェを浄化することができました。ウルフルンも逃げ帰り、元通りの平穏を取り戻した山や川。おばあちゃんは山のみんなが、みゆきたちにお礼を言っていると教えてくれます。何かいいことでもしたの？とたずねるおばあちゃんに、みゆきは秘密と微笑んで答えるのでした。
今日は夏休みの登校日。久しぶりにクラスのみんなと会えると、みゆきはうれしそうに教室に入りました。すると、突然なおが悲鳴をあげます。ビックリするみゆきに、なおがオバケ嫌いだと説明するれいか。なおはあかねとやよいからオバケの話を聞かされていたのでした。みゆきもオバケが嫌いだというと、あかねはオバケ嫌いを克服するため、これから学校できもだめしをしようと言い出します。嫌がるみゆきとなおでしたが、あかねたちから強引にすすめられ、学校でおかしなウワサのある場所を回ることになってしまいました。 まず、誰もいないのにピアノの音がするという音楽室に向かいます。みゆきとなおだけで音楽室に入ると、急に音が聞こえてきました。あわてて逃げ出すみゆきとなお。でも、あかねたちは気のせいだと信じてくれません。次は別の世界に続くという鏡をのぞくみゆきとなお。今度は怪しい影が現れますが、やっぱり誰も信じてくれません。そこで次の美術室で動く絵を見るときは、みんなで見ることにします。すると、確かに絵の中の女の人が動き出しました。何かおかしいと思い始めるみんな。あたりもおかしな雰囲気になってきました… いつの間にかあたりは古い学校のようになってしまいました。そこへマジョリーナタイムで若返ったマジョリーナが現れました。今まで起こった変なことは、すべてマジョリーナと学校になったスーパーアカンベェの仕業だったのです。マジョリーナが学校のみんなからバッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはプリキュアに変身しますが、学校になったスーパーアカンンベェの中では思うように動けません。しかも、アカンベェのオバケに追いかけられ、キュアハッピーとキュアマーチは大あわてで逃げ回ります。 でも、お腹の中でプリキュアに走り回られて、思わずスーパーアカンベェは笑い出してしまいます。その隙にプリキュアたちは口の中から脱出することができました。プリキュアたちはすかさずプリンセスフォームに変身、スーパーアカンベェを浄化してキュアデコルを4つも手に入れます。こうしてオバケ騒動も終わって、みんなは家に帰りました。でも、れいかの一言で、夏休みの宿題のことを思い出すみんな。れいか以外の4人は夏休みの宿題をまだ終わらせていなかったのです。オバケよりも真っ白な宿題のほうが怖いと、れいか以外の4人はゾッとするのでした。
今日は夏休み最後の日、みゆきたちは遊園地へ遊びに行こうと集まりました。でも、途中で先生に会い、れいか以外は夏休みの宿題がまだ終わっていないことを思い出します。ガッカリして帰ろうとしたところ、不思議なサイコロを見つけるキャンディ。サイコロを振ってみると、みんなは一瞬で遊園地のような場所に来てしまいました。サイコロはマジョリーナが作った『ゲームニスイコマレ～ル』だったのです。ゲームに入ってしまったみゆきたちは、マジョリーナたちとゲームをして勝たなければ、ここから出られないのでした。 みゆきたちがプリキュアに変身してゲームスタートです。最初はマジョリーナとのモグラ叩き対決でした。ズルをして出てこないアカンベェモグラを、ハッピーシャワーで出てこさせてキュアハッピーが勝利します。続いてのレース対決はキュアサニーが、ボーリングはキュアピースが勝って、絶好調のプリキュアたち。でも、気がつくと時間はもう3時になっていました。ゲームに勝っても、6時半までにすべてをクリアしなければ、このゲームから出られないのです。プリキュアは残りのゲームも勝とうと、気合を入れるのでした。 野球対決はキュアマーチが、次の水泳対決はキュアビューティが勝って、次々にゲームをクリアしていくプリキュアたち。最後のゲームは観覧車で一周した後に、「ウルトラハッピー」と言うだけの簡単なものです。きっとワナがあるに違いないと緊張するプリキュアを襲ったのは幻でした。それは夏休みの宿題を今までなまけていた自分たちの姿と、宿題が終わらなくて補習を受けている姿だったのです。ビューティ以外のプリキュアはそんな自分たちの姿を見て落ちこんで、とてもウルトラハッピーと言える気分ではありません。 観覧車から降りてウルトラハッピーと言えないハッピーたち。勝利を確信するマジョリーナたちでしたが、キャンディとビューティはウルトラハッピーと言えました。そしてビューティは、自分が夏休みの宿題を手伝うから大丈夫だとみんなを励まします。それを聞いたハッピーたちは元気を取り戻し、ウルトラハッピーと叫びました。こうしてゲームはクリアして、スーパーアカンベェも浄化されてキュアデコルに変わります。元の世界に戻ったみゆきたちは張り切って宿題に取り掛かりますが、れいかの想像を超える量が残っていために終わらず、結局、れいか以外は補習を受けることになってしまうのでした…
楽しい夏休みもあっという間に終わってしまいました。ふしぎ図書館に集まったみんなは、今年は誰も家族旅行に行けなかったと残念がっています。でも、その話を聞いていたみゆきがあることを思いつきました。それはふしぎ図書館にある本棚の力を使えば、世界中のどんな場所でも自由に行けるということです。みんなはそれぞれ行ってみたい国を思い浮かべ、期待に胸をふくらませました。もちろん、キャンディも大喜びです。こうして、みゆきたちはふしぎ図書館の本棚を使って、みんなで世界旅行に出かけることになりました。 まず最初にフランスのベルサイユ宮殿に行きました。その後、台湾にある美味しいもの、モンゴルにある大平原、中国の万里の長城、ニューヨークにある自由の女神など、みんなが行きたい場所を次々にまわります。なおは美味しいものをお腹いっぱい食べて大満足でした。みんなもあこがれの場所へ行けて大興奮で記念写真を撮ります。でもそのころ、バッドエンド王国にいたジョーカーは、もうちょっとでキュアデコルがいっぱいになることを不安に思っていました。そこでアカオーニにプリキュアからデコルを奪うよう言います。 世界旅行の最後にアマゾン川へとやって来たみゆきたち。船の上で記念写真を撮っていると、アカオーニが現れます。アカオーニは動物たちからバッドエナジーを集め、ピラニアをスーパーアカンベェにして襲ってきました。みゆきたちはプリキュアに変身、最後のデコルを手に入れようとガンバります。でも、スーパーアカンベェにキャンディを飲み込まれてしまいました。何とかキャンディを助けようとするプリキュアですが、水の中にいるスーパーアカンベェにどうしてもかないません。そこでキャンディがデコルを使いました。 デコルの力はプリキュアたちを人魚に変えます。人魚の力を得たプリキュアは、無事にキャンディを助けることができました。そしてプリンセスモードに変身したプリキュアは、スーパーアカンベェを元のピラニアに戻し、新しいデコルを手に入れます。そして戻ってきたみゆきたちは、最後のデコルをデコールデコルに入れました。これで今度こそロイヤルクイーンが復活すると思ったみゆきたちでしたが、現れたのは針のない時計みたいなものです。これは一体何でしょうか？ そして、そのころジョーカーはデコルを取られた代わりに、怪しげな黒い玉を完成させてしまっていたのです。
ついにキュアデコルが集まって、いっぱいになったデコルデコール。これでロイヤルクイーンが復活するとみんなは思いましたが、代わりに時計のようなものが現れました。みんなはキャンディにこれが何なのか聞いてみますが、わからないみたいです。困りはてて、お腹がすいたことに気づくみんな。そこでみゆきの持っていたクッキーをみんなで分けることにしました。最初は物足りなそうな顔をしていたキャンディですが、みんなで食べたほうが美味しくなることを知って大喜び。すると、そこへポップがやって来ました。 ポップからこれがロイヤルクロックだと教えてもらうみゆきたち。そして、ポップがロイヤルクロックに呼びかけると、ロイヤルクイーンの声が聞こえてきます。ロイヤルクイーンは、ロイヤルクロックが本当の力を出すには、プリキュアとキャンディがさらなる力に目覚める必要があると教えてくれました。そんな時、街でウルフルンが暴れ始めます。駆けつけたみゆきたちの前で、ウルフルンは黒っ鼻を使ってハイパーアカンベェを呼び出すと、合体しました。みゆきたちはプリキュアに変身、強敵ハイパーアカンベェに挑みます。 ハイパーアカンベェのパワーに手も足も出ないプリキュア。さらに、突然現れたジョーカーにより、キャンディはなまけ玉に閉じ込められてしまいました。なまけ玉の中は楽しいことだけの夢の世界、キャンディは絶対に目を覚まさないとジョーカーは自信満々です。でも、プリキュアたちはキャンディが自分の意志で夢から覚めると信じていました。キャンディを助け出そうとプリキュアはプリンセスフォームに変身、レインボーバーストを仕掛けます。しかし、その一撃もハイパーアカンベェには通用せず、倒れてしまうのでした。 夢の中にいたキャンディでしたが、みゆきの言葉を思い出して無事になまけ玉の中から脱出してきました。でも、すでにプリキュアは倒れていて、悲しい気持ちになってしまいます。しかし、キャンディのみんなを守りたいという気持ちが新しい力を呼び覚ましました。その力で黒っ鼻は赤っ鼻に戻ってしまい、気合を振り絞ったキュアハッピーのハッピーシャワーで浄化されます。こうしてお互いの無事を喜ぶみんな。でも、そこへふたたびジョーカーが現れ、あかね、やよい、なお、れいかをなまけ玉に閉じ込めてしまいます。果たして残されたみゆきとキャンディ、ポップはみんなを助けることができるのでしょうか？
ジョーカーによってあかねたちがなまけ玉に閉じ込められてしまいました。残されたみゆきは、みんなを救い出すため、自分からなまけ玉に入ることを決めます。余裕しゃくしゃくでみゆきをなまけ玉に入れるジョーカー。キャンディとポップが心配そうに見守ります。やがて、みゆきが目を覚ますと、そこは学校の教室でした。みゆきがとまどっていると、あかねたちが遊園地に行こうと言い出します。よくわからないまま、みんなと遊園地に向かうみゆき。そう、みゆきはすでになまけ玉の効果で大事なことを忘れていたのでした… なまけ玉の外から見ていたキャンディは、みゆきがピンチだと思って、ふたたびなまけ玉の中に入りました。でも、みゆきはもうキャンディのことも忘れていたのです。でも、キャンディがみゆきに教えてもらった「みんなで一緒の方がウルトラハッピーになれる」という言葉を聞いて、何とかすべてを思い出すことができました。しかし、あかね、やよい、なお、れいかは、もうみゆきのことも忘れて眠り始めてしまったのです。そこでみゆきはキュアハッピーに変身し、なまけ玉から脱出しようとハッピーシャワーを発射しました。 ハッピーをジャマするため、ジョーカーが現れました。そして、黄色っ鼻のアカンべェにハッピーを襲わせます。みんなを守るため、ひとりでガンバるハッピー。そんなハッピーを、ジョーカーは遊んでいたほうが楽なのにとバカにします。でも、ハッピーはあかねたちが本当の笑顔を取り戻し、みんなでウルトラハッピーになることが大切だと言い返しました。苦しくてもガンバることが大切なのです。しかし、アカンベェの猛攻の前についにハッピーは倒れてしまいました。ハッピーを助けようと、キャンディが飛び出しますが… 間一髪、ハッピーとキャンディを助けるため、キュアサニーが現れました。ハッピーの言葉でみんなは自分を取り戻し、プリキュアに変身して助けに来てくれたのです。あわてたジョーカーは闇の黒い絵の具でアカンベェをハイパー化させました。でも、プリキュアとキャンディが力を合わせた今、ついにロイヤルクロックが本当の力に目覚めます。プリンセスフォームとなったプリキュアは、ロイヤルクロックの力を借りた新技「プリキュア・ロイヤルレインボーバースト」でハイパーアカンベェを浄化しました。それを見てあわてて逃げ出すジョーカー。こうして、みゆきたちとキャンディの絆はより深くなったのです。
時代劇映画村へ見学にやって来たみゆきたち。侍が見られると聞き、ポップもメルヘンランドに帰らず、一緒に見学にやって来ました。撮影を見ていて興奮したみゆきたちは、思わず映画のマネをして遊びます。すると、それを見ていた映画監督が、映画に出てみないかと言い出しました。もちろん、みゆきたちは大喜びで引き受けます。こうして、みゆきは町娘、やよいはお団子屋の看板娘、れいかはお姫様、あかねは妖怪女郎蜘蛛、なおはくノ一として撮影に参加しました。さらにポップも人間に変身して侍役で映画に参加します。 ぬいぐるみのふりをしていたキャンディも人間を助ける妖怪役で参加して、映画の撮影が始まりました。でも、なれないみゆきたちは台本を無視して、好きなように動いてしまいます。終わってから監督に怒られると思っていたみゆきたちでしたが、監督はみゆきたちのやったことが気に入って大喜び、次のシーンも出て欲しいと言ってきました。こうして次の撮影も参加することになったみゆきたち。そのころ、テレビで青鬼の活躍を見ていたアカオーニは、青鬼が本当にいると勘違いして、時代劇映画村に向かっていたのでした。 いよいよ映画もクライマックスの撮影になりました。でも、そこへ勘違いしたアカオーニが現れて、撮影をメチャクチャにしてしまいます。ポップの活躍で撮影は続きましたが、騙されたと思ったアカオーニはバッドエナジーを集め始めました。みんなが絶望している隙にみゆきたちはプリキュアに変身します。アカオーニを止めようとしたプリキュアでしたが、ハイパーアカンベェに動きを自在に操られて大ピンチになってしまいました。このプリキュアのピンチを救おうと、ポップとキャンディがハイパーアカンベェに挑みます。 キャンディが水を浴びせたおかげで、機械が故障してハイパーアカンベェがパワーダウンしました。その隙を逃さずプリキュアはプリンセスフォームに変身し、ハイパーアカンベェを見事に浄化します。こうして騒動も一件落着、撮影も無事に終わりました。でも、プリキュアの活躍はカメラに撮られていたのです。しかし、ポップがテープを入れ替えると聞いて、みゆきたちも一安心しました。そして映画が完成、みゆきたちは自分たちが写っていると大喜びで見に行きます。でも、映画に写っていたのはポップだけでした。ポップはちゃっかり、自分の活躍だけをテープに残していたみたいです。
もうすぐ七色ヶ丘中学校の文化祭です。みゆきたちのいる2年2組は、クラスの出し物をファッションショーに決めました。でも、クラスメイトのひとり豊島が、ファッションショーをやらないと言い出します。気になったみゆきは、豊島にファッションショーを一緒にやろうと声をかけました。しかし、豊島はまったく聞いてくれません。実は豊島は文化祭でバンドをやりたかったのですが、自分の意見が通らなかったことをすねていたのです。みゆきたちは豊島にファッションショーを楽しんでもらおうと、説得することにしました。 みゆきの意見で、クラスの全員が絵本の人物になりきって楽しめるファッションショーをやることに決まります。クラス全員でやることを分担し、みんなは楽しそうに準備を始めました。でも、豊島は相変わらず手伝いもせずにひとりで帰ってしまいます。みゆきたちがどんなに誘っても、興味を示してくれません。その態度を見て、クラスメイトたちは豊島なんかいらないと思い始めてしまいます。でも、みゆきは全員が参加しないといけないと考え、参加してくれるまで何度でも豊島をファッションショーに誘おうと思うのでした。 ひとり寂しそうにギターを弾く豊島。本当は豊島も、クラスのみんなと楽しく文化祭の準備をやりたかったのでした。その豊島の本音を聞いたみゆきが声をかけようとしたその時、突然マジョリーナが現れてバッドエナジーを集め始めます。みゆきたちはプリキュアに変身、ハイパーアカンベェに挑みました。しかし、ハイパーアカンベェの音楽攻撃はよけることができず、頭が痛くなってプリキュアは大ピンチ。でも、キャンディのバナナデコルで足を滑らせた隙をついて、何とかハイパーアカンベェを浄化することに成功します。 事件も終わり、みゆきは豊島に声をかけました。先ほどまでと違って、素直に自分が意地を張っていたことを謝る豊島。みゆきはそんな豊島にお願いをします。それはファッションショーの音楽を、豊島にやってもらうことでした。そして文化祭の当日、ついにみゆきたち2年2組のファッションショーが始まります。豊島たちのバンド演奏で飛び出すクラスメイト。赤ずきんちゃんのやよい、アラビアンナイトのあかね、かぐや姫のれいか、不思議の国のアリスのなお、そして豊島のピーターパンに合わせてみゆきはウェンディで舞台に上がりました。こうして文化祭は、クラス全員がウルトラハッピーで楽しんだのです。
やよいがお気に入りのロボットアニメ『鉄人戦士ロボッター』。そのロボッターのオモチャが発売されるというので、みんなはやよいと一緒にオモチャ屋さんへ行くことになりました。並んでいる間もロボッターの本を取り出してみんなに説明するやよい。そこへウルフルンたちが現れます。ウルフルンとアカオーニは、ロボッターの敵であるワルブッターのオモチャを買いにやって来たのでした。でも、ここで決着をつけようと思ったウルフルンはバッドエンド空間を作り出します。それを見たみゆきたちはプリキュアに変身しました。 するとマジョリーナが新しく発明した『ロボニナ〜ル』を取り出しました。『ロボニナ〜ル』は、誰でも巨大ロボにできるのです。さっそく使おうとしたマジョリーナですが、その光は間違ってキュアハッピーにあたってしまいました。みるみるうちに大きくなって、巨大ロボになるハッピー。そこでウルフルンとアカオーニは、巨大ロボ型のハイパーアカンベェでハッピーロボに攻撃します。迎え撃とうとしたハッピーロボですが、動くことができません。そう、ハッピーロボは誰かが操縦しなくては動くことができなかったのです。 巨大ロボの操縦席に入れるとあって大喜びで乗り込むキュアピース。でも、操縦することができなくて、ハッピーロボはまたまたピンチにおちいってしまいます。この隙を逃さず攻撃を続けるハイパーアカンベェ。でも、急にハッピーロボの動きが良くなります。それはやよいの持ってきたロボッターの本をすべて暗記して、キュアビューティが操縦を覚えたからでした。そこでウルフルンとアカオーニは、2体のハイパーアカンベェを合体させます。それに対抗して、ハッピーロボもデコルの力で、空を飛べるようになりました。 ビューティの操縦するハッピーロボは絶好調、あと一歩までハイパーアカンベェを追い詰めました。でも突然、ハッピーロボは元のハッピーの姿に戻ってしまいます。それはマジョリーナがロボニナ〜ルを壊したからでした。ガックリするピースでしたが、気を取り直してプリンセスフォームに変身、いつものようにハイパーアカンベェを浄化します。こうしてウルフルンたちを追い返して、無事にロボッターのオモチャを手に入れたやよい。今回の騒動で、あかねたちもやよいがロボットアニメが好きな理由がわかったような気がしました。巨大ロボには、どうやらみんなを元気にする力があるみたいです。
ある日、土手で転んだあかねは、通りすがりの外国人の男の子に助けてもらいました。その翌日、男の子が自分たちのクラスに転校してきて、あかねはビックリします。男の子の名前はブライアン。イギリスから3週間だけ日本へ勉強しに来たのです。たまたまブライアンのことを知っていたあかねは、先生から学校の中を案内するよう言われました。みゆきたちは用事があったので、あかねはひとりでブライアンを色々な場所へ案内します。そして、あかねはブライアンと一緒にいると、いつの間にかドキドキするようになりました。 最近、ブライアンのことばかり話すようになったあかね。やよいから、その気持ちは恋だと言われて、あかねは激しく動揺します。みゆきたちは、あかねとブライアンがもっと仲良くなれるよう、色々な作戦を実行に移しました。でも、みんなの作戦は失敗ばかり。それでもあかねはブライアンと一緒にいるととても楽しいので、自分の気持ちを伝えることなく、毎日を過ごしていました。しかし、楽しい日々は長くは続かなかったのです。ついにブライアンが日本にいられる3週間が過ぎ、イギリスに帰るときがやって来たのでした。 クラスメイトに見送られて空港に向かうブライアン。でも、そこにはあかねの姿はありません。あかねはひとりで寂しそうにしていたのです。そんな時、街でウルフルンが暴れ始めました。みんなはプリキュアに変身、ハイパーアカンベェに挑みます。戦いの最中、ウルフルンの言葉にドキッとするキュアサニー。でも、キュアハッピーの言葉が、サニーの心に火をつけます。たとえ離れ離れになっても、それまで楽しかった思い出は消えることはありません。サニーは炎の剣を握りしめ、ひとりでハイパーアカンベェに挑みました。 サニーの力に圧倒されたハイパーアカンベェは、その勢いのままプリンスフォームに浄化されました。そして、あかねはブライアンにもう一度会うために空港へ走ります。そのあかねを助けるため、みんなはできる限りの協力をしました。そのみんなの協力で、何とか空港に着いたあかねでしたが、飛行機はもう飛び立った後でした。ガックリと肩を落とすあかね。しかし、そこへブライアンが現れました。ブライアンはあかねが必ず来ると信じて待っていたのです。こうして、あかねとブライアンは「ありがとう」という感謝の気持ちをお互いに伝えることができたのでした。
誰よりも早く学校に来て、みんなに「おはよう」のあいさつをかけるれいか。みんなのことを誰よりも考えているれいかに、みゆきたちは次の生徒会長になってもらいたいと考えています。でも、れいかは次の生徒会長を決める選挙には出ないと言いだしました。れいかは、みんなに道を示すことができない自分には生徒会長は無理だと思っていたのです。残念に思うみゆきたち。そんなとき、3人の転校生が七色ヶ丘中学校にやって来ます。いかにも怪しいこの3人の転校生は、いきなり次の生徒会長になりたいと言い出すのでした。 最初は転校生が生徒会長になってもいいと思ったれいかでしたが、転校生たちがみんなに言うことを聞いてビックリしました。転校生たちは生徒会長になったら「宿題をなくす」「お菓子を授業中に食べてもいい」「学校にゲームや漫画を持ってきてもいい」と言い出したのです。そんなことを許してはいけないと、れいかは生徒会長選挙に出ることを決めました。でも、れいかはまだ自分が生徒会長として、みんなにどんな道を示したらいいか決めていなかったのです。そのことを転校生に言われ、れいかは深く悩んでしまうのでした。 いよいよ生徒会長選挙の日がやって来ました。みんなの前で最後の主張をするときです。でも、みんなは転校生たちの甘い言葉を信じて、れいかの言うことを聞いてくれません。しかし、転校生たちは転んだひょうしにアカオーニとマジョリーナになってしまいました。実は転校生たちはニンゲンニナ〜ルというワッペンで三幹部が変身した姿だったのです。変身がバレて逃げ出すアカオーニとマジョリーナ。ひとり残ったウルフルンはバッドエンド空間を作ってバッドエナジーを集め始めました。みゆきたちはプリキュアに変身します。 暴れるハイパーアカンベェを止めようとガンバるプリキュアたち。その途中、キュアビューティは自分の言葉が相手に届くまでキチンと話すことの大切さを仲間たちから教えてもらいました。こうしてハイパーアカンベェは浄化されましたが、ウルフルンは逃げ出さず、れいかと生徒会長の座をかけるために残ってしまいます。そして、れいかの主張が始まりました。厳しいながらも大切なことを訴えるれいかの言葉は、だんだんとみんなの心を動かしていき、最後には盛大な拍手が起こります。その結果、生徒会長はれいかに決まりました。みんなからの声援に、れいかは満面の笑みで応えるのです。
公園で待ち合わせをしていたみゆきたちの前にビンが落ちてきました。そして、そのビンに入っていた液体を浴びたみゆきたちは、たちまち子供になってしまいます。それはマジョリーナが作った、誰でも子供になる薬『コドモニナ～ル』でした。しかも、小さい子供になったみゆきたちは、心まで子供に戻ってしまったのです。このままではいけないと思ったなおは、みんなにマジョリーナを探して元に戻ろうと言いました。子供の頃から弟や妹の面倒を見てきたなおは、子供に戻っても自分がお姉さんという自覚があったのです。 なおたちが電車ごっこをしながらマジョリーナを探していると、目の前から自分たちと同じように子供に戻ってしまったウルフルンとアカオーニが現れました。いつものように襲いかかろうとするウルフルンとアカオーニですが、みゆきたちと同じようにコドモニナ～ルの影響で子供になっていたので思うようにいきません。そこで鬼ゴッコで決着をつけることになりました。アカオーニに追いかけられても、遊んでいるつもりで逃げ回るみゆきたち。そのころ、なくなったコドモニナ～ルをマジョリーナはひとりで探していました。 みゆきたちが鬼ゴッコに続いてだるまさんが転んだで遊んでいると、マジョリーナが現われました。マジョリーナはみゆきたちが子供になっているのを見て、このチャンスに倒してしまおうとハイパーアカンベェを呼び出します。あわてるみゆきたちに、なおはプリキュアに変身してみようと言いました。どうにかプリキュアに変身できたみゆきたちですが、姿は子供のままです。それでも果敢にハイパーアカンベェに挑みますが、子供のままでは相手になりません。しかも、決め技の威力も弱くなって、大ピンチになってしまいます。 このままではやられてしまうと思ったキュアマーチは、子供の姿を利用して鬼ゴッコでハイパーアカンベェをかく乱します。この作戦は大成功。しかも、ウルフルンとアカオーニがケンカをしていたため、元に戻る薬がプリキュアたちにかかってしまいました。元に戻ったプリキュアはプリンセスフォームに変身、ハイパーアカンベェを浄化します。こうして事件も無事に解決しました。でも、子供に戻ったみゆきたちはまだウキウキした気分が止まりません。家に帰った後もなおは、弟や妹たちと鬼ゴッコを楽しんで、お母さんに叱られてしまうのでした。
ある日、みゆきは学校の図書室で不思議な本を見つけます。表紙に描かれたガラスの靴をながめていたみゆきは、その本の中へと吸い込まれてしまいます。その本の名は『はじまりのシンデレラ』。世界中のシンデレラとつながっている本でした。そして、この本がバッドエンドになれば、世界中のシンデレラがバッドエンドになってしまうのです、そのことを知っているウルフルンたちが本を奪いにやって来ますが、本から出た不思議な光で吸い込まれてしまいました。さらにその光はキャンディたちも本の中へ吸い込んでしまいます。 あこがれのシンデレラになって大喜びのみゆき。物語の最後には王子様と結ばれてハッピーエンドになれると思っていたみゆきでしたが、ウルフルンたちが物語をバッドエンドに変えようと、イジワルな姉たちや継母になって姿を現しました。このみゆきのピンチを救うため、キャンディたちもシンデレラに登場するキャラクターになって助けにやって来ます。でも、魔女役のやよいが捕まってしまったり、お城に行くカボチャの馬車がウルフルンに壊されてしまったりと、次々にシンデレラのみゆきにピンチがおとずれるのでした。 お城でシンデレラを待つ王子様役のれいか。でも、現れたのはウルフルンたちだけでした。ほかの人たちもウルフルンたちにジャマされて来られなかったのです。でも魔法のほうきに乗ったみゆきが駆けつけ、無事に王子様とシンデレラはダンスを踊ることができました。そしていよいよシンデレラがガラスの靴を落とす場面です。しかし、ウルフルンたちがガラスの靴をアカンベェに変えてしまいました。プリキュアに変身するしかないと構えるみゆきでしたが、みんなはスマイルパクトを現実世界に置いてきてしまっていたのです。 たったひとりでアカンベェをガラスの靴に戻そうとガンバるキュアハッピー。12時にまであまり時間はありません。でも、みゆきのシンデレラに対する愛が、ハッピーにいつも以上の力を与えたのです。プリンセスフォームに変身したハッピーは、たったひとりでアカンベェをガラスの靴に戻すと、12時前に家へと戻るのでした。そして翌日、またジャマしようとするウルフルンたちを抑え、みゆきはガラスの靴を履いてシンデレラをハッピーエンドで終わらせます。くやしそうに逃げていくウルフルンたち。物語はちょっと変わってしまいましたが、みゆきたちは無事にシンデレラをハッピーエンドにしたのでした。
バレーの練習をするあかね、今日も絶好調です。その練習風景をみゆきたちが見守っていました。そんなある日のこと、学校の作文コンクールで『私の宝物』というテーマが発表されます。みんなは思い思いの宝物を思い出して口にしました。でも、あかねは宝物といって思いつくようなものはありません。そこであかねは、自分の宝物を探すことにします。そのころ、バッドエンド王国ではウルフルンがジョーカーに呼びされていました。ジョーカーからプリキュアを倒すように言われ、ウルフルンはキュアサニーに狙いをつけます。 あかねはまず自分の好きなものを思い浮かべました。バレーは好きだけど、宝物というのにはチョット違うような気がします。お好み焼きも好きですが、これも宝物というわけではありません。悩んでいるあかねのもとに、みゆきたちがたずねて来ました。そして、明日行われるバレーの試合のお守りとして、あかねそっくりのマスコット人形をプレゼントします。人形をもらって大感激するあかね。この人形こそが、自分の宝物だと大喜びです。こうして、あかねは自分にも宝物ができたと、パワー全開で試合の日を迎えるのでした。 試合の日、体育館に向かう途中であかねの前にウルフルンが現れました。ウルフルンはバッドエンド空間を作って、ハイパーアカンベェを呼び出します。あかねはサニーに変身して、たったひとりでハイパーアカンベェに挑みました。でも、ウルフルンの猛攻の前に倒れてしまいます。そして、みんなからもらった大事な人形を、ウルフルンに壊されてしまいました。その光景にショックを受けたサニーは、ボロボロになって倒れてしまいます。それを見たウルフルンは今度はキュアハッピーを倒そうと、去っていこうとしますが… 仲間を失うかもしれないと考えたとき、サニーはようやく気づきました。自分の宝物、それはみんなのことだったのです。そう思った瞬間、サニーに今まで以上のパワーがみなぎりました。炎の力を最大限に生かした『サニーファイヤーバーニング』でハイパーアカンベェを圧倒するサニー。そこへハッピーたちも駆けつけ、ハイパーアカンベェは浄化されます。こうして事件も一件落着しましたが、あかねの大切な人形は壊れたままでした。みゆきたちはもう一度作り直すと言いましたが、あかねはそれを断ります。それは本当の宝物が何かということを、あかねが気づいたからでした。
小さいころからマンガを描くことが好きだったやよい。そんなやよいの描くマンガを見て、みゆきたちはマンガ家になればいいと言いました。でも、やよいには自信がありません。それはマンガ家になることがどれだけ大変かを知っているからです。そんなとき、クラスメイトからマンガコンクールがあることを教えてもらいました。それを聞いたやよいは、ガンバってみようと決意します。こうしてやよいは、自分の考えたスーパーヒロイン『ミラクルピース』を主人公にしたマンガを描いて、コンクールへ応募することになりました。 さっそくマンガを描き始めるやよい。最初はうまくいっていましたが、途中からなかなか思うようには進みません。やよいはすっかり自信をなくしてしまいます。そんなやよいを気づかい、みゆきたちがお手伝いを申し出ました。でも、やよいはお手伝いを断ります。それは自分の考えたミラクルピースが、マンガではひとりでやりぬくと決意しているからでした。やよいはどんなに大変でも、ひとりでガンバると決めたのです。そのころバッドエンド王国ではジョーカーに言われ、アカオーニがキュアピースを倒そうとしていました。 自分ひとりでは何もできないかもしれない。そんな不安な気持ちを夢に見てしまうやよい。しかもそれが原因で、大事なマンガにインクをこぼしてしまいます。ショックのあまり、マンガを持って外へ出てしまうやよい。そんなやよいの前にアカオーニが立ちふさがりました。しかも、やよいの大切なマンガを奪い、ハイパーアカンベェに変えてしまったのです。やよいはマンガを取り返すため、ピースに変身してハイパーアカンベェに挑みました。でもピースひとりでは歯が立ちません。一方のアカオーニは余裕の表情で言いたい放題です。 大ピンチのピースでしたが、ミラクルピースのことを思い出して立ち上がります。一度、自分でやると決めたら途中で絶対にあきらめない。その心がピースに今までになかったパワーを与えてくれました。新しい決め技『プリキュア・ピースサンダーハリケーン』が見事にハイパーアカンベェを撃退します。そして残りのプリキュアたちも駆けつけ、やよいは無事にマンガを取り戻すことができました。それから数日後、キチンとマンガを描き上げたやよい。みゆきたちはもちろん、クラスメイトにも大好評です。こうしてひとつのことを無事に最後までやり遂げ、やよいは少しだけ自分に自信が持てるようになりました。
けいた、はる、ひな、ゆうた、こうた。なおは6人兄弟の一番上のお姉さんです。でも今度、なおに新しい家族ができることになりました。それはなおのお母さんが赤ちゃんを生むからです。そして、いよいよ赤ちゃんが生まれる日がやって来ました。病院に行くお父さんとお母さんに頼まれて、赤ちゃんが生まれるまでの間、弟と妹の面倒を見ることになったなお。うれしそうにお父さんとお母さんを見送ると、なおは弟と妹たちを全員連れて、商店街に買い物に行きました。今日の晩御飯は、みんなが大好きなお母ちゃんカレーです。 商店街のみんなも、なおに新しい家族ができるとあって、お祝いにサービスしてくれました。さっそく家に帰ってカレーを作り始めるなおですが、途中でりんごを買い忘れたことに気づきます。そんななおを助けようと、ひなとゆうたはりんごを買いに出かけてしまいました。そうとは知らないなおは、大あわてでひなとゆうたを探します。なおのお手伝いをしようとたずねたみゆきたちも一緒にふたりを探しました。でも、ひなとゆうたはジョーカーからキュアマーチを倒すよう命令されたマジョリーナが、先に見つけてしまいます。 必死にひなとゆうたを探すなお。でも、ふたりはマジョリーナに捕まっていたのです。なおだけでなく、弟や妹たちにまで攻撃しようとするマジョリーナ。なおは仕方なく、弟や妹たちが見ている前でプリキュアに変身します。しかし、卑怯なマジョリーナは、ひなとゆうたを人質にしたハイパーアカンベェで、マーチだけでなくこうたたちにも攻撃してきました。家族を守るため、自分が盾になるマーチ。それをあざ笑うマジョリーナでしたが、マーチの家族を守ろうという気持ちが、スマイルパクトにいつも以上の力を与えました。 新しい決め技『プリキュア・マーチシュートインパクト』でハイパーアカンベェを圧倒するマーチ。もうあとがないマジョリーナはさらに攻撃を仕掛けますが、ほかのプリキュアたちも駆けつけて、ついに撃退されてしまいます。ホッとして泣き出すなお。そこへお父さんがやって来て、赤ちゃんが生まれそうだと教えてくれました。疲れて眠ってしまった弟や妹たちはプリキュアのことを夢だと思ってしまい、なおは一安心します。そして、ついに女の子の赤ちゃんが生まれました。名前はゆい。なおは新しい家族が生まれたことを大喜びするのでした。
れいかがイギリスに留学することが決まりました。それも日本中の中学生の中からひとりだけ選ばれるという名誉あるものです。周りのみんなは大喜びしますが、れいかは1ヶ月後には日本を離れ、1年は帰って来られないのでした。自分がいなくなればプリキュアはどうするんだろう？と思い、留学を不安に思うれいか。そんなれいかの心に気づいたれいかのおじいちゃんは、道は人それぞれにあるということをやさしく教えてあげます。そのころ、ウルフルンたちがいないバッドエンド王国では、ジョーカーが悪いことを考えていました。 れいかが留学することを迷っていると思ったみゆきたちは、笑顔でれいかに留学を勧めます。でも、本当はれいかがいなくなることが寂しくてたまらなかったのでした。れいかを見送ったあと、こらえきれなくなるみゆきたち。そして、ひとりで弓道の練習をするれいかですが、心の迷いが出て上手くいきません。そこへいきなりジョーカーが現れました。ビックリするれいかを異次元空間に引きずり込むジョーカー。れいかは素早くキュアビューティに変身して身構えますが、ジョーカーは意外にも留学おめでとうと言い出しました… ジョーカーはハイパーアカンベェでビューティを攻撃します。しかも、れいかが留学のことで悩んでいることを知っているジョーカーは、そのことで嫌なことをいっぱい言いました。そして、ジョーカーの作戦通り、れいかは変身がとけて落ち込んでしまいます。そこへほかのプリキュアたちが駆けつけ、れいかを助け出そうとしますが上手くいきません。しかもジョーカーの言葉から、れいかと別れることが寂しくて仕方ないと本当のことを言ってしまいます。それを聞いたれいかも、偽らない自分の心をさらして泣き出しました。 みんなが泣き出したことをあざ笑うジョーカー。でも、お互いに本当の気持ちを打ち明けたれいかたちの心の迷いは完全に消えました。れいかはふたたびビューティに変身すると、ひとりでジョーカーに挑みます。その力はハイパーアカンベェと合体したジョーカーをも上回りました。そして、新しい決め技『プリキュア・ビューティブリザード』が炸裂します。あわてて逃げていくジョーカー。こうして自分の道を見失っていたれいかでしたが、本当に進みたい自分の道にようやく気づきました。それはみゆきたち友だちのみんなと一緒にいることだったのです。
みんなとの待ち合わせに遅れ、あわてていたみゆきは転んでしまいます。それを見ていた通りすがりの女の子とそのお母さんは、転んだみゆきに手を差し伸べてくれました。その女の子が首からさげていた鏡を見て、昔を思い出すみゆき。それはまだみゆきが小さかったころ、おばあちゃんと一緒に暮らしていたときの話です。恥ずかしがり屋だったみゆきは、いつもひとりで絵本ばかり見ていました。そんなみゆきを心配したおばあちゃんは手鏡をプレゼントします。その手鏡から勇気をもらったみゆきは、ひとりで出かけました。 結局、誰にも声をかけられなかったみゆき。ガッカリしたみゆきが大きな木の下で休んでいると、不思議な女の子が現れました。その女の子と友だちになったみゆきは、ほかの子たちにも声をかけられるようになり、仲良くするようになりました。でも、その女の子とは2度と会うことはできなかったのです。それから、みゆきは変わりました。明るくしていなければハッピーは逃げていくと思ったみゆきは、自分から積極的に友だちを作り、いつも笑顔でいるようになったのです。そして、ウルトラハッピーを探すようになりました。 さっき見かけた女の子が迷子になっていたのを見つけるみゆきたち。みんながお母さんを探している間、みゆきが女の子と一緒にいることになりました。そんなとき、バッドエンド王国に帰れなくなったウルフルンがみゆきを狙って現れます。みゆきはキュアハッピーに変身、みんなを守ろうとハイパーアカンベェに挑みました。でも、もう後のないウルフルンのやぶれかぶれの攻撃は強烈で、ひとりでガンバるハッピーは大苦戦です。でも、そのピンチの中で、ハッピーはウルトラハッピーとは何かに気づくことができました。 ウルトラハッピーとは、みんなのやさしい心が育てる想い。そして、ハッピーはそれをみんなのために守りたいと思いました。その気持ちに目覚めたハッピーの新しい決め技、『プリキュア・ハッピーシャワーシャイニング』がハイパーアカンベェに炸裂します。ようやくほかのプリキュアたちも合流し、ハイパーアカンベェはキュアデコルに浄化されました。これで残るデコルは後ひとつです。みゆきの思いついたウルトラハッピーの答えを聞いたみんなもその答えに納得します。そして、みゆきはこのウルトラハッピーの気持ちを、もっと多くのみんなにも分けてあげたいと思うのでした。
ある日、謎の隕石が現れました。すると、ロイヤルクロックが突然光り、その光をあびたキャンディは姿を変えてしまいます。何が起こったかわからず、おどろくみゆきたち。そのころ、ウルフルン、アカオーニ、マジョリーナたちはジョーカーに呼び出されていました。ジョーカーは現れた隕石がピエーロの卵だと言うと、どんな望みでも叶えるミラクルジュエルが見つかったことを伝えます。そして、三幹部に最後の黒っ鼻を渡しました。黒っ鼻は使うと命を縮めるのですが、三幹部は覚悟してプリキュアに挑むことを決めます。 キャンディが変わってしまい、あわてているみゆきたちの前にポップが駆けつけました。ポップはキャンディがミラクルジュエルになったとみゆきたちに教えます。それを聞いてビックリするみゆきたち。そこへ三幹部が現れ、ピエーロ復活に必要なバッドエナジーを集め、街をバッドエンド空間に変えてしまいます。みゆきたちはプリキュアに変身、三幹部の挑戦を受けました。三幹部は黒っ鼻の力を最大限に引き出してプリキュアに攻撃を仕掛けます。その圧倒的な力の前にプリキュアは決め技を破られ、倒されてしまいました。 しかし、プリキュアは最後の力を振り絞って立ち上がります。そして、プリンセスモードに変身、最大の決め技『プリキュア・レインボーバースト』を放ちました。でも、三幹部も悪の技『バッドエンドバースト』を放ち、レインボーバーストごとプリキュアを倒してしまいます。勝利を確信し、みんなをもっと不幸にしようと考える三幹部。プリキュアは、どうして三幹部がそんなに悪いことをしようとするのかをたずねます。三幹部は、自分たちが絵本でいつもみんなから仲間外れにされ、いじめられてきたからだと答えました。 三幹部の悲しい過去を知り、どうしたらいいかわからなくなってしまうプリキュア。そんなプリキュアに三幹部は攻撃を仕掛けました。でも、キュアハッピーは『友だち』になろうと優しく語りかけます。その優しい言葉に心打たれた三幹部の身体から、悪い心が抜けていきました。そして、三幹部は元の妖精の姿であるウルルン、オニニン、マジョリンへと戻っていきます。みんなは喜びますが、そこへジョーカーが現れました。ジョーカーは、ピエーロが復活することを告げると、三幹部から抜け出した悪い心とキュアデコルを合体させ、悪のプリキュアであるバッドエンドプリキュアを誕生させてしまいます！
最後のキュアデコルと三幹部から抜け出した悪い心からジョーカーは、悪の戦士バッドエンドプリキュアを作り出しました。自分たちとそっくりなバッドエンドプリキュアの姿を見て、プリキュアはビックリします。でも、バッドエンドプリキュアは姿こそプリキュアたちにそっくりですが、自分勝手で冷たい心の持ち主でした。自分が幸せになるために、みんなを不幸にすると言いながらバッドハッピーは攻撃してきます。何とかその攻撃を防いだプリキュアでしたが、ジョーカーによって別々の場所へと呼ばされてしまいました。 見知らぬ場所へと飛ばされたキュアハッピーの前に、バッドハッピーが現れて攻撃を仕掛けます。ほかのプリキュアたちのところにも、そっくりな姿をしたバッドエンドプリキュアが現れました。姿だけは自分たちとそっくりだけど、心は正反対のバッドエンドプリキュアに対決を迫られるプリキュアたち。そのころ、ひとり残ったジョーカーは、ポップが守っていたミラクルジュエルを狙っていました。そして、ミラクルジュエルで叶える望みはないので、みんなの希望を奪うためにミラクルジュエルを破壊すると言い出します。 ミラクルジュエルを壊すと言われておどろくプリキュアたち。それはキャンディのピンチでもあるからです。でも、危機一髪でロイヤルクロックからロイヤルクイーンが現れ、ジョーカーの攻撃を防いでくれました。そして、ついにキャンディの秘密が明かされます。キャンディはロイヤルクイーンの娘、つまり次の女王様だったのでした。ミラクルジュエルとは女王の卵だったのです。ミラクルジュエルでは望みを叶えることができないと知ったジョーカーは勝利を確信して大喜び、世界を絶望に包む準備をふたたび始めました。 しかし、どんなにピンチになってもプリキュアはあきらめません。強敵バッドエンドプリキュアに対して、最後の力を振り絞って挑みます。その絶対あきらめない心がバッドエンドプリキュアを打ち破り、最後のデコルを手に入れることができました。バッドエンドプリキュアが敗れておどろくジョーカーでしたが、ふたたび笑い出し始めます。それは、ついにピエーロが完全復活を遂げたからでした。ジョーカーを吸収して、その巨大な姿をついに現すピエーロ。その姿こそ、メルヘンランドを襲った絶望の巨人でした。巨大なピエーロの姿におどろくプリキュア。そして、ポップは最後のデコルを入れました…
ついに完全復活してしまった悪の皇帝ピエーロ。でも、キュアデコルもすべて集まりました。ポップがすべてのデコルをデコルデコールに入れると、ロイヤルクイーンが現れます。そして、次のメルヘンランドの女王様であるロイヤルキャンディが生まれました。ロイヤルクイーンはプリキュアたちにミラクルジュエルと、中身が真っ白のプリキュアの本を託して姿を消します。真っ白の未来は自分たちで切り開くもの。そう思ったプリキュアとキャンディは、ピエーロの野望を阻止するためにガンバることをあらためて決意しました。 復活したピエーロは、プリキュアの本を黒く染めて絶望させようと、絶望の巨人たちに本を奪うように命令しました。そうはさせないと、ガンバるプリキュアとキャンディ。そのプリキュアのガンバりで一度は倒された絶望の巨人たちでしたが、ピエーロの力で復活、本を狙ってふたたび襲ってきました。何度でも復活する絶望の巨人を相手に、だんだん疲れていくプリキュアたち。そして、ついにプリキュアの本が絶望の絵の具で黒く染められてしまいました。その瞬間、プリキュアたちは意識を失って次々と倒れてしまいます。 バッドエンドの世界に落ちたプリキュアたちを救おうと、キャンディはミラクルジュエルの力を使いました。ミラクルジュエルには絶望の世界に、ひとすじの希望の光をあてる力があったのです。でも、ミラクルジュエルを使っている間のキャンディは無防備で、絶望の巨人たちから容赦ない攻撃を受けました。そのころバッドエンドの世界に落ちたプリキュアは絶望してしまい、そのまま深い闇に沈んでいきます。そんなとき、必死にプリキュアたちを呼ぶキャンディの声が聞こえてきました。ハッとして目を覚ますプリキュアたち。 必死に絶望から抜け出そうとするプリキュアの手をつかむキャンディ。ついにプリキュアはバッドエンドの世界から抜け出すことに成功、ウルトラプリキュアへとその姿を変えました。そして、希望とは何かということにあらためて気づきます。希望、それは『友だち』のこと。自分たちのために傷ついてもガンバった大切な友だちであるキャンディをポップに任せ、プリキュアはピエーロに向かっていきます。バッドエンドの世界から戻ってきたプリキュアにおどろくピエーロは、最後の手段に出ました。絶望の巨人たちまでも吸収し、ピエーロは地球よりも大きな暗闇へと姿を変えてしまったのです！
悪の皇帝ピエーロが、地球よりも大きな闇のかたまりになって襲ってきました。でも、相手がどれだけ大きくてもプリキュアたちはあきらめたりしません。プリキュア・ウルトラロイヤルレインボーバーストでピエーロに向かっていきます。しかし、巨大化したピエーロには、その決め技も通用しませんでした。しかも、ピエーロに跳ね返されたショックで変身がとかれ、さらにスマイルパクトはその力を失ってしまいます。どうすればいいかわからなくなるみゆきたち。その姿を見たピエーロは、余裕の表情を見せて笑いました。 このままでは世界がバッドエンドの闇に包まれてしまいます。でも、みゆきたちの思いに応えて、ミラクルジュエルが最後の力を発揮しました。これでプリキュアに変身できると喜ぶみゆきたちでしたが、キャンディとポップの顔が暗くなりなります。それは最後の力を使うとミラクルジュエルは消えてしまい、この世界とメルヘンランドのつながりがなくなって、みゆきたちとキャンディはもう2度と会えなくなってしまうからでした。大好きな友だちであるキャンディと会えなくなると知って、思わず泣き出してしまうみゆきたち。 どうしたらいかわからなくなって泣き出すみゆきたちに、泣くことを我慢しながらキャンディが言いました。大事なことは自分で決める。その言葉を聞いて、みゆきたちは自分を取り戻します。どんなにつらくても前に進むこと、そしてどんなに離れていても友だちとは心と心でつながっていること、そのことを忘れてはいけなかったのです。こうして絶望を乗り越えたみゆきたちはふたたびウルトラプリキュアに変身すると、ロイヤルキャンディと一緒にプリキュア・ミラクルレインボーバーストでピエーロに向かっていきました。 プリキュアとキャンディの希望の光が、ピエーロの絶望の闇を消し去りました。こうして世界は平和を取り戻し、プリキュアの本はハッピーエンドになります。喜ぶみゆきたちでしたが、キャンディとポップとの別れはすぐにやって来ました。泣き出すキャンディを笑顔で見送るみゆきたちでしたが、キャンディの姿が見えなくなると我慢できずに泣き出してしまいます。その後、いつもと同じ平穏な生活を送るようになったみゆきたち。でも、いきなりキャンディがみゆきたちの前に、ふたたび姿を現しました。大喜びするみんな。こうして今の幸せを存分に感じるみゆきたちは、今日も最高にウルトラハッピーです。
