これはとんでもない傑作だ。
ロボットアニメの皮を被ったドロドロ愛憎劇ですよ。
実際ロボットは単なるいち兵器としての位置付けです。メインは人間ドラマ。
1期の1年後から話が始まるんだけど1話からすごい展開をぶっ込んできた。
エヴァ新劇の破→Qみたいな。
あの1期の終わりから1年以上待ってのこの1話には当時のリアタイ勢はさぞかし混乱したことでしょうね。
様々な人物や勢力の思惑が複雑に絡むことで1期のようなわかりやすい展開はないし、途中黒の騎士団が中国に亡命する辺りは若干ダレるけど中盤〜最終話までは怒涛の展開だった。
次は一体どうなるの〜！？と先が気になり一気見してしまうこの感覚は良質な海外ドラマを観ている時のそれ。
相変わらずサービス回やネタ回みたいなのもあるけどそういうエピソードでもしっかり重要な事件が起きてメインストーリーが進むところも◎。
そして兎にも角にも最終話！
この終わらせ方には正直驚いた。
この手が有ったかと。
月並な表現だけど感動した。
挿入歌がまた泣かせる。
こんなに観た後余韻が残るアニメや映画、ドラマは古今東西探してもなかなかない。
神アニメと言われるのも納得です。
ルルーシュは勿論カレンやディートハルト、ジェレミアなど魅力的なキャラも多かった。
ルルーシュの「戦略が戦術に潰されてたまるものか！」っていうセリフが好き。
時間を置いてまた観たい作品のひとつ。
唯一の欠点はOPの致命的なダサさ。
日曜朝からやってるアニメじゃないんだからさ…。
EDのアリプロはCLAMP氏描き下ろしのイラスト含め相変わらず素晴らしい。
