ブレンパワードの16の情報・感想・評価

エピソード16
招かれざる客
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あらすじ
ノヴィス・ノアには、難民のほか、乗り込んだマスコミが溢れかえる。再びモハマドが現れ、華僑連合とアラブ連合の援助で補給が可能になったと告げる。アイリーンは、艦を孤児院化するアイデアを出す。複数のアンチボディを連れナッキィが参加。人々の救助作業中に勇は、バイタル・ネットにかかって何処かへ飛ばされてしまう。
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8823peメモ

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「ユウ、また一人で何とかしようなんて考えてるんじゃないでしょうね?」「こいつが興奮して落ち着かないんだ。だから、色々考えなくちゃならないだろ。へたに自爆が効果あるなんてブレンが理解しちゃったら、みんな俺たちの言うことを聞かなくなっちゃうぞ」「そ、そうか」「そうだよ。そういう気分がさ、ヒメ・ブレンにも感染しないようにしないとな」「了解。きみは優しいんだから、ヒメ・ブレンと仲良くしてね」 ★「そのグランチャーはケガでもしてんのか?自律神経失調症か?」 「ゲイシャガール!ヤマトナデーゴ!ヤマトナデ!ヤマトナーデ!」「何だってんです!?」「俺の女に何をするんだ!」 「お、俺の女あ!?」「うっ…とりあえず、やめなさいよ!」「僕はナッキィ・ガイズ。ノヴィス・ノアのアンチボディ部隊の戦力を補強する者です」 ★「グランチャーでも気持ちいいのかな?」「同じアンチボディなんだから当たり前でしょ?」「そうなの?」「さっさと手伝いなさい!」 「この子だって、私には優しい目をしてるって見えるわ」「そうでしょう?ですから僕はグランチャーとブレンパワードの共生だって出来るんじゃないかって考えてるんです」 「この艦は戦争状態の中にいるはずなのに、まったく緊張感がない」「そんなことないです!」「そうですよ。僕がこうしていると、きみは体を硬くしている」「当たり前でしょ?子供たちも見ている」「こういう緊張感がなければならないのに、ノヴィス・ノアにはこれがない。腑抜けの天国です」「申し訳ないわねぇ。ナッキィ・ガイズ」「ね、だから体がなまってるんですよ」「探しました。初めまして、艦長のアイリーン・キャリアーです。ピリピリしているだけが緊張していることではないと思うんですけどねえ?」「あんたみたいな若い女性がどうして艦長なんだ?」「私、人を使うのうまいのよ?人間に針を打つのもね」 「オルファンの海域に入って遭難した船があるんです」「民間の船ですか」「地球を脱出したがってる人の難民船」「そんな。自分のことしか考えない奴らなど救う必要はない」アメリカ軍からブレンパワードを盗み出したあなたに言える事かしら?」「何っ!」「モハマドさんに拾われるまでの大陸での放浪生活だってあなたのわがままさが感じられるわね」 「グランチャーなら怪しまれずに接近できる。潜入だって簡単だ。そうしたら一発でオルファンにとどめが刺せる。俺は一躍ヒーローになれてアメリカに凱旋できるんだ!」「オルファンはそんな簡単な相手じゃない!退け!ノヴィスへ戻る…ん?あれは!ナッキィ、グランチャーに行かせるな!」「心配するな。こいつのコントロールは俺がしてるんだ。この頭痛は初めてのものだ。俺には分かる。こいつはオルファンに帰りたがってない。すぐに呼んでくれなかったオルファンに仕返しをしたがってるんだ。ナッキィ・グラン!まず愛想よく帰ってきたよって感じで接近しようぜ」「山脈ひとつ潰すというのが、オルファンを破壊することなんだぞ!ナッキィ!」「グランチャーはオルファンのプレートから生まれたものだ。こいつはオルファンの急所を知ってる!」 「ユウでしょ」「姉さんか?」「やっぱり。来ると思っていたよ、ユウ」「どうしたんだ。いつもと様子が違う」「ユウ、私殺される。ガバナーに私、殺されるのよ」 ★「何があったんだ、姉さん!辛いならオルファンを出ればいい!」「オルファンから出たら生き残れない。体のエネルギーを吸われてみんな死んでしまうんだよ?」「そんなことさせるもんか!上の村に一緒に帰って、あそこの空気を吸えば…」「今さら故郷に帰れるものか、そんなことできるわけがない。お前にできても、私にはできない。お前のせいなんだ…」「姉さん?」「ユウ、私を姉と思うなら、この世から消えてなくなれ!」「姉さん!」「お前のような弟がいるのは、私の名折れなんだ!」 「なんだ、あのグランチャーは。姉とか言っていたか。姉弟同士の戦いなどで、決着がつくわけないだろう!」「どけ、ナッキィ!」「やめろ、姉さんなんだろ!」「今は違う!グランチャーに毒されて、変わっちまったんだ!」「それでも姉さんだろ!やっちまったら一生後悔するぞ!」「しかし…」「このお!」「姉弟同士で殺しあう辛さからは、俺が救ってやる!」