ブレンパワードの19の情報・感想・評価

エピソード19
動く山脈
拍手:0回
あらすじ
新生したネリーブレンに乗った勇は、北欧の地から中国大陸に飛ばされる。遠くに山脈のようにオルファンが見えた。盗賊を生業とする村人に捕らえられた勇は、ナッキィと比瑪に救助される。オルファンは米国の53番目の州になり、米軍に管理されてしまう。アンチボディの墓場を見た勇は、比瑪の前でネリーの思い出を封印する。
コメント1件
8823peメモ

8823peメモ

このコメントはネタバレを含みます

「俺もお前と同じだ。でもじっとしていても回復できないのが俺達人間なんだよな」 「無事を喜び合えるっていうの、こういうことじゃなかったんだけどなあ。〝わー、ユウ元気だったんだあ〟ってさあ。ヒシッっと抱き合って〝ロマンチックだなあ〟って事全部なし。現実ってこうなんだろうなあ。でもユウ、一生懸命やってくれるから…」 「再会のキスでもすればロマンチックなシーンになるぜ」 「そんなに怖い事があったんだ。でも再リバイバルした時、ネリーとユウのブレン、一緒になったって…そう言ったよね?ユウ」「そう言った…そうか!地球の問題やオルファンの事って全てが絶望的な事じゃないかもしれないんだな?」「そうよ!ブレンは空を飛んでんだもの!」「上手くいくってことだ!」「そうだよ絶対!」「そうだよな!誰が絶望するもんか!」 「あれ?みんなアンチボディじゃないか!」「来る途中ブレンはここに来たがったのよ」「震えるな。見たいって言うから連れて来てやったんだろ?しっかりしろ!これがアメリカ軍のやり方だ。ちょっと性能が悪いと捨てちまう!」 「気持ちは分かるけど、ネリーブレン!ブレスレット一つの記憶より、お前と俺の中に染み込んだネリー・キムの思い出を大切にしたいな。一杯あるだろ?ここにいる宇都宮比瑪って、いい子なんだぞ。こういうことをちゃんと分かってくれるんだ。お前の体の中にはネリーも、俺のブレンもいるんだろ?これで十分じゃないか。ネリー・ブレン」「ありがとうユウ。でも私、人を愛せない人って嫌いだよ」「ありがとう。ネリーはね、ジョナサンとバロンとバロン・ズゥがオルファンに入ることを恐れてたんだ」「バロン?バロン・ズゥ?」「ああ」「一つの記憶を封印するかい?」「そうする」