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新機動戦記ガンダムWのTkのネタバレレビュー・内容・結末

新機動戦記ガンダムW(1995年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

緑川さんを好きになり、とうとうこの、ガンダムまで来てしまいました…。

ということで、「お前を殺す」という名言だけは知っていたんですが、観終わるとあの言葉、すごい。笑

ガンダム作品は、他のものを観たことがないので、比べることはできませんが、このガンダムWを観ての感想は、とにかく内容が重い。地球とコロニーの関係性が複雑だし、こんなにも戦争モノの作品だとは思っていませんでした。
回を重ねるごとに考えさせられる部分が多く、ガンダムに乗るのが子供たちってのも意外で、そしてみんな戦闘能力が高い。それぞれ個性があって、ヒイロは特にクセが強いなぁとは思ったけど、そんな中でデュオみたいなお調子者タイプがいたり、トロワのように冷静なタイプもいて、カトルのような優しい子も、五飛のような静かに熱い子もいる。5人みんな違う性格だし、しかもガンダムに乗りながら最初は互いを知らないってのにも驚きます。

彼らはそれぞれのガンダム開発者から託された任務をこなすために地球に向かうけども、平和を願うがために戦うという悲しい形が繰り広げられるのは、今このタイミングで観ると、色々と考えさせられるものがあります。現に戦争がなくなっていないことが悲しいです。

そして彼ら以外に出てくるキャラクターたちのクセの強さもすごく、特にドロシーは苦手でしたね。彼女の発言は理解し難い…ですが、最後の方は少し彼女の内面が出ていたように思いました。
みなそれぞれ人と関わっていくことにより、考え方や行動も変わっていくのがよかったです。
特にリリーナとヒイロは、最後は互いを思いやるところまでいってて、1話目の「お前を殺す」から最後は「お前を守る」に変わっているのがすごいと思います。それだけヒイロも人と関わり心が変わったのですよね。

きっとこういう作品は特に意見の分かれるものだとは思いますが、私は観てよかったなぁと思います。色々と重く、考えさせられる作品だからです。そして改めて、緑川さんをさらに好きになりました!
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