アルプスの少女ハイジの51の情報・感想・評価

エピソード51
クララが歩いた
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あらすじ
ハイジとペーターの肩につかまって歩く練習が始まったが、転んだショックで、再び車椅子を出そうとして壊ししてしまった。そんな自分を恥じるクララを、おじいさんは牧場に連れて行った。ハイジとペーターに見守られながら、クララは、自分の足で歩き花を摘むことができた。
コメント1件
kkkのk太郎

kkkのk太郎

このコメントはネタバレを含みます

「クララが歩いた」 立ち上がることが出来るようになったクララ、今度は一人で歩く練習を始める。 車椅子に頼らずに歩けるようになる為、納屋にそれを閉まってもらう。 その練習中、転んでしまうクララ。歩くことに恐怖を覚え、すっかり元気を無くしてしまう。 車椅子があった時の方が自由だったと思い、こっそりと車椅子を納屋から取り出そうとするが、誤って車椅子を転がしてしまい大破させてしまう。 自分の弱さに涙するクララ。 おんじはそんなクララを励まし、山の上の牧場へと連れてゆく。 ハイジとペーターに支えられながら歩くクララ。 ふと目についた花のところへ、一人で歩き出す。そしてついに一人で歩き、花を摘むことが出来たのだった。 一人で立ち上がり、そして歩くこと=精神的に自立すること。 今回はそんな構図がはっきりと描かれた回だった。 クララが車椅子を壊してしまう場面。アルコールや薬物の依存症患者のような、もしくは『あしたのジョー』の力石が水を飲もうとした時のような、心の弱さに向き合う人間の姿が真に描かれていた。 車椅子に依存してしまったことに対して恥ずかしさを感じるクララは物語を通して確かに成長している。 富野喜幸(由悠季)コンテ回。 クララが転倒する場面は、視聴者もドキッとしてしまうような迫真さがあった。 これは富野監督の仕事だったのだろうか?だとすればやはりこの人は凄い。