このレビューはネタバレを含みます
とにかくアニメーションがすごすぎる。漫画を読んでいて展開は知っていてもハラハラドキドキさせる絵作りが圧巻。アクションシーンもキャラクターたちの魅力をさらに引き出していてかっこよかったし引き込まれた。遊郭の描写だけでも美しかったのに、このアクションシーンの量はアニメーター泣かせすぎる…。
それに加えて、妓夫太郎と堕姫の演技がよかった。映像のおぞましさはあるにしろ、声がつくことで人間らしさが出て、なんだかんだ2人が憎めなくなってしまう。逢坂さんも沢城さんもすごすぎる。炭治郎たちに対する冷酷さや醜さと、お互いに対する兄妹間のやさしさの残る声の差があってすごくよかった。
原作でも辛かった、最後の罵りあいのシーンがより一層辛かった。
アニメ化だからこその魅力が詰まりに詰まっていて本当によかった。原作を知っている人間こそ楽しめる作品だと思う。