久しぶりにテレビアニメにハマれた。
私の世代だとドラゴンボールとか、その後のONE PIECEとか、それに匹敵するような歴史に残る少年コミックアニメになるんだろうな。
ずっと前から話題になってて、とはいえ、当時18巻ぐらいまで出てたコミックにいきなり手を出すことに尻込みしてて、まずは勢いでアニメの方でお試し気分で観てみた。
まぁそしたら、もう一気見。
あっという間に柱たちに会えた。
それで、今度はもう読むしかないだろ、とコミックに着手。これもまぁ、一気見。
あっという間に追いついてた。
このアニメ、何でそんなにヒットしてるんだろう。
他にもこれと近しいジャンルでスマッシュヒットしてるコミックもあるのに、なぜこれだけが突出しまくってるんだろうという謎。
その主要な要因の1つは、炭治郎、君なんだろうな。
家族を鬼に殺され、唯一残った妹ねずこも鬼にされてしまい、自分は鬼殺隊に入って身を削り、ねずこを背負って戦い抜き、ねずこを人間に戻すことだけを生きがいにひたむきに、勤勉に、ストイックに、でも優しく生きる。
この彼のキャラクター、人格がもう澄み切ってて、観てるだけでこっちの心が洗われるかのような爽快で暖かい気持ちになれる。
目の前の強大な敵にも、何とか頭と体を使って活路を見出す機転とか、客観的な分析とかもカッコいい。
この、若くして、多くのものを背負い、厳しい道で一歩一歩ひたむきに生き抜く彼の強き覚悟と信念、それを感じさせない優しさと朗らかさ。
この姿に、何度も心打たれる。
ねずこも鬼になりながらも自我を何とか保ち、血への渇望と戦いながらそんな彼を支えるこの兄弟愛がたまらなく愛おしい。
個人的にはムードメーカー的な臆病者の善逸も好き。
彼のコミカルさと、思いっきり、全力で、周りを気にせず、本当にやりたがらない姿勢もまた筋が通ってるというか、それはそれで覚悟を感じる。
あの、眠りに落ちてからの研ぎ澄まされ感も堪らないギャップ。
そんなこんなで描きだすと止まらなくなるほどキャラが1人1人際立っている。
そして、なにより、このコミック、気持ち良いほどテンポが良い。
ダラダラ続けず、一気に走り抜ける。
そして、走り抜けるあまり、勢いも余るから何度も読み返せる。
だから、色んな人を惹きつけてるんだろう。
今、劇場版の公開が封切ったが、この勢い、どこまでいくのだろう。
まさに映画史に名を刻んでる最中って感じで、ここから先も気になる。
もちろん、劇場版も観たけど、現在映画は別企画中につき、レビューはまた追って、、、良かった。