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鬼滅の刃のかずシネマのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃(2019年製作のアニメ)
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何か…そういう人も多いと思うんだけど【ずっと応援してたインディーズバンドがメジャーデビューしてから大人気になって、音源も売れてライブの箱もデカくなって…ファン的には嬉しいけどちょっと寂しい】みたいな。今そんな心境w

元々、ジャンプ本誌に掲載された読み切り(「肋骨さん」と「蠅庭のジグザグ」)を本誌から切り取って置いておくくらいには作者の作風が好きで。
鬼滅と同時期に連載開始だった某作品ばかりをゴリ押しするジャンプにも苦々しい思いを抱きつつw、鬼滅の台詞をパロった事をすぐツイートするくらいには前から応援してたんだが(当時は誰も反応してくれなかったw)、まさか総理までもが全集中の呼吸をしてしまう程の作品になるとは思わなんだ…。
ハンターでクラピカが1コマだけあの耳飾りをつけている回があって「流石冨樫」とか思ってた頃が嘘みたいな流行りっぷりやな。

原作の独特の間やシュールさがほぼ無くなってしまったのはちょっと残念だった。特に伊之助の初登場シーンのシュールさはアニメでも必要だったと思うよ猪突猛進。
でも作画もBGMもめちゃくちゃ良いよね。
原作で分かりづらかった動きもよく分かるし。

個人的には原作の担当編集者が交代するまでの話が好きなので、(恐らく2期があると踏んで)この1期までの話がピークかなと。
堕姫ちゃんの辺りはテンポが悪くて読んでいて結構ダレたから、あれがアニメになったらどうなるのか気になる。
連載初期から本誌読んでた人は分かると思うけど、初代の編集さんは各話最終コマにつけてた煽り文も面白かったよね。

無惨様はジョジョの吉良や犬夜叉の奈落がイメージの近いキャラだと思うので、声も森川智之辺りが当てるかと思ってたけど、こういう関俊彦は…非常にいいね。
個性派だったとは言え、勿体ぶらず惜しみなく子安をあんな初期キャラで使うキャスティングも良いと思います。
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