大きなストーリー、プロットしては見応えがある作品だが、登場人物の内面や心の機微といったものが消化できずに残滓感がある。
まず、スバルからエミリア、レムからスバルに対する感情が唐突過ぎる。きっかけがあるのは分かるそれだけではあまりに動機として弱い。
スバルは死に戻りをしているのでスバル目線で観ている我々には時の積み重ね感があるが、上手く事が進んでる世界線ではそこまで時間が経過していないのではないか。そう考えるとキャラ同士の絆というのが益々強引に見える。
なので、各エピソードの山場とも思えるレムからスバル、スバルからエミリア、スバルからベティへの愛の言葉が空々しく正視に耐えない。
大体、よく出来た父親に比較されて（これもおかしな設定だが）引きこもりになった高校生が女性にモテがちだったりあんなにリーダーシップを発揮できるのか。
正直聖域云々やロズワールのやりたことや王選とかやる意味もよくわからんが。
マニアから見たら叩かれそうだけど。
