ラストまで観たら一応前シーズンの課題というか、懸念事項は解決していたんだな。
しかし、問題は盛り上がりに乏しい。
原作の問題はかなりある。
小説としての面白さとアニメにした時の面白さも違うしね。
良いところはラフタリアかな。
彼女がナオフミ様を支えていく中で、奴隷ではなく、並び立ちたい。
という思いを抱いた点、その結果刀の勇者に選ばれた点は見るべきところだ。
ナオフミ様は盾の勇者だから攻撃手段に乏しい。
逆に刀は両手で持つから盾が持てない。
支え合う必要があるわけだ。
その辺りをエモく演出出来れば良かったのかもしれないな。
とはいえ、ラフタリアの成長は今シーズンの数少ない見所と言える。
逆にナオフミ様はつまらん男というか。
他の勇者が駄目過ぎるから優等生に見えただけで、魅力はあんまり無いな。
パーティー内で最も重要な人物が盾になることも良いことじゃない。
ナオフミ様の地位が高くなれば高くなるほど、そんな人物に盾をさせるのか?
という問題が出てくると思う。
最終話のキョウとナオフミ様の対比。的な演出は上手くいったとは言えない。
ナオフミ様は頑固だけど、わかりづらい。
キョウは、わかるような気もするが薄っぺらい。
この2人を並べても今シーズンのテーマやその他いろいろなものが見えてこない。
原作では見えているのかもしれんが。
最後に、3馬鹿勇者をもっと出そう。
馬鹿な勇者ほど可愛いというではないか。