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ぼっち・ざ・ろっく!のカルピスのレビュー・感想・評価

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年製作のアニメ)
4.0
バンド系作品って、スポーツ系青春作品と同じく、メンバーが少しずつ成長し団結して成功や失敗していくカタルシスが必ずあり、ハズレがなく、安心して見れるジャンルの一つと言える。

今作もまさにその安定感をしっかり備わった良作!
その安定感に+して今作の最高に面白い特徴は、主人公のぼっちちゃんの存在!
彼女のコミ症な所や、リア充に対しての変な憧れと恨み!
さらに将来の心配などなど彼女の負のスパイラルゾーンになる描写が最高に面白い。
そのゾーンに入る時のアニメーション表現も様々で、時に実写だったり、時にクレイアニメーションだったり、通常のアニメーションもクオリティが高いのに、いろんな映像表現をする贅沢な作品作りは、制作側の底力を感じる。

そんな負のスパイラルを発揮しながらも、偶然バンドをきっかけに知り合った他のキャラ達が少しずつ支えてあげて、ぼっちちゃんも気づかないうちにバンドの皆に貢献している関係性がとても良い。
あとは、ぼっちちゃんの家族が良いですよね〜
過保護では無いけど、ちゃんと陰ながら見守っている感じ。
お父さんがさりげなくYouTubeで稼いでる事は笑いつつも、ちゃんと娘の成長を見守ってる優しさが沁みる!

そして、お酒大好きな廣井 きくりが最高すぎる!
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