このレビューはネタバレを含みます
原作最新刊まで読破後に再視聴した。
やはり文化祭付近のぼ喜多描写は原作と比べて強火で気になる。原作読む限り、ぼっちが一番気が合うのは陰キャ/音楽好き/作詞作曲つながりの山田だと思う。ぼっちと喜多は互いが羨望関係にあるが、お互い相手にドン引きするシーンも多々あり、そこまで仲良い感じはない。
ぶっちゃけドライな関係性は結束バンドの魅力だと思う。この作品に百合は特に期待してないし、すべきではないと思う。少なくとも喜多は異性愛前提の恋バナしたりするので、まずヘテロであろうと思う。ぼっちや山田にときめくシーンは単に顔が良いというだけでは。
とか言いつつ、アニメ全体としてはかなり満足の行く出来。原作にあるような突拍子もないナンセンスギャグを実写やCG等を使った実験的な映像表現で拡張したのは凄いと思う。それでもなお原作のほうが毒が強い。原作とアニメはそれぞれ良いので、それぞれ補完関係にある。
当方は楽器をやらんので、演奏シーンを玄人が唸ってるのはよく分からんが、実写をベースにしたと思われる細かい作画は感嘆する。リアル方面とコメディ方面、双方への力の入り用がアニメぼざろの魅力。
2022年秋アニメは豊作だが、水星&ぼざろが二強だったのは間違いないと思う。二期も期待。
