配信サービス | 配信状況 | 無料期間と料金 | |
---|---|---|---|
見放題 | 初回31日間無料 550円(税込) | 今すぐ観る
|
dアニメストアで、『風人物語』は見放題配信中です。
dアニメストアには初回31日間無料体験期間があります。
無料体験中は4,800作品以上の見放題作品を鑑賞でき、いつでもキャンセルできます。
配信状況 | 無料期間と料金 | |
---|---|---|
見放題 | 初回31日間無料 550円(税込) | 今すぐ観る
|
月額料金 | 無料期間 | 見放題作品数 | ダウンロード | 同時再生可能端末数 | ポイント付与 |
---|---|---|---|---|---|
550円(税込) | 初回31日間無料 | 4,800作品以上 | 可能 | 1端末 | - |
dアニメストア トップページの「初回初月無料トライアル」ボタンを押します。
dアカウントをお持ちでない場合は「dアカウント発行」ボタンを押します。
「ドコモのケータイ回線をお持ちのお客さま」、もしくは「ドコモのケータイ回線をお持ちでないお客さま」の該当するボタンを押します。
「メールアドレス」を入力し、「次へ」ボタンを押します。もしくは「メールアプリを起動する」から空メールを送信して登録することもできます。
入力したメールアドレス宛にメールが届きます。本文内のURLを開きます。
登録するdアカウントのIDを選択し、「パスワード」を入力して「次へ進む」ボタンを押します。
お知らせメールの受信設定をして「次へ進む」ボタンを押します。
「氏名」「氏名カナ」「性別」「生年月日」「携帯電話番号」を入力し「次へ進む」ボタンを押します。
受信したワンタイムパスワードを入力し「次へ進む」ボタンを押します。
クレジットカード情報を入力して「確認画面へ」ボタンを押します。
登録内容が正しいか確認し「規約同意画面」へボタンを押します。
「上記の利用規約/注意事項/パーソナルデータの取り扱いに同意する」にチェックを入れ「申込内容を確認する」ボタンを押します。
「申し込みを完了する」ボタンを押します。これで dアニメストアの登録が完了です。
dアニメストアにログインした状態で、ページ下部のメニューから「解約」を選択します。
画面をスクロールしてアンケートを入力し「解約する」ボタンを押します。
「dアニメストアを解約する」と「dアニメストアの注意事項に同意する」をチェックし、受付確認メールの送信先を選択した上で「次へ」ボタンを押します。
「手続きを完了する」ボタンを押します。これでdアニメストアの解約が完了です。
中学2年生のナオは、たった2人しかいないデジカメ部の部長。空と雲ばかり撮っている彼女は、ある日いつもの撮影場所、校舎屋上で空を飛ぶ1匹の猫を目撃、驚いて足を踏み外してしまうのだが・・・。ナオの親友にして、唯一のデジカメ部部員のミキ。ナオ・ミキとともに空飛ぶ猫を探すことになる潤。猫に風の使い方を教えた大気先生。その大気に淡い恋心を抱く涼子。大人になると忘れてしまう“ささいな”、でも“誰もが経験する”中学生の悩みや問題を、優しく丁寧に描いた物語。シンプルな絵の中から伝わる温かさや懐かしさは、自分を見つめ直すきっかけになるかもしれません・・・。
中学2年のナオは、たった2人しかいないデジカメ部の部長。そして、なぜか撮る写真は空と雲ばかり。この日も校舎の屋上でゆっくり流れる雲をファインダー越しに眺めていると、空中を悠然と歩く一匹の猫を目撃してしまう。驚いたナオは過って屋上から足を踏み外し落下するが、突如巻き起こった強い風のおかげで奇跡的に一命を取りとめた。この事件がきっかけで騒がしくなる彼女の周辺。そんな雑音を振り払おうと再び屋上にやってきたナオは、そこで同級生の凉子と出会う。
自分を助けてくれたのが代用教員の大気先生であることを知ったナオは、親友のミキと、クラスメートの潤の3人で大気先生の故郷である村へと向かう。山々に囲まれたその村は、日本の気候に安定をもたらす「風の里」だった。三人は村一番の風使いと名乗る老人と仲良くなり、風の使い方を習い始める。老人は「ナオは何かを一生懸命やったことが無いんじゃな……。まず、自分の中に風を起こす事じゃ」とアドバイスするが、ナオにはこの意味がいまひとつピンとこない。
顧問の先生から「たまにはコンクールとか出したらどうだ?」と促されても、いつか自分の納得がいく写真が撮れたらとはぐらかしていたナオ。そんなデジカメ部に仕事が依頼される。それは今度の地区大会で優勝候補と目されている陸上部選手・温子の走っているところを機関誌用に撮ってほしいというものだった。走ることが好きな理由を聞かれた温子は「走ったら走っただけ、風が吹くの。私の周りに」と答える。ナオとミキは、慣れないながらも自転車で二人乗りしながら走る温子の姿を撮り続けた。そして…
登校途中、潤はカラスに追われていたムササビを助けてやる。赤ちゃんの頃から人間に飼われていたため、飛ぶことはもちろん自力で餌をとることすら出来ないムササビをかわいそうに思った潤は、“どんぐり”と名付けて自分の家で飼うことにする。羽織ったバスタオルを開きながら「こうだよ! こう!」と懸命に空の飛び方を教えてやる潤。その甲斐あって、ナオが起こした風に乗って宙に浮くどんぐり。だが、飛ぶことを覚えたどんぐりは、潤が目を離した隙にマンションのベランダからいなくなってしまう。
最初の三十分だけ普通の授業をして、残りの十五分間『本当にあった怖い話』をしてくれる槙野先生は生徒の人気者。学年主任からは「他の先生は決められた通り四十五分授業をしてるんだから……。君も大人なんだから」とたしなめられているが、自分のスタイルを変える気はさらさらない。職員室の重苦しい雰囲気が苦手な彼は、空き時間になるといつも保健室で本を読んで過ごしていた。ある日、風邪で体調を崩し保健室で休んでいたナオは、カーテン越しに聞こえてきた槙野のマレーシア旅行話を耳をする。
学習塾の帰り道、ビル工事現場のフェンスを乗り越え、缶けりをして遊ぶ小学生の一団。「翼君、見っけ!」。翼と呼ばれた小学生は脱兎のごとく缶に向かって走っていくが、鬼の手が宙を薙ぐと、大きなつむじ風が地面を這うようにして生まれ、翼の体を巻き込んだ。たまたま近くを通りかかったナオは、まるで重力を無視したように宙を舞う彼らの姿を目撃して驚く。「……あの子たち、風……使ってる!?」。次の日、その話に興味を示した涼子と共に、ナオは同じ場所を訪ね、こっそりと様子をうかがうことにした。
文化祭前で登校が認められた日曜日。台風接近中で、ものすごい速さで流れていく雲を見上げながら、ナオはデジカメのシャッターを押していた。同じ頃、 屋上へやってきた涼子は、いつもなら宙を舞っている風猫がいないことに気づく。「ナオちゃん、猫いなくなっちゃったの……。いままで何があっても必ずここに戻って来てたのに、すごく変な気がする……」。帰宅をうながす校内放送が流れ、ぞろぞろと生徒たちが帰っていく中、懸命に猫を探すナオと涼子。そこへ宿直の大気先生が見回りにやってきた。
かつては写真部だったデジカメ部の部室にて。大掃除をしていたナオ、ミキ、潤は、棚の一番上の段ボール箱の中から雲の写真ばかりが貼られた古いアルバムを発見する。「先輩がいたよ」というミキの言葉に苦笑するナオ。だが、次のページを見てナオの笑顔が止まった。そこには片手で赤ちゃんを抱え、片手で小型カメラのシャッターを押す女生徒の姿……。3人はアルバムを持ち主に届けるため、掃除そっちのけで裏に書かれた「千九百九十一年九月九日」の日付を頼りに当時の写真部名簿などを調べ始める。
ある日、ナオの父が400ccのバイクを買ってきた。驚く母と娘に「まだまだ、お父さんだって。いろんなことに挑戦できるってことだよ」と嬉しそうに答える父。数日後、おそるおそるバイクの後ろに乗せてもらったナオは、頬に激しい風を受けながら新鮮な感動を覚えていた。「なんだ、これ? すごい……気持ちいい……」その日以来、風を使う力がちょっとだけ強くなったナオ。だが、そんな彼女のもとに父がバイクで事故を起こしたという知らせが入る。
奇妙な夢だった。真っ白な砂の大地。空には漆黒の宇宙空間と、巨大な地球の姿。突然ナオのまわりを風が吹くと、無数の星々がまるで長時間写真の星々のように長い尾を引きながら地球に移動を始める……。その光景に見入っていたナオは、窓から入ってきた冷たい風で眼を覚ました。「あ、二学期、今日で終わりだ」終業式のあと屋上に出たナオとミキは、涼子から自分も変な白日夢を見たと聞かされる。それは風使いだけが感じることができるメッセージだった。
クラスメートのつきあいで『21世紀のアイドルオーディション』に書類を送ったところ、予想外に一次審査を通過してしまったナオ。一躍みんなの注目を集めることになった彼女は、どうリアクションしていいかわからず、とまどうばかり。二次審査の会場には同じクラスの花梨の姿もあった。緊張するナオとは対照的に、タレントのたまごとして事務所に所属し、オーディション経験も豊富な彼女はどこか落ち着いた様子。そんな花梨の目標は「女優になること」だった。
小雨降る屋上。満開の桜が散るのを惜しむようにデジカメで撮っていたナオは、びしょ濡れのまま保健室を訪れる。こんな時こそ風をおこして雨雲を追い払えたらと考えるナオだが、大気は「散った桜の花も、またそれはそれ」と取り合わない。 次の日、ナオとミキは学校近くの団子屋のおばあさんから、隣の駅前にある若い頃の想い出の桜の話を聞かされる。だが、月日が経ち、今ではその桜もゴミ捨て場同然になっていた。なんとかしてあげたいナオたちはデジカメ部のホームページを使って行動に出るが……。
ナオとミキにある日突然、風使いとしての能力がコントロール出来なくなる事態が発生する。突然暴れ出す風、高ぶってゆく気持ち。ついに保健室の女医さんまでが風を起こしはじめた時、その理由が明らかになる。 「風の里」から、大気の義姉・雪緒がナオたちの街にやって来たのだ。友達の結婚式に出た帰りだと言う雪緒の、この街にやってきた本当の理由とは……? そして、ナオたちにも大人へと向かうその時が確実に近付いていた。
©2004風人物語製作委員会