見終わった後に感動の余韻が残りつつ、こんなにも喪失感が溢れるアニメはそんなにない。始まりから終わりまで、見れば見るほどに味わいが増すアニメ。
当時のジャンプは、ドラゴンボール、ジョジョ、シティハンター、魁!!男塾、ダイの大冒険、スラムダンク、ターちゃん、花の慶次(…と電脳少女、こち亀、タルるーと、ろくでなし)などが連載されていた時代。。それぞれに面白さが溢れていた中で、幽遊白書はこの頃からキャラの掘り下げが圧倒的に巧かった(特に後半)。戸愚呂兄弟や仙水もそうだし必ずしも悪い奴が悪い奴と言い切れず、鞍馬や飛影にも影がある。書き出すとキリがないけど何十年経っても記憶されてる作品ってやっぱりすごいと思う。
笑って終わる。でも、ほんのり切ない。
そんな作品。思い出補正込み込みで名作。