にく

Sonny Boyのにくのネタバレレビュー・内容・結末

Sonny Boy(2021年製作のアニメ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

映画のような銀杏BOYZのエンディング◎
説明的でない作品は好きだけど、イマイチ引き込まれない。いろんな世界を飛び回る中で秩序、金銭の概念、派閥分裂etc.社会の成り立ちみたいなものが感じられて面白みは感じるけども。劇伴がないのは新鮮。
瑞穂かわいい。
(5話あたりまでの感想)

6話。「結末は決まっているなんてつまらないこと言わないでさ、それでも挑戦するのが私たち若者なんじゃない?」
「私たちはいま光の中にいる。もう一歩なんだ」
これがこの作品の核かなと思った。
青春劇ともとれる言葉が、コロナ禍だからこそ希望をもって作られたものなんじゃないかと思える。
かと思いきや一旦バッドエンド。
7話。面白くなってきた。鉄棒で逆さになる表現すき。長良と希の対比。やっとポスターメンツになった。
8話。「後悔したくたって、後悔しようがない」。正しく後悔すること。ヤマビコが犬になっていく様がぐさぐさ刺さる。自分の時間に合わせる長良、確実に変わった。
9話。ラジダニすごいやつだった。瑞穂とさくら(白猫)が同じ声優さんなの気づかなかった。いつから劇伴あったんだ。
10話。またテイスト変わった。何変化するんだろうこのアニメ。希…このあとどう展開してくの…。
11話。ラジダニとドライブする瑞穂かわいい。綺麗な思い出じゃなくて、まだ形のない未来をつくりたかったんだよ。
色んなことが積み重なっていくと、歪ななにかが出来上がって、ひとつひとつの意味が薄くなって均一化されて、自分が偏っていくのに無感動になる。
「帰ったら何がしたい」からの希の作画…また友達になろうって約束のくだり…

最終話。
概念的・抽象的すぎてうーん🤔てなることもあったけど、見てて良かった。
終わり方好き。
時空を駆ける2人のシーン、作画どうなってるのすごすぎる。とっても好き。
漂流先に残った朝風を思うと切ない。
世界は変えられない。それでも自分で選んだ世界。なにも、変わらないけれど。
あのときの長良が少しでも残ってるなら大丈夫。
漂流する物語だったけど、どこまでも彼らの現実を生きる少年少女たちの話だった。

希はいつでもかわいい。瑞穂もかわいい。
にく

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