タロタリーナ

Sonny Boyのタロタリーナのネタバレレビュー・内容・結末

Sonny Boy(2021年製作のアニメ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

1話目から世界観にどっぷりハマらされた。

元々スケールのでかい話だけど、最初の方は生徒の内輪揉めとかくだらない感じでも話が展開されてくうちに戦争とか救世主とか神とか次元とかどんどん話が広がってキリがなかった。

この世界を無理矢理にでも解釈しようとするラジタニがバカらしくも、2000年旅して男前になっていた。こいつがこのアニメの主人公と言ってもいいほどの働きっぷり。希を失った長良たちに再会した時にも「こいつやってくれたなあ、、」って感じで感動した。

最後、元の世界に戻れたはいいけど、あの世界から戻って来れたのは2人だけで、その人ら以外の記憶はなく、、。なんとなくは予想してて、恐る恐る最終話観たけど、やっぱり虚しさが残る結果だった。

一回観ただけでは語り尽くせないほど哲学的部分が色濃く、胸熱な展開や悲劇をも兼ねた傑作だった。