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蒼き流星SPTレイズナーのkirioのレビュー・感想・評価

蒼き流星SPTレイズナー(1985年製作のアニメ)
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サンライズの高山良輔リアルロボットシリーズ第四弾
「ガンダム」「イデオン」の生みの親、富野由悠季に続くヒット監督であり、「ダグラム」「ボトムズ 」「ガリアン」に続いて制作

本作の魅力はなんといっても、精密な作画のメカアクションだろう

80年代のアニメ史に輝く谷口守泰を代表に、「人狼」「カウボーイビバップ」など、後にSFアニメを牽引する沖浦啓之、渡辺信一郎、吉田徹などの多くの若手スタッフが参加した

直線的で角ばったラインを基調とする作画は、ロボットアニメ特有のスピーディかつダイナミックなアクションを引き立てる
特にOVA編集版では、TV放送時の未映像エピソードを加えて、その迫力を増している

また過度にエキセントリックな台詞回しとキャラクターも特徴の一つだろう
OPのサビ前に挿入されるハイライトシーンのセリフは、あなたもカラオケで真似したくなるはず

そして、ロボットアニメ界に「ボトムズ 」の「炎のさだめ」並ぶ名曲、「メロスのように」を忘れてはいけない(個人的には「アドルマスター」の堀江由衣cover版が一番好きだが)

個人的には同監督の中でも、ファンタジー色に寄せた「ガリアン」の方が興味はあったものの、「レイズナー」 はTVからOVA路線へと進出していく80年代後期ロボットアニメの変革期の作品としての魅力がある
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