塔の上のカバンツェル

スター・ウォーズ:バッド・バッチ ファイナル・シーズンの塔の上のカバンツェルのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

クローン大戦の結びとしての「クローンウォーズ シーズン7」なら、クローンの物語が本当の意味で完結したバッドバッチ シーズン3。

スピンオフで始まったシリーズだけど、何だかんだ3シーズン付き合うと、ラストの余韻もまた何とも言えない感慨。

クローン大戦とトリロジーまでの橋渡しを担う本シリーズで登場してきた数々のキャラ達。
クローンウォーズで活躍していたレックスやウルフにコーディーとか俺たちのクローンや、反乱者たちに繋がる若かりし日のケイナンやヘラの家族、CWでお馴染みのチョー議員に、オリジナルキャラではお気に入りのハウザーを始め、クローンの物語に深く関わるランパードにナラセ。

それぞれのシリーズが多くの尺を割いて語られてきたクローンの物語が最終的に完結するまでのプロセスは、スピンオフでやれる事をやりきった満足感。

何より、ep2の第一次ジオノーシス攻防戦から戦いに生きてきたクローンたちの着地点として、平和に一市民として生きる人生を選択するという結末には、このバッドバッチという物語を紡ぐ意義が確かにあったと。

皇帝やターキンら巨大な敵が支配するトリロジーの宇宙で、次の世代を背負おうとするオメガを静かに見送るハンターの姿に、"老兵はただ消え去るのみ"、最後までカッコ良いなぁ。