人間は考える脚である🦵⚽️
ブルーロックの出来次第だけど、今んところ原作・アニメ共に令和最高峰のサッカー漫画やんけ!とrollinが申しております。
もし本作の舞台が高校で、インターハイ優勝がゴール設定の作品なら、主人公青井葦人は不世出のストライカーとして大活躍していたに違いない。しかし今作がこれまでのサッカー漫画と一線を画すのは、Jユースを舞台とし、世界最強のサッカークラブを目指すというはるかに高度なゴールが設けられている点。
超天才高校生たちがプロの壁という現実の前に容赦なく篩にかけられる様は極めて残酷で、夢というモチベーションだけでは到底生き残れない。戦術の分解はもちろん、選手のメンタルの部分も大きく取り上げたことはとても有意義なことだと思う。じゃないともうプロサッカー選手を目指す子どもがいなくなっちゃうよ。
ハイキューとリンクする烏。葦人の特性は少々オカルティックにも見えるけど、大人たちの思惑を超えた瞬間、一瞬のカタルシスはやはりスポ根漫画の伝統芸。ここまで残酷な仕打ちをかました先にどんなゴールへ導いてくれるのか。これからも経過を観察していく所存である。