rollinさんの映画レビュー・感想・評価

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列車は襲ったことしかないんだ

映画(209)
ドラマ(11)

シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

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完成するのに10年かかった挙句、素材が無くなったのでその部分は口で説明しますね!という哀しすぎる口上で始まるいわくつきのSF事故物件。
ホドロフスキー、タルコフスキーの系譜に連なる、“スキー系監督”の
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

1.0

ウケたポイントは、主人公たちがプール掃除に行くシーンで、ゴーグルの紐が長すぎてブラジャーみたいになっていたところ。あと作画が狂っていて友人がアパートやボート、軽トラよりデカかったところ。
最低限のマナ
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

4.2

The Great Silence

事故で母親を失い、オスカー・ワイルドの星ついての短い文章を思い出すベン。厳しい父親と暮らしながら、大女優に会うことを夢見るローズ。
1977年と1927年という隔
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暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)

3.7

ハロウィンや後のホラー映画に影響を与えた作品という殺し文句に釣られて初鑑賞。とりあえず原題のブラック・クリスマスの方がカッコいい。

なるほど、一人称や覗き視点のカメラワークはモンスター不在の本作に於
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.0

グランドマスター、フランク・オズ監督作品。グレイテスト・コーマン製のオリジナル版をミュージカライズしたものの映画化という、ややこい経緯を経て作られた本作は、幼少期の自分に最強のトラウマを与えた映画のひ>>続きを読む

ある決闘 セントヘレナの掟(2016年製作の映画)

3.6

メキシコ国境のリオ・グランデ河に流れ着く死体の謎を解明するため、テキサス州知事直々にカルト集団へ潜入捜査することを依頼されたテキサス・レンジャー、デヴィッド。カルトを率いるのは、かつて決闘で自らの父親>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

ナニコレどちゃくそオモロイ!(©︎2018@catman3015)
一番ビンビン来たのは、劇中にもあるように、女性版007が普通に成立しちゃってるとこ。アトミック・ブロンドより遥かにクレバーやし、ある
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

5.0

泣いた。

多分今までで最速。開始数秒で否応なしに涙がこぼれた。

スターウォーズが‥とか、デヴィッド・ボウイが‥とか、ルトガー・ハウアーが‥とか、それはもう分かってる。ありがとう。
この宇宙一バカで
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

4.5

元バンド・デシネ少年リュック・ベッソンが、メタル・ユルラン以降のSF風景の中で、子供時代の夢&おっさんmeetsガールという、大人になった自分の夢までも叶えてしまった野心作。

とにかくこの映画最大の
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マザー!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

世界的に有名なベストセラー、旧約〜新訳聖書のノンストップ・シュール・リミックスであり、ダーレン・アロノフスキー監督とジェニファー・ローレンスによるオンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ。

いざ蓋を開
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.0

マーベルに比べ圧倒的に素材が少なく、しかも個人的にはあまり好きになれない各作品が前提にある割にはおもろかった。てかもう快楽要素に振り切った、ただの実写版ワンパンマン。

ガル・ガドットのはにかみ、エズ
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エリジウム(2013年製作の映画)

4.8

ロサンゼルス 2154年
レプリカントは完全に撤廃され、地上は汚染されたスラムと化していた——

完璧なまでにマット・デイモンそっくりな子役が、星を見上げている。
彼が見上げているのは、シド・ミード
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.1

新海誠さえも超越するゴースト・イン・ザ・ドッグな前前前世物語。

ベイリーの視点というわんクッションが無ければ、恐ろしいまでに淡白&ご都合主義なご近所物語。しかし、ここまでベイリーがベイリーだと言い張
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OSIRIS オシリス(2016年製作の映画)

1.0

軸となるストーリーがかなり大らかな作りでございまして、その上時系列をバラバラにされますと、こんなものおクソです。

クオリティの高いVFX。
テムエラ・モリソン(ジャンゴ・フェット)の勇壮な語り。
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

そもそもヒーロー映画はマスクやスーツが格好良ければそれだけでもええじゃないか。
もちろん本作に漲っているルーツとしてのアフロカルチャー要素はマーベル映画の中でも新鮮やし、ワカンダ王国のSF的なビジュア
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.3

おっさん監督たちは広瀬すずを汚したくて仕方ない様子。役所広司は変なオバハンにしか見えんかった。
撮影はパリッとしてて良かったけど、この監督らしい優等生的な演出がどれも裏目に出てるように感じる。面会室の
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.0

ソーとハルクという、売れなかった元アイドルのようなマーベルの燃えないゴ◯同士でユニット組ませたらいけるやん!な広告代理店的戦略の輝ける勝利。

雷様と言うよりおスベり様にしか見えない神々のお戯れ姿やサ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.4

ミツバチのささやきとトトロを経て語られる不条理の国のアリス。

フランコ独裁政権が始まったばかりのスペイン。ストレスと死に満ちた非生産的な世界で、少女オフェリアは生まれて来る王子のために羊の迷宮へと足
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.8

大amazonからやって来た往年の半魚人と、お世辞にも美人とは思えない主人公の交信の様子は、ただの気色悪いSFホラーなんやけども、この映画という作り物を本気で作り上げきった大人たちの気概に触れて、何と>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

美女で野獣のゾーラよろしく、完全にネクサス6型レプリカントなシャーリーズ・セロンのアトミックな魅力が内出血してるコールド・ウォー。

ジャーマン・ニューウェーブのディストピアSFの様な世界観は大好き。
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ジェーン・ドウの解剖に続く、松本人志の『マイクロフィルム』フォロワー作品。

ポール・ダノが奇跡の十徳死体を見つけ、おならジェットで海を爆走しながらタイトルが決まるオープニングの爽快感は凄まじい!
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

黒人にインテリいじめをしていたブラック組織・NASAのトイレ問題。おもろっ!

人間はしばし共通の敵を相手に団結するもんやけれど、イデオロギーの違いこそあれ、ソ連という一枚岩を前にアメリカという国が宇
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.3

俺たちゃあサーモンだ。
モラトリアム味な河川の適当なエリアに放流され、いずれも社海というしょっぺー世界へ押し流される。そんな哀れなシャケどもの最後の河口が青春なのだ。

言わずと知れた青春漫画の傑作。
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サランドラ(1977年製作の映画)

3.4

オープンワールド版悪魔のいけにえ‥になり損ねた野心作。
車の故障によって元核実験場だった荒野に立ち往生することになった一家が、野蛮な変態ファミリーに狙われる恐怖の一夜!

見られてる感満載のカメラワー
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

記者会見のプロデューサーの言葉通り、マクドナルドの創業者の名前が何故マクドナルドではないのか?を描いた作品。

開拓時代に於けるカリフォルニアのゴールドラッシュのように、マイケル・キートンは西部に黄金
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最高である。

マーベル・DCが隆盛を誇るヒーロー戦国時代に於いて、ここまでマイペースを貫き通す清々しさ。どのくらいマイペースなのかと言うと、今日日DVDのメニュー画面にチャプター選択という概念が無い
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.7

ソーシャルネットが上手くワークしてないアメリカ南部の田舎町で、お袋が投稿しはじめた超原始的且つ過激なインスタ。

都会での生活が否応なしに背負っている劇場性、広告的性格を郊外に持ち込み、連続した三枚の
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太陽の中の対決(1965年製作の映画)

3.4

先日発売された、エルモア・レナードによる原作小説『オンブレ』を読了し、これが西部劇版『こころ』と勝手に解釈してしまう程の傑作でありまして、この感動が鮮度を保っている内に、映画版である本作を鑑賞しようと>>続きを読む

デトロイト(2017年製作の映画)

4.2

ひとりのアホな白人に権力を与えるとこうなるよ!というのが今この映画を撮った理由のひとつかもね。そして権力はそれを擁立する多数の支持者の存在があってこそ。

モータウン・サウンドが流れる戦争映画というコ
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.5

あれ?いけるやん。

韓国製のゾンビ映画に求めるのはこういうの!最早前日譚でも後日譚でも関係ないけど、このキリスト教と儒教がツイストして土着化した様な韓国の宗教観こそ韓国映画の真髄。父性も暴力も社会問
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

2.5

ゾンビ映画のおいしい設定だけをすくった湯葉のような映画。

列車はほとんど車内の画ばかり。爆走どころかどうでもいい所でモタモタしててテンポ悪いし、韓ドラみたいな劇伴とか、びっくりするくらい古いスローモ
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

2.9

字幕の台詞の最後が「‥‥」やとそれはもう何か起こりますよってお知らせしてる様なもんで、そんな訳でどっちらけです。

スナイパー同士の狙撃戦かと思ってたら、観測手が壁にベタ貼りして緊張感なく敵とスカイプ
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.9

完全体にまで成長したグルートが、リプリーとクワイ=ガンの孫でジン・アーソの息子である主人公コナー少年(のちのレイ・ハリーハウゼン)を恫喝する映画。

強い緊張状態に陥った主人公と、その是非に関わらず彼
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

5.0

The Great Silence!!

やべぇ!
タランティーノ版ジャンゴとヘイトフル・エイトの姉妹作と言っても過言ではない、コルブッチ監督作品へのリスペクトに溢れたホーベン系監督による傑作!そして
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

4.2

その祝い事も、ある人にとっては呪わしいものかもしれない‥‥。

初期JCホラーの総決算!!
ビーチボール→不良ゾンビ集団→マスクを被った無言の殺人鬼→恐怖と悪意の概念をとことん記号化して来た監督の集大
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ハロウィン(1978年製作の映画)

4.4

本来なら10月末の渋谷で叫ぶべきやし、使い古されたフレーズやけど敢えて言おう。
「日本よ!これがハロウィンだ!」

後に多くのフォロワー映画を量産させた金型且つ記念碑である本作は、“B級”、“低予算”
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