これも何か、何かなぁ……
「B：The Beginning」に引き続き、Production.I.G.×中澤一登がタッグを組んだオリジナルアニメーション。海外では一足先に全話オンエア・配信されてる面でも、世界を意識していることがうかがえるこの作品。
何ですが、どうもこう、ボクにはピンとこなかった。
破格の作画クオリティーに、キャラクターデザインに、BGM、主題歌等は大変素晴らしかったけど、如何せん物語とヒロインがピンと来ない。
特にラストのオチというか、幕引きがダメすぎる。王道海洋冒険譚でアレはご法度だと思う。エデンの正体も結局は謎のまま過ぎて論外。投げっぱなしエンドにしても、これは悪例の方面。
ヒロインのフェナにしても、何か好きになれなかった。
現代に即した形のヒロインにしたいのか、それとも古典的守られるヒロインにしたいのか、分かんなくって、どっちつかずで、そのまま終了はダメだ。それとこれは好みだけど、白髪ピンと来なさすぎ。
王道を目指すんだったら、最後まで貫いて、その隙間に新要素を入れるぐらいはしてほしかった。
これは王道目指す途中で、トリッキーに走った結果、大破した豪華客船みたいな感じだったな（どんな例えだ）。
