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七つの海のティコのめるのレビュー・感想・評価

七つの海のティコ(1994年製作のアニメ)
3.8
世界一周の船旅⛴⚓

世界名作劇場では唯一の原作を持たないシリーズ。

主人公のナナミとシャチのティコ、ナナミの父のスコット、料理番のアル、お金持ちのシェリルと執事のジェームス、男の子トーマスがヒカリクジラを探して大海原を冒険をするおはなし。
主人公の名前がティコだと勘違いしている人は多いんじゃないかな。

冒険といってもほとんどが日常譚がメイン。登場人物の関係性に大きな変化があるわけでも劇的な展開があるわけでもない。
それでも、生き物の大切さ、命の尊さ、人間の環境破壊など、普遍的なメッセージもさりげなく込められている良質な作品。

私はスコットが好きでした。池田秀一さんの落ち着いた声とスコットのベタベタしないクールな父親像が良い。
シェリルが好きになっちゃうのもすごく分かる。シェリルとスコット、何かありそうで何もなかったなー。…いや、何かあったら名劇ではなくなっちゃうけど!

ちなみに、ナナミの肺活量はバケモノ級でトム・クルーズを越えてる。

エンディングのTwinkle Talkがとっても素敵な歌。海の上の船に寝そべって夜空を見上げているような気持ちになります……
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