危惧はしていた。
叙情的、ポエティックな要素が魅力の原作に対して、メルヘンチックなかわいさが前に出てしまっている。
それにより全体的に浅く感じてしまう…のにもかかわらず話自体は少し重めなのでチグハグ。
緊張感が無く間の抜けた印象。
LoM珠魅編は『宝石の国』に影響を与えたのではないかと勝手に思っているが、あのアニメのように儚い雰囲気/世界観の作りを大切にして徹底すべきではなかったのだろうか。
原作の独特な切なさが活かしきれていなくて悲しい。
聖剣伝説3のリメイクでも感じたことだが、
2Dやドット絵のものを3D化した時に、逆にイメージが固定されてしまう現象はこういったファンタジーにおいてはあんまり相性が良くないのかもしれない…。
アニメ化するとどうしてもこうなってしまうものなのか…それとも企画脚本の問題なのか…。
これでLoMを知って原作をやるとして、全く違いすぎて驚かれるのでは？
音楽とかアーティファクトとかは踏襲してたのでまだ良かったです。
