もとまち

青の6号のもとまちのレビュー・感想・評価

青の6号(1998年製作のアニメ)
3.7
初期GONZOのかっちょいいポスアポ海洋アクション。時代が時代なので3DCG自体は初代プレステみたいなグラフィックだが、その中にセル画のキャラクターをはめ込んだ映像は中々に味があって面白い。見せ場の潜水艦バトルは期待を超える大迫力。躍動感溢れるカメラワークとTHE THRILLのスタイリッシュな劇伴が、問答無用でブチ上げてくれる。監督が前田真宏なんで所々エヴァっぽい演出が多いなーと感じたり。カットによって音の響き方が変化する独創的なサウンドデザインは楽しいけど、そのせいで物語に入り込みづらく、妙な疎外感を覚えてしまった。脚本は当時のOVAにありがちな「やたら風呂敷広げるわりにはどう考えても尺足りてないだろ」パターンでした。設定は良いから1・2クールくらいの尺でもう一回やってくれ。
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