このレビューはネタバレを含みます
少年ジャンプの限界を超えた作品–––追憶編。
とにかく音楽と演出のセンスが抜群。群を抜いている。
何度も言うけど、「るろうに剣心」が名作であるのはこの追憶編があるから。
※ちなみに時代劇研究家の春日太一は、この追憶編を全時代劇でもベスト10には入る、と絶賛している。
「新しい時代が来たら、
俺は人を斬る事なく、人を守れる道を探そうと思う
…巴、君がいれば俺は刀を捨てられる」
最後の一文は原作にはないものだけど、好き。
巴と一緒に新時代を迎えようと剣心が願い始めたのだとしたら、第一幕では考えられないほど前向きな台詞だと思う。
あと、ラストの、家が燃える背景をバックに
「原作 和月伸宏」
って入るのがマジでカッコいい。
巴がみた清里の亡霊が椿を手に乗せて微笑むシーン。
この意味が分からなかった人は…本当にもったいない。
