あこ

進撃の巨人 Season3のあこのネタバレレビュー・内容・結末

進撃の巨人 Season3(2018年製作のアニメ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

全22話。

 いやぁ泣いた〜〜〜〜〜〜〜〜!!一気見してるからなのか感情移入が止まらなくて、展開を知っててなおエルヴィンとアルミンの選択のところで大泣きしちゃった。
 憲兵団と戦い、ジークと戦い、本当の敵が壁の外だと気付いた話。
進撃の巨人のいちばんアツいところがココなんじゃないかなと思うんだけどどうかな?評価つけすぎかな?相対評価であとで調整します。

 勝手に命題にしちゃうけど、Season3は「生かされてしまった人たちの話」だなぁっていうのを強く感じた。結末を知らないから好きに言うんだけど、進撃の世界においては生き延びれば生き延びるほどしんどい思いをしなければならないように出来ていると思う。生きるのも死ぬのもよりしんどくなってる
 そりゃエルディアとマーレの戦いに決着がついたときに生き残ってたらそれがいちばん良いのだと思うんだけど、生き残れるポテンシャルがなかったとき、たぶん早々に死んだ方が賢い選択になるのだと思う。とにかくみんな死者を羨ましがりすぎ。そんなに生きるのがしんどいのか、そうだろうな……という気持ちになった。

 だからさ、エルヴィンを助けないっていう決断をしたときのリヴァイの「こいつをもう地獄から解放してやってくれ」っていう言葉に号泣したんだよな〜〜〜。エルヴィンも生き延びてきてしまったせいで、最後の最後で夢を諦めなければならないっていう特別しんどい思いをした人になっちゃった感ある。
リヴァイも会話を思い出して察したんだと思うけど、いつか海を見たいって夢を語るアルミンと違って、エルヴィンはたぶん地下の秘密を知った瞬間に満足しちゃって廃人になってた気がするんだよな。だから夢半ばで殺した。殺してあげた、の方がニュアンス的にはあってる…?
成し遂げたいことがある、という気持ちは常に未来へ向かっているので、リヴァイはエルヴィンに最期まで前(=未来)を向いた団長の姿でいてほしかったんだろうな。リヴァイのエゴだね。

 アルミンを生かすための説得材料としても出てきた海。あれだけ見たかった海。とっても綺麗だったね。でも、アルミンがキラキラ目を輝かせてた一方で、記憶があるがゆえに海に感動を抱かなかったエレンがあまりに切なすぎる。少しずつ彼の生きる理由を削いでいくのやめてくれんか……最後に残るのはなんだ、憎しみだけか?

p.s.星5つけてたけどそういえば作画が荒れてたなと思い-0.5しました。
あこ

あこ