このレビューはネタバレを含みます
全12話。
第二次世界大戦がはじまるちょっと前に秘密裏に立ち上がったスパイ組織・D機関のオムニバス的なお話。
世界観の雰囲気もキャラクターも声優陣もめっっっっちゃくちゃ良いんだけど、「で、結局どういうオチ?」っていうのだけちょっとモヤついたかなぁ。
D機関の面々のカッコイイ生き様をただ見せつけられたようなアニメだった。
12話を通して伝えたいことがいまいちピンとこないんだけど、これだけカッコよく諜報活動をやってくれている有能な人達がいても、国は間違った方向にいっちゃうんだよってことを言いたかったのかな…?
個人的に印象に残ったエピソードはやっぱ「柩」回かなぁ。
みんな颯爽と敵組織の裏をかいて任務を遂行しちゃうもんだから、真木くんが本当に死んでたの、なかなかにクるものがあった。
D機関のモットーである「死なない・殺さない」ってのを出来る限り遂行しようとしてるのが伝わってくるからこそ、胸に鉄材がぶっ刺さったときの表情が……ウッウッ;;;;
「命を簡単に捨てる陸軍は馬鹿だ」みたいなやり取りもあったけど、D機関の面々だって最終的に命を落とすことになってもスっと諦められる気持ちで動いてんだよな……。
結城中佐への信頼感があったからこそあんなに綺麗な顔で亡くなれたのだろうね。
やっぱり戦争反対っすわ‼️‼️‼️‼️(急に強めの主張)