進撃の巨人 The Final Season Part.1のKSのレビュー・感想・評価

第3シーズンまでは宗教が中心となっている中世の都市社会を描いているようだったが、第四シーズンからは、国民国家を形成した近代社会を描いているようだ。塹壕やPTSD、そして、大量虐殺を可能にする兵器など第一次世界大戦以降のようだ。

“マーレにおける戦争とは”をテーマに、国民国家における戦争の矛盾や負の側面、内的圧力、国民国家の矛盾と分断と差別の歴史を描きながら、歴史が紡いできた戦争の歴史が、また新たな火種となり、次なる戦争を生む様を見せつけられる。これを止める手立てはあるのだろうか。