エピソード01
第724話 怪盗キッドと赤面の人魚(ブラッシュマーメイド)(前編)

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あらすじ
鈴木次郎吉相談役のもとに怪盗キッドから犯行予告が届く。キッドのターゲットはベルツリー急行爆破事件で展示が延期になった宝石、赤面の人魚。予告状は赤面の人魚を公開初日に奪うという内容だった。中森警部は今度こそキッドを捕まえると意気込む。当日、コナンは蘭、園子、世良と共に宝石が展示されている鈴木大博物館へ。特別展示室の大きな水槽の周りは見物人が取り囲んでいて、赤面の人魚は水槽の中を泳ぎ回る亀の背中に貼り付けられていた。
水槽は硬質ガラスになっていて、奥は厚さ2mのコンクリートの壁。天井と両脇は特殊合金の金網で、宝石は泳ぎ回っている亀の背中。万全の準備をした次郎吉はキッドでも盗れないだろうと自信満々だった。この宝石の持ち主だったのは半年前に海難事故に遭って他界したイタリアの大女優。船が沈む直前、彼女は飼っていた亀の背中に接着剤で宝石を付けて逃がしたという。
この後、観覧時間が終わる頃に小五郎がやってくる。犯行予告の8時までは30分。中森はコナン、小五郎、蘭、園子、世良に大人しくしていろと忠告する。世良はまだ予告時間まであるため、トイレへ行く事に。その時、園子は近くのトイレは混んでいたから2階のトイレが良いと教える。水槽の周りには20人の機動隊、2階の通路にはサーチライトを構えた100人の機動隊、中森は万全の警備に胸を張る。
外に集まった若者たちがキッドコールを叫ぶ中、予告時間を迎える。すると突然、床のカーペットがテグス(糸)で捲り上がり、園子や世良はバランスを崩す。そして捲り上がったカーペットは水槽をすっかり覆い隠し、テグスは天井のシャンデリアに巻き上げられていく。この後、3、2、1とカウントダウンするキッドの声が響き渡り、ポンという音と共に白煙が立ちのぼる。するとテグスが切れて、カーペットが落下。水槽にはキッドのカードが漂い、亀と宝石は消えていた。
次郎吉は床に刺さったもう1枚のキッドのカードを確認。カードには「宝石は頂戴した。信じられないのなら確かめてみろ」と書かれていた。次郎吉は金網のロックを解除して水槽を確認するが、やはり亀と宝石は消えていた。数日前にカーペットと照明を取り替えた2人組の内装業者がいたらしく、中森はその2人組がキッドと手下だったと考える。世良はキッドがまだ展示場内にいると推理。変装を見破るため、皆の身体検査をするがキッドを見つける事ができない。トリックを見破る糸口さえ掴めないコナンは推理を巡らせて…。
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