エピソード37
第760話 意外な結果の恋愛小説(後編)

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あらすじ
小説家、火浦京伍がホテルの部屋で缶詰になって原稿を書いている時、下の階の部屋で助手の水無月千秋が絞殺される事件が発生。目暮警部たちが捜査を開始し、編集者たちは火浦が部屋から出ていないと証言。火浦には完璧なアリバイがあったが、現場に居合わせたコナン、世良は火浦の犯行に間違いないと考える。高木刑事は聞きたい事があると言って世良の部屋を訪ねてくる。
高木によると、水無月の部屋のバスルームからシャンプーとリンスのキャップがなくなっているという。コナンと世良は水無月の部屋の玄関口しか入っておらず、心当たりがないと伝える。部屋はほとんど荒らされていなかったが、テーブルだけ倒れていて、上に載っていたと思われる缶ビールがトランクに落ちて、中の服や化粧道具などがビールまみれになっていたという。コナンのトランクの大きさを訊ね、高木は大きなトランクだったが、中身はあまり入っていなかったと答える。
そして、高木はトランクに消印が20年前のハガキも入っていたと付け加える。ハガキの差出人は火浦で、「なかなかかわいい話だね。僕がこんな話を書く時はヒロインに君の名前を使わせてもらおうかな」と書かれていた。宛先は水無月ではなく、大田純という名前だという。その名前を聞いた蘭は今、火浦が連載している小説「電話と海と私」のヒロインが大田純だと教える。
蘭はこの小説の内容を簡単に説明。「電話と海と私」は海で携帯電話を拾ったヒロインの物語。その携帯は未来のヒロインの物で、誰かが時間転移装置(タイムマシン)を使って送ってきたのだ。その人物はメールでヒロインとやり取り。数年後、世界は大変な事になるため、ヒロインがそれを阻止するために未来を少しずつ変えるという話だった。ヒロインは「あなたは何者なの? 私とどういう関係なの?」と事あるごとにメール相手に訊ねるが、答えはいつも「電話と海と俺」だった。
来週掲載される最終話ではメール相手の招待が明らかにされる予定だった。だが、ラストページはまだ完成しておらず、火浦はこんな事件があったので当分書く気がしないと話しているという。この後、コナンと世良は高木の何気ない一言から火浦のアリバイトリックを見破る。火浦が自分の部屋の前で待機しているとわかると、コナンと世良はまだ火浦の手の中にこの犯罪小説で修正を入れ損ねたアリバイトリックの“誤植”があると睨む。
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RENA
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