「デンゲキトレード」 ねぼうしてドラえもんから小言をいわれたのび太は、「ドラえもんとちがって、ボクは毎日いそがしいんだ」とムッ! それを聞いたドラえもんは「ぼくにだって毎日やることがあるんだ!」と言いかえし、なんと『デンゲキトレード』をつかって自分とのび太の体を入れかえてしまう。 だが、のび太になったドラえもんは、学校で先生におこられたり、ジャイアンに文句をいわれたりと大変な目に…。 一方、ドラえもんになったのび太は、ネコたちのケンカを止めることになって、顔中ひっかかれて…!? 「おかし牧場」 「食べてもなくならないおかしがあれば…」というのび太のつぶやきを聞いたドラえもんは、『おかし牧草』のかんづめを取りだした。 まるで牧場でウシを飼うみたいにおかしを飼う道具で、草さえあげていれば、どんどんおかしが増えるという。 さっそく、チョコレートを飼いはじめたのび太。ところが、1時間おきに草をあげなければならず、なかなか大変! そこで、ドラえもんとのび太は河原に『おかし牧草のタネ』をまき、チョコを“放し飼い”してみることに…!?
「ちこくストップ大作戦」 9日つづけて寝ぼうしたのび太は、先生から「明日もチコクをしたら、ご両親を学校によぶ!」とおこられ、ドラえもんに泣きつく。 だが、早朝から予定があるドラえもんは、自分のかわりに“ミニドラえもん”に、のび太の世話をたのむ。 よく朝、のび太が目をさますと、時計の針はすでに始業15分前をまわっていた。ミニドラは、のび太を起こすという大事な仕事を忘れ、スヤスヤと寝入っていたのだ…! あわてたミニドラは次々とひみつ道具を出すが、どれも小さすぎて役に立たない。はたしてのび太の運命は…!? 「打倒ジャイアン!魔法の呪文」 女の子に人気のテレビ番組『マジカルファイブ』の話題で、しずかたちともりあがっていたのび太。だが、それをねたんだジャイアンから、ゲンコツをくらってしまう。 くやしくてたまらないのび太は、「魔法使いになりたい」と、ドラえもんにたのみこむ。そこで、ドラえもんが取りだしたのが、『魔法辞典』。自分の好きなじゅもんを書きこむと、そのとおりの魔法が使えるようになる道具だという。 のび太はさっそく空飛ぶホウキにまたがり、魔法の力でジャイアンをやっつけるために出発するが…!?
「のび太+ハト=?(のびたプラスハトは?) 」 寝ぼうしてハイキングに行きそびれた、のび太。しょんぼりすわっていると、見たことのないイヌが話しかけてきたからビックリする! なんと、そのイヌの正体はドラえもんで、『合体ノリ』という道具を使って、子イヌと自分の体をくっつけたのだという。 ドラえもんは、その合体ノリを使って、こんどはのび太と自分の体を、ハトと合体! 空を飛んで、ハイキングに出発したみんなに追いつくが…!? 「強~いイシ」 のび太は、体をきたえるためにジョギングをはじめることを決心! だが、すぐにめんどうくさくなってしまい、「強い意志がほしい」と、ドラえもんにすがりつく。 それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『強い石』。一見、ただの石ころのようだが、ちかったことをゼッタイに最後までやりとげさせる道具だという。 さっそく「ジョギングをやりとげる!」とちかったのび太だが、あまりの寒さに、すぐに走る気をなくす。すると、強い石がのび太を追い立てて…!?
「スネ夫、美容院へ行く」 誕生日にあそびに来てくれたスネ吉兄さんから、こんど有名イタリア人ファッションデザイナーと会わせてあげるといわれたスネ夫は、大よろこび! その前に身なりを正そうと、カリスマ美容師のサロンをおとずれる。 ところが、スネ夫はカットの最中にウトウトいねむり…。できあがったヘアスタイルを見て、大ショックを受ける!! しかたなく、マフラーであたまをかくして歩いていたスネ夫は、ジャイアンとのび太にあやしまれ、追いかけられるハメに…! いったいスネ夫の新たなヘアスタイルとは…!? 「さようならスネ夫…」 スネ夫は、あこがれのイタリア人ファッションデザイナーと、ついに対面! すると、これまでかきためていたデザイン画をほめられた上、なんと、よく日からデザインの勉強のため、イタリアに留学することが決まってしまったのだ! スネ夫が遠い国に行ってしまう…。ハナシを聞いたドラえもんたちは、さいごに思い出をつくってあげたいと考え、空き地で“さようならパーティー”を開くことに。 だが、パーティーの席で、スネ夫はワガママばかり言い出して…!?
部屋においてあった対戦型ウエスタンゲームを思いっきりたのしんだ、のび太。てっきり未来デパートの新商品だと思っていたが、ドラえもんは注文していないという。 のび太は、返品する前にもう1回だけあそびたいとたのみこみ、ドラえもんといっしょにふたたびゲームの世界の中に入っていく…。 すると、目の前にイデアとなのる女の子があらわれ、自分たちの町“モルグ・シティ”を助けてほしいと、おねがいしてきた。モルグ・シティは、最近、ならず者のゲバルト一家におそわれ、こまっているという。 イデアから“宇宙一のガンファイター”とおだてられたのび太は、すべてはゲームの設定だと思い、「ボクにまかせて!」と引き受けてしまう。その後、なぞの男・ローリエも仲間にくわわり、一行はモルグ・シティへ…! だが、目的地についたのび太たちに、おそろしい“現実”がおそいかかることに…!?
モルグ・シティが、のび太たち用心棒をやとったことに怒ったゲバルト一家は、すべての金品をおいて3日以内に町を出て行け!と言い出した。ゲバルトは金品だけでなく、モルグ・シティの町はずれに茂る、オアシスの巨木もねらっていたのだ。 イデアは自分たちの町を守るためにみんなで戦おうと呼びかけるが、市民はおびえるばかり。のび太も、自分がホンモノの戦いに巻き込まれていたことを知り、こわくなってしまう。声をあげたのは、イデアの父で市長のメタボンと、ケガをしているローリエだけだった。 イデアにもローリエにも合わせる顔がないのび太は、『透明マント』をかぶり、モルグ・シティをさまよい歩く。そこでぐうぜん、ゲバルトとモルグ・シティ銀行の頭取のひみつを聞いてしまう…! イデアたちはたった3人で、モルグ・シティを救うことができるのか!? そして、のび太は…!?
「のび太隊長にけい礼!」 のび太が、自分ばかり“びんぼうくじ”をひいていると泣き出した。家でも学校でも自分はビリでいばれないとなげくのび太に、ドラえもんは『階級ワッペン』を取り出す。 未来の遊びで使うこのワッペンは、昔の軍隊がモデルになっていて、下の位のワッペンを貼られた人は、上の位のワッペンを貼っている人の命令にはさからえないという。 自分にいちばんえらい“大将”のワッペンを貼ったのび太は、しずかに二番目にえらい“大佐”のワッペンを貼り、スネ夫やジャイアンには位のひくい兵隊のワッペンを貼ろうとたくらむが…!? 「天才・出木杉のロケット計画」 のび太は、風船を利用して作ったおもちゃのスペースシャトルを、ジャイアンにこわされてしまい、大ショック…。 すねるのび太のために、ドラえもんは口にくわえて息を吹くと、ロケットの噴射ガスと同じくらいの力が出る『ロケットストロー』を取り出す。 さっそく、ストローをくわえながら外出したのび太は、ジャイアンにいたずらをして楽しんだ後、しずかと出木杉に出会う。出木杉はロケットストローを使って本物のロケットを作ろうと提案! でき上がったロケットに乗り込んだのび太たちは、冒険の旅へと出発するが…!?
「無敵のウルトラ・スペシャル・マイティ・ストロング・スーパーよろい」 プロレスにハマっているジャイアンに技をかけられ、ドラえもんに泣きつくのび太。「よろいを着ていたらジャイアンとケンカできるのに」となげくのび太に、ドラえもんは『ウルトラ・スペシャル・マイティ・ストロング・スーパーよろい』略して“ウルトラよろい”を取り出す。 のび太には、そのよろいはまったく見えない。だが、ドラえもんに「これはバカには見えないし、役にも立たない」と言われ、思わず見えるふりをしてしまう。 そのまま出かけたのび太は、あることで自分がよろいを着ていると信じ込み、ジャイアンに決闘を申し込むが…!? 「のび太に恋した精霊」 灯油が切れ、暖房がつかなくなってしまった野比家。そこでドラえもんは、さまざまな精霊を呼び出すことができる『精霊よびだし腕輪』で火の精を呼び出すことに。だが、暴れん坊の火の精はカーテンを燃やそうとして、大さわぎ! そんな中、雪が降り出してきた。大よろこびで外出したのび太は、腕輪をこすってしまい、雪の精を呼んでしまう。 雪の精はのび太の希望どおり、空き地に雪を積もらせると、いろんな雪遊びをさせてくる。しかも、邪魔をしに来たジャイアンとスネ夫を追い払ってくれ、のび太は大喜び! だが、ドラえもんやしずかまで追い払ってしまい…!?
自分が住んでいる町の歴史を調べる宿題を出されたのび太は、ドラえもんに泣きつき、時間をさかのぼりながら写真を撮って送ってくれる『タイムカメラ』を出してもらう。 さっそく町全体がよく見える場所で、撮影をはじめるが、637年前の写真を最後に、タイムカメラが消えてしまった! しかも、最後に送られてきた写真には、桃太郎らしき一行の姿が写っていた。桃太郎はおとぎばなしのはずなのに…と、ドラえもんとのび太はビックリ! みんなにも知らせようと空き地に行くと、オランダから桃太郎を探しにやって来たという外国人男性が、助けを求めていた。しかも、彼が持っている写真のような絵には、タイムカメラで写した637年前の写真とそっくりな、桃太郎の姿が写っていた…! 2枚の写真のナゾを解くため、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人は『タイムマシン』に乗り込み、637年前の日本へと向かうが…!?
野球チームに入れてもらえず、ふてくされたのび太は、学校の裏山でお昼寝タイム。「ここに来ると、イヤなことも忘れられる。だから、ゴミが捨てられていると腹が立つんだ」と言い、ゴミを拾うのび太に感心したドラえもんは、山と心が通い合うようになる、『心の土』という道具を取り出す。 さっそく、ドラえもんの言うとおりにしてみると、風が枯葉を舞い上げ、フカフカの木の葉のベッドが出来上がった!山がのび太のために作ってくれたのだ。大よろこびで再び眠りにつくのび太。 それ以来、すっかり裏山と仲良くなったのび太は、学校が終わると、誰からの誘いも断って、毎日遅くまで裏山で過ごすように…。宿題もテスト勉強もしないのび太に、ママとパパはカンカン! 2人に叱られたのび太は、「これからはずっと裏山で暮らす」と決め、家出してしまうが…!?
「特撮ウラドラマン」 ある日、のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんが、どんなオドロキの映像でも手軽に作ることができるという『イージー特撮ビデオ』で、ドラやきを撮影して遊んでいた。 そのビデオカメラを使ってカッコイイ映画を撮ろうと考えたのび太は、ヒロイン役として、しずかを誘いに行く。だが、ちょうど遊びに来ていた出木杉にも、シナリオと監督を任せてほしいと言われ、のび太は渋々OKすることに。 その後、ドラえもんは、さまざまなひみつ道具を出して撮影準備をスタート! のび太もスネ夫らに声をかけ、ジャイアンだけはさそわないでおこうと決めるのだが…!? 「キー坊が恋をした」 のび太は、裏山から拾ってきた小さな苗木に、ドラえもんのひみつ道具『植物自動化液』をかける。 すると、びっくり!翌朝から、自由に動き回ることができるようになったのだ。その苗木をキー坊と名づけたのび太は、自分の弟のようにかわいがっていた。 そんなある日、キー坊はボールを取りに入った、神成さんの家の庭で見かけた、バラの花に恋をしてしまう。 「もうひとつの“緑の巨人伝”」 宇宙の果てにある緑の星では、かつて、さまざまな植物型宇宙人たちが平和にくらしていた。サボテン型植物星人のドラぼてんとのびテンも、緑の星で旅をしながら歌を奏でる、二人組の吟遊詩人(ぎんゆうしじん)だ。 二人はある日、見知らぬ少女・リーレと出会う。リーレと共に、いちど入ったら二度と生きて帰ってくることができないと言われる“禁断の森”に足をふみ入れた、ドラぼてんとのびテンは、次々とハプニングにおそわれてしまい…!? 「ジキルハイド」 ジャイアンに取り上げられた望遠鏡を返してもらおうと決心した、のび太。だが、気が弱くておひとよしののび太は、なかなかジャイアンから取り返すことができない。 見かねたドラえもんは、ひと粒食べると10分間だけ性格がまるで反対に変わってしまう『ジキルハイド』というひみつ道具をとり出す。 さっそく、ひと粒だけ口に入れたのび太。すると、みるみるこわい顔になり、ドラえもんに飛びかかった! 10分後、元に戻ったのび太は、ジャイアンの家に向かうと、再び『ジキルハイド』を、口に入れるが…!?
のび太は、自分が生まれた日の写真が残っていない上に、いつもママにしかられてばかりの自分は、この家の本当の子どもじゃないんだ!と言い出す。 ドラえもんが止めるのも聞かず、家出してしまうのび太。戻ってこないのび太を迎えに来たドラえもんは、タイムマシンでのび太が生まれた日に行って、たしかめてみることをていあん。ふたりは、のび太が生まれた年の8月7日に向かうことに…。 10年前ののび太の部屋は、パパの書斎だった。そこに、あわてた様子のパパが帰ってくる。赤ちゃんが生まれるという連絡を受けて、会社を早退してきたのだ。 のび太とドラえもんは、病院に向かうパパの後をこっそりつけることに。途中、カメラを買ったパパが病院に到着すると、ちょうど赤ちゃんが生まれた! 大よろこびするパパは、赤ちゃんに「のび太」と名づける。その理由を聞いたのび太は…!?
ジャイアンやスネ夫から仲間はずれにされてしまったのび太は、しずかの家に遊びに行くことに。 だが、しずかは引越しをすることになった友だちと別れを惜しんでいて、のび太はまるで相手にされない。ためしに自分も引越しをすると言ってみるのび太だったが、「つまらない冗談言わないで!」と怒られてしまう。ジャイアンやスネ夫にも引越しすると告げるが、本気にしてもらえない。 悲しくなったのび太は、ためしに本当に引越ししてみようと思い立ち、『もしもボックス』に入り、「明日、アメリカに引っ越すことになったら」と話してしまう! 急な引越しに野比家は大さわぎ。のび太がアメリカに引っ越すというウワサもたちまち広まり、ジャイアンやスネ夫がお別れを言いに、のび太を訪ねてくる。だが、しずかはなかなか姿を現さず…!? さらに、もしもボックスが故障してしまった! のび太たちは、本当にアメリカに行くことになってしまうのか…!?
22世紀からドラミが遊びにやってきた。だが、ドラえもんが自分の大好きなメロンパンを食べてしまったことに怒ったドラミは、そのまま未来に帰ってしまう。 ドラミが22世紀に戻ると、なぜかロボットたちが大混乱におちいっていた。セワシの話によると、ドラキュラロボがコンピューター・ウィルスをばらまき、すべてのロボットが吸血鬼ロボになってしまったというのだ。 吸血鬼ロボから必死に逃げるドラミとセワシだったが、ついにつかまってしまい、ドラミは吸血鬼ドラミュラに変えられてしまう! ドラキュラロボに、ドラえもんも吸血鬼ロボにするようにと命令されたドラミュラは、再び21世紀へと向かい、ドラえもんにおそいかかる。わけもわからず、あわてて逃げ出すドラえもん。のび太は、日光が苦手なドラミュラから逃げるために、北極に行くことを思いつくが…!?
突然消えてしまったドラミを追って、タイムマシンで22世紀へと向かったドラえもんとのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人。セワシから話を聞いたみんなは、ドラミがいるドラキュラ城へと向かう。 夜行灯で、昼でも真っ暗なドラキュラ城の中は、いろんな仕掛けがあり、なかなか前に進めない。さらに、ドラえもんが大のネズミ嫌いであることを知ったドラキュラロボが、ネズミロボを投入。おどろいたドラえもんが大あばれし、のび太とジャイアンが落とし穴に落ちてしまった! 『探シマリス』で二人を探しはじめたドラえもんたちは、地下牢でドラキュラロボを作ったというヴァン・ヘルシング博士に出会う。 博士にドラキュラロボの弱点を聞こうとした矢先、ドラミュラがネズミロボの大群を引き連れて現れる。それを見たドラえもんは気絶してしまい…!?
「ドラマチックガス」 何もすることがなくて退屈だからと、部屋でゴロゴロしているのび太にあきれたドラえもんは、日常の何でもない出来事をドラマチックに感じて、周りの人も盛り上がってくれる『ドラマチックガス』を取り出し、のび太に吹きかける。 そこに、ママがおつかいを頼みにやってきた。早速ガスの効果が出たのび太は、まるで大冒険に出かけるような気分になり、ドラえもんやママも、涙を流しながら別れを惜しむ。 途中で出会ったしずかにも「あなた一人で行くなんて!」と止められ、「止めないでくれ。これが、男の生きる道だ!」とカッコよく決めるのび太だったが…!? 「のび太はエライ!をもう一度」 放課後、ひとりで掃除をしていたのび太は、先生に褒められ、大よろこび。帰宅後、ドラえもんに自慢するが、信じられないドラえもんは、ビデオの再生のように本人が同じことをやってみせる『本人ビデオ』を取り出す。 すると、突然先生が部屋にやってきて、のび太をもう一度を褒め、帰っていった。気をよくしたのび太は、ママの前でもビデオを使い、また先生に褒められる。さらには、しずかの前でもビデオを使うのび太…。 そんなとき、しずかのママが庭でネックレスの落し物を見つける。のび太は早速ビデオを使って、落し主を探すが…。
しずかの誕生会に呼ばれたのび太は、花と“しずか”の名前を刺しゅうしたハンカチをプレゼント。ところが、ジャイアンやスネ夫たちに、ヘタだとバカにされてしまう。 続いて、ジャイアンがジャイ子からのプレゼントだといって、しずかの似顔絵を渡した。それはしずかのウエディングドレス姿を描いたもので、となりには王子様が描かれていた。その絵を見たスネ夫が、王子様は出木杉に似ていると言い出したため、のび太は思わず、しずかの将来の結婚相手を連れてきてあげると約束してしまう。 のび太は、どうせ未来の結婚相手である王子様は自分なのだから、未来へ行って連れて来ればいいじゃないかと言うが、ドラえもんは、まずは25年後ののび太がどんなになっているかを『タイムテレビ』で見ようと提案する。 すると、25年後ののび太はだらしない格好で、ゴロゴロしていた。おまけに、しずかは実家に帰ってしまったらしい…。 そのとき、テレビに映っていたのび太の姿が消え、のび太の机の引き出しから大人ののび太が姿を現して…!?
「未来の本物ゲーム」 せっかく買ったゲームを、ジャイアンに取り上げられてしまったのび太。かわいそうに思ったドラえもんは『本物ゲーム』を取り出す。このゲームは、本物の人間をキャラクターにして遊ぶことができるという。 早速、空き地にいるジャイアンにゲームを向けて、スイッチを入れると、ゲームさながらに、モンスターやジャンプ台、マンホールなどが出現。ジャイアンをキャラクターとしたゲームがスタートする。 だが、ヘタクソなのび太のせいで、ジャイアンは散々な目に。その様子を見ていたスネ夫もゲームに参加するが…!? 「迷探偵のび太」 スネ夫から呼び出され、散々な目にあいながら、スネ夫の家に向かったのび太。すると、のび太を待ちかまえていたスネ夫は、ジャイアンとしずかを前に、のび太の行動を推理して、ズバリ当ててみせると言い出す。 よだれを垂らして居眠りしていたこと、水溜りに足をとられたこと、犬にほえられたことをすべて言い当てられ、ビックリ仰天するのび太らに、スネ夫は『推理術入門』という本で勉強しただけだと言い、探偵事務所を開くと言い出す。 帰宅したのび太は、ドラえもんに『連想式推理虫メガネ』を出してもらい、スネ夫との推理対決に挑むが…!?
「父の日に地下鉄を」 庭でふざけあっていたのび太とドラえもんは、パパに「うるさいぞ!」と叱られてしまった。ママによると、パパは最近、仕事が忙しく、疲れ気味で怒りっぽくなっているらしい。 翌日、ママのお供でデパートに買い物に出かけたのび太たちは、パパと待ち合わせて一緒に帰ることに。だが、ちょうどラッシュアワーにぶつかり、超満員電車に乗るはめに…! パパが毎日、こんな電車に乗っていると知ったのび太は、“父の日”のプレゼントに、パパ専用の地下鉄を作ってあげようと思いつく。早速、ドラえもんが出した『穴ほり機』で、パパの会社までトンネルを掘り始めるが…!? 「恋するジャイアン(前編)」 ジャイアンから好きな子ができたと打ち明けられたのび太とスネ夫。「ジャイアンに好きな子!?」と大笑いする二人だったが、ジャイアンから、その子をさがし出して、友だちになれるよう作戦を考えろ!と命令されてしまう。 手がかりはスネ夫が撮った写真一枚だけ。そこで、ドラえもんが出した『万能プリンター』を使ったところ、その女の子が公園で犬の散歩をしているということがわかった。 早速、その情報をジャイアンに伝え、ジャイアンもムクを連れて、公園へと向かうことに。だが、緊張したジャイアンは、その女の子を前に、言葉も出ず…!?
「恋するジャイアン(後編)」 ミナミという女の子にひと目ボレしたジャイアンから、彼女と友だちになれるよう作戦を考えろと命令されたのび太。二人の仲を取り持とうとがんばるうちに、ミナミと友だちになり、彼女の誕生会に招待される。 なんと、ミナミの誕生日は、ジャイアンと同じ日だった! ミナミは友だちも連れてきて欲しいというが、ジャイアンだけは怖いからイヤだと言い、のび太は困ってしまう。 そんな中、ミナミのパパが仕事で外国へ出かけてしまった。ミナミが、パパの作るシチューがいちばん好きだと知ったジャイアンは、自分がスペシャルシチューを作ると言い出す。 さらに翌日、ミナミの犬がいなくなってしまい…!? 「せん水艦で海に行こう」 週末に、家族で南の島に出かけることになったスネ夫。子どもが自分だけでは寂しいからと、ジャイアンとしずかを誘うが、泳げないのび太は誘ってもらえず…。 それを聞いたドラえもんは、自分たちは潜水艦で先回りして南の島へ行こうと提案。水から水へとジャンプして移動できる潜水艦に乗り込む。 この潜水艦は水の中で大きさが伸び縮みし、どんな水の中にも入れるため、お風呂場や水槽、さらに、人の口の中にまでも入りこんでしまい、大変なことに…!? 大冒険の末に、南の島に到着した二人が見たものは…!?
南の島に遊びに来たドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかの5人は、のび太が海底で見たという大きな建物を探すため、瞬間移動潜水艦ファミリータイプで、海底探検へ。だが、強力な磁場のバリアーが張られていて、潜水艦が操縦不能になってしまう。 やっとの思いで島に戻ってきた5人が海辺で遊んでいると、のび太が突然「こんにちは」と誰かにあいさつをする。密林の入り口に子どもが立っていたと話すのび太だったが、そこには誰もおらず…!? 翌日、のび太がひとりで遊んでいると、昨日密林の入り口にいた子どもが話しかけてきた。ジキムと名乗るその少年は、どうやらのび太以外の人間には見えないらしい。 ジキムと仲良くなったのび太は、彼がずっと独りぼっちだったという話を聞き、海底に眠るジキムの家へ遊びにいくことにする。 一方、のび太の姿が見えないことに気づいたドラえもんたちは、のび太の行方を探し回るが…!?
新しいゲームがほしくなったのび太は、流れ星に願い事をかなえてもらおうと考えるが、肝心の流れ星がなかなか現れない。話を聞いたドラえもんは、流れ星、つまり隕石を誘導してキャッチする『流れ星ゆうどうがさ』を取り出す。 さっそく流れ星を手に入れるようとするのび太だったが、落ちてきたのは、壊れた宇宙船。のび太は、あわてて取り消しボタンを押し、宇宙船を宇宙空間に戻す。 再び、流れ星をつかまえようと試みたところ、宇宙のどこかで遭難した人が助けを求めるSOSカプセルが、傘の中に落下してきた! 早速、『宇宙救命ボート』で救助に向かったのび太とドラえもんは、のび太がキャッチしかけた壊れた宇宙船が不時着しているのを発見する。どうやらのび太のせいで、誤作動を起こし、墜落してしまったらしい。 しかも、その宇宙船に乗っていたのは、のび太がほしがっていた新作ゲームの主人公と、名前も姿かたちもそっくりな“ピゴモン”という宇宙人で…!?
「ボディガードは背後霊」 スネ夫の背後霊(はいごれい)が、スペイン貴族だと聞かされたのび太は、自分も背後霊が欲しいとドラえもんに泣きつく。そこで『ロボット背後霊』が入った缶を取り出したドラえもんは、ずっとつかれることになるからよく考えた方がいいとアドバイスするが、のび太はすぐに缶を開けてしまう。 さっそくのび太の後ろについたロボット背後霊は、のび太にお使いを頼むママを追い出したり、ジャイアンとスネ夫からおもちゃを取り上げてしまったりと、のび太の気持ちに敏感に反応。さらには、ヴァイオリンのお稽古に行くというしずかをむりやり引き止めてしまい…!? 「ぼくよりダメなやつが来た」 クラスにやってきた転校生・多目(ため)くんが、自分よりもテストの点数が悪く、かけっこも遅いとわかったのび太は、大よろこび。さっそく多目くんを誘って、宿題を解くのがおそいとバカにしたり、しずかの前でかけっこをして、自分のほうが速いことをアピールする。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、配役を入れ替えて見ることのできる『配役入れ替えビデオ』を取り出す。多目くんと自分の立場を入れ替えたビデオを見たのび太は、これまでの多目くんへの態度が、どんなにひどかったかに気づき、多目くんのもとへと向かうが…!?
「バイバイン」 栗まんじゅうを前に「食べてもなくなくらないようにできないかなぁ」と思い悩むのび太。それを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに2倍に増やす『バイバイン』を取り出す。 「残したまんじゅうは残さず食べること」というドラえもんの注意を聞き流し、まんじゅうに1滴たらすと、5分後、まんじゅうは2個になり、のび太は大よろこび! だが、どんどん増え続けるまんじゅうに、さすがにお腹がいっぱいになり、ママやしずかたちにも食べてもらうことに。だが、どうしても最後の1個が残ってしまい、困ったのび太は、残ったまんじゅうをゴミ箱に捨ててしまうが…!? 「さよならハナちゃん」 みんなのペットじまんを聞いたのび太は、自分もペットが飼いたいと言い出す。そこでドラえもんが出したのは、野生の動物を野生のままの環境で飼える『野生ペット小屋』。 草原で迷子の小ゾウを見つけたのび太は、そのゾウを“ハナ”と名づけ、飼うことにする。 のび太は、毎日学校から帰ると、草原でハナと遊ぶように。ときには、机を草原に持ち出し、宿題をするのび太。 そんなある日、のび太がハナと草原で遊んでいると、ゾウの群れの中の一頭が、ハナめがけてやってきた。どうやら、ハナの母ゾウらしい。それを知ったのび太は…!?
夏休み、ジャイアンの親戚のおじさんが住職をつとめる寺に遊びに行くことになったのび太たち。いつもなら仲間はずれにされるのび太は、ジャイアンが声をかけてくれたことに大よろこびするが、実はジャイアンとスネ夫は、怖がりののび太をおどかしてやろうとたくらんでいた…。 山寺へ向かうバスの中で、古い寺だからユーレイが出るかもしれないと聞かされたのび太は、怖くてたまらなくなってしまう。そんなのび太を見かねたドラえもんは、10分前からの出来事を忘れてしまうという『ワンレスポー』を取り出す。そのおかげで、ユーレイの話を忘れて元気になるのび太。 一行が寺に到着すると、ジャイアンのおじさんは留守。となり村でのお葬式によばれ、ひと晩いないらしい。のび太たちは、夕飯作りも、風呂をわかすのも自分たちでやらなければならなくなってしまった。風呂をわかすようジャイアンに命じられたドラえもんは、命令すればどんなものにでも化けてくれる『変身ロボット』にまき割りをさせる。 その夜、ジャイアンとスネ夫は、お風呂やトイレに行ったのび太をおどかそうと、ユーレイのふりをするが…!?
「誕生日は計画的に」 誕生日なのに、なぜかため息をつくのび太。パパとママからのプレゼントが心配なのだという。毎年、ほしいものをたのんでいるのに、期待をうらぎられてばかりなのだ。 気を取り直して、しずかの家に遊びに行くことにしたのび太だったが、しずかは外出中。部屋で待つことにしたものの、待っている時間にイライラしてきたのび太は、ムダな時間をなくす道具はないのかと言い出す。 そこでドラえもんが取り出したのは、時間をワープすることができる『タイムワープリール』。のび太はすかさず、しずかが帰ってくる時間までタイムワープしてみるが…!? 「人生やりなおし機」 ママのお友だちが、俊夫くんという4歳の男の子を連れて、あそびにやってきた。引き算ができたり、自分の名前を書ける俊夫くんに張り合うのび太だったが、5年生なんだからできて当たり前と言われ、不公平だと怒り出す。 頭の中身はいまのままで、4歳に戻りたいと言うのび太に、ドラえもんは、昔に戻って新しく生き直すことができる『人生やりなおし機』を取り出した。 さっそく4歳に戻ったのび太は、自分をいじめる4歳のジャイアンやスネ夫に反撃したり、漢字で自分の名前を書いたりして、大人たちを驚かせるが…!?
大人や社会への不満を感じていたのび太、ジャイアン、スネ夫、しずかの4人は、ドラえもんに頼んで、『タイムマシン』で石器時代へ向かうことに。石器時代なら、学校も宿題もなく、好きな場所で思いきり遊ぶことができると考えたのだ。 石器時代に到着した一行は、山のふもとにあるホテルに向かう。ドラえもんによると、タイムマシンで旅行を楽しむ人々のために、さまざまな時代にホテルがあるのだという。 たどり着いたホテルは、見た目は洞くつだが、床には土のように見えるじゅうたんが敷かれていたり、岩に見えるクッションが置かれており、のび太たちはビックリ! 5人はホテルにあった石器時代のファッションに着がえると、マンモスに乗って外出。石器時代を楽しむことに。 すると突然、ホテルのある山が大噴火! みんな急いでホテルに戻ろうとするが、火山灰や岩に行く手を阻まれ、ホテルの入口も溶岩でふさがれてしまう。しかも、「原始人みたいに暮らしてみたいから、ポケットは置いていって」と言われたドラえもんは“四次元ポケット”を取り外していて…!?
しずかたち女の子が空き地で遊んでいると、そこにやってきたジャイアンが「野球をやるからどけ」と言い出した! 言い争いになった両者は、野球対決することに。のび太はしずかたち女の子たちとチームを組むことになる。 のび太はさっそくメンバーを集めて特訓を開始。だが、最初は気合十分だった女の子たちは、どんなユニフォームにするかでもめ、練習時間がなくなってしまう。さらに翌日は、チームの名前を決めるのに時間がかかり、またもや練習ができなかった…。 試合前日。のび太は、ドラえもんに出してもらった『スパルタコーチ野球版』を使い、今日こそ練習しようと考えるが、女の子たちは野球のルールをまったく知らなかった! 困り果てたのび太は、女子メンバーに野球を教えることに…。 だが、マイペースでわがままな女の子たちにいらだち、ついきびしく怒鳴りすぎ、女の子たちから「ひとりでやれば」と突き放されてしまう。そして試合の日、ドラえもんとのび太は二人きりでジャイアンズとの野球対決にのぞむが…!?
「世界をぬりかえよう」 スイカの取り合いで、じゅうたんにジュースをこぼしてしまったのび太は、ドラえもんにも責任があると言い出す。そこでドラえもんは、何でも好きな色に変えられるという『色いろカラーパレットと筆』を取り出した。 さっそくじゅうたんのシミ部分を元に戻し、ひと安心の二人。だが、ドラえもんから道具を借りたのび太は、ドラえもんを真っ黒にすると、遊びに出かけてしまう。 調子に乗ったのび太は、ネコをトラ模様にしたり、八百屋の大根をニンジン色にしたりと、次々といたずらをして歩く。さらに、ジャイアンとスネ夫にもいたずらをしかけ…!? 「ドラえもんに休日を!!」 久しぶりに近所のネコたちとのんびり過ごしていたところを、何度ものび太に呼び出されたドラえもんは、「気が休まるときがない」とグチをこぼす。 それを聞いたのび太は、「明日はボクのことなんか忘れて、遊びに行っておいでよ!」と言って、ドラえもんを喜ばせる。 翌日、のび太のことが心配でたまらないドラえもんは、『よびつけブザー』をのび太に預け、22世紀へと向かう。。 「絶対ブザーは鳴らさない」と力強く宣言するのび太だったが、それを聞いたジャイアンとスネ夫が、のび太の決心を邪魔しようと計画して…!?
ドラえもんの誕生日、セワシの家でパーティーを開こうと、いつもの仲間たちが集まった。22世紀の町でケーキを買いに出かけたのび太は、道でひろったきれいな鈴をドラえもんにプレゼントし、ドラえもんをよろこばせる。 だが、現代に戻ってきたドラえもんは、なぜか元気がない。のび太が理由をたずねると、22世紀で出会った花屋の店員に恋してしまったのだという。そのとき、タイムマシンの出入り口である机の引き出しから、美しいネコ型ロボットが姿を現す。彼女こそ、ドラえもんの恋の相手・ベルだった! のび太がドラえもんにプレゼントした鈴は、ベルが落としたものだったのだ。ドラえもんは急いで鈴を返そうとするが、首に結んでいたヒモがなかなか外れない。ベルはしかたなく、「私につきあってくれない?」と、ドラえもんを誘う。 すっかりデートの誘いだと思い込み、舞い上がったドラえもんは、ベルと共に22世紀の世界へ!デートの行方が気になるのび太も、『いただき小判』を使って、ドラえもんの背中にくっつき、こっそりと22世紀へと向かうが…!?
「アドベン茶」 日常を抜け出して、ドキドキするような大ぼうけんをしたいというパパに、ドラえもんは、飲めば大ぼうけんができるという『アドベン茶』を取り出す。ひと口につき5分のぼうけんができるのだが、パパはその説明を聞かず、一気に飲み干してしまった! ママから屋根の修理を頼まれ、屋根にのぼったパパだったが、ラジコン飛行機が飛んできて、屋根から落下!…と思ったら、木の枝にひっかかり、通りかかったトラックの荷台に落ちてしまう。そのトラックにはなんとトラが乗っていて…。 はたして、パパは無事帰ってくることはできるのか…!? 「ベロ相うらないで大当たり!」 スネ夫が女の子たちの手相を見て、もてはやされているのを見たのび太は、“ベロ相うらない”をすると言い出す。ベロ相うらないとは、舌の相で未来を見る新しい占いなのだという。スネ夫には火難の相、しずかには水難の相、ジャイアンには女難の相が出ていると告げるのび太。すると、のび太が占ったとおりのことが起こる。 実は、タイムマシンで未来を見てきただけなのだったが、みんなに驚かれ、大満足。帰り道、元高角三(げんこうかくぞう)と名乗る男に、自分の将来を占ってほしいと頼まれたのび太は、ドラえもんと彼の5年後を見に行くが…!?
遊んでいて帰りがおそくなってしまい、パパとママにきびしくしかられたのび太は、家出を決意! ネズミのおもちゃでドラえもんを気絶させると、四次元ポケットから、ひみつ道具をいくつか持ち出し、こっそりと家を出ていく。 『タケコプター』で海に向かったのび太は、海上を進む大型タンカーの上でひと休みしているうちに、眠ってしまう。 翌朝、海上に小さな島を発見して降り立つと、美しい森が広がるその島には人間が住んでいる気配はなく、すっかり気に入ったのび太は、この島で暮らすことに。 さっそく、ひみつ道具を使って、ヤシの実を取ろうとするが、持ってきた道具は、役に立たないものばかり。せめて水を飲もうと、『モグラ手袋』を使って穴を掘ってみるが、地下からわいてきたのは海水で、飲むことはできない…。 「この島にいたら死んでしまう。帰るしかない!」と、家出をあきらめたのび太だったが、なんとタケコプターが勝手に飛んでいってしまうというアクシデントが発生! 帰る手立てがなくなってしまったのび太は…!?
「のびロボは役立たず」 外出することになったドラえもんは、自分がいない間に、のび太がきちんと宿題をやるかを心配し、『インスタントロボット』を取り出す。顔と胴体をつなげて、専用のハサミとノリを使って手足をつけ、自分の脳をコピーさせて、自分のロボットを完成させ、安心して出かけて行くドラえもん。 しかし、のび太は、ネズミのおもちゃでドラえもんロボを気絶させると、自分のロボットを作成し、宿題をやらせることに。だが、のび太ロボがやった宿題の答えが合っているか不安になったのび太は、出木杉の脳をコピーすることを思いつく。さらに、草むしりを頼まれたのび太は…!? 「のび太の出会いはカタログ」 また新しい恋をしたスネ夫から、将来のために、自分のことを彼女にアピールしてほしいと頼まれたのび太。「大人になってからではおそい。今のうちから親しくしておかないと」と言うスネ夫。さらに、「将来はどう転ぶかわからない。ひとりに絞らず可能性を広げておくべきだ」と言われたのび太は、しずかのことなどそっちのけで、ドラえもんに、これから25歳までの間に出会う女性を教えてほしいと頼みこむ。 将来知り合う女性の写真がデータつきで出てくる『ガールフレンドカタログメーカー』を出してもらったのび太は、その中から好みの女性を見つけ、会いにいくが…!?
「海底ハイキング」 ジャイアンとスネ夫から体力がないとバカにされたのび太は、「アメリカまで歩いてみせる!」と宣言。だが、頼みのドラえもんは定期点検で未来に帰らなければならず、代わりにドラミの協力で太平洋横断を実行することに。 ドラミが出してくれたいろいろな道具を持って出発したのび太だったが、サメに追いかけられたり、深海魚におどろいたりしているうちに、進路から大きく外れてしまい…!? 一方、長旅を想定して、ドラミが用意した、のび太にそっくりな替え玉ロボットは、珍行動をくり返し、パパやママをおどろかせる。 「のび太たちのアイスショー」 テレビで浅田真央選手の演技を見たしずかは、「あんな風に滑ってみたい」とウットリ。そこで、みんなはスネ夫のVIPカードで、スケート場に遊びに行くことに。 スケートが苦手なのび太は、ドラえもんから、自分がイメージしたとおりに体が動く『たちまちダンサー』出してもらうが、まったくうまくいかない。一方、たちまちダンサーを履いたしずかは、浅田選手の滑りをイメージしたおかげで、いきなりジャンプが決まり、みんなビックリ! だが、その直後、同じリンクで練習していたフィギュアのジュニア選手・のぞみとぶつかってしまい…!?
「恋のウワサはやめられない」 町内のウワサにくわしいスネ夫が、女の子たちに囲まれているのをうらやましく思ったのび太は、ドラえもんに面白いニュースを集める道具を出してほしいと頼みこむ。 ドラえもんに断られたのび太は、ドラえもんのスペアポケットから、勝手に『レポーターロボット』を取り出すと、ロボットが取材してきたことを、しずかたちに得意げに話しだす。それは、近所に住む川口さんのお見合い結果についてだった。調子に乗ったのび太は、ロボットに、お見合い相手の女性まで取材させようとする。それを知ったドラえもんは、ロボットを必死に止めようとするが…!? 「時間よ動け~っ!!」 野球の試合で失敗をくり返し、ジャイアンから「のろま!」と怒られた帰り道、しずかからも「本を読むのがおそいのね」とあきれられ、深く落ち込むのび太。その様子に同情したドラえもんは、自分以外のすべての時間を自由に止めることができる『タンマウォッチ』を取り出す。 さっそくタンマウォッチを持って外へ出たのび太は、時間を止めている間に、ジャイアンとスネ夫の顔をスミで黒くぬるいたずらをして、大よろこび。さらに、時間が止まったままの世界をひとりで楽しむ。だが、はずみでタンマウォッチをこわしてしまい、時間を元に戻せなくなり…!?
ミニサイズのオモチャの車に乗って遊んでみたいというジャイアンから、ドラえもんのひみつ道具を借りてくるように言われたのび太は、昼寝中のドラえもんのポケットから、こっそり『スモールライト』を持ち出す。 さっそく空き地でスモールライトを使って体を小さくした3人。すると、空き地がまるで広大なジャングルに! のび太たちは、ワクワクしながらオモチャの車に乗って遊ぶ。 ところが、勢いあまって車がこわれてしまった! しかたなく元に戻ろうとするが、なんとのび太がビッグライトを忘れてきたことがわかり、途方にくれてしまう。 ドラえもんに元の大きさに戻してもらうため、3人はのび太の家を目指して出発するが、小さくなった体では、空き地から脱け出すだけでも大ぼうけん。 しかも、道路のミゾをジャンプしておりることができないのび太は、ジャイアンとスネ夫に置いていかれてしまう。さらに、ジャイアンとスネ夫もケンカ別れしてしまい、3人はバラバラにのび太の家を目指すが…!?
ジャイアンや、のび太のクラスメートの男の子たちが、スネ夫に逆らったとたん、突然、空から“砲撃”を受けたと、ドラえもんのもとにやってきた。だが、ドラえもんはそんな危険な道具は貸していないという。 実は、スネ夫から、マンガやゲームをあげるから…と頼まれたのび太が、ドラえもんの留守中に『無敵砲台(むてきほうだい)”という道具を勝手に未来デパートに注文し、渡してしまったのだ。無敵砲台とは、砲台をどこかにセットしておけば、持ち主の思いのままに誰かを砲撃することができる恐ろしい道具だった。標的となった人物は、狙われたら最後、それを防ぐことも逃げることもできないのだという。 ジャイアンたちに責められたのび太は、返してほしいと頼みに行くが、スネ夫には拒否するばかりか、のび太たちを砲撃。みんなが言いなりになる状況を楽しんでいるスネ夫に、返す気などまったくなかった。 ドラえもんとのび太は、無敵砲台のスイッチを止めるため、砲台の場所を探すが、なかなか見つからず…!?
ママが家中の片付けを開始し、いらないモノを整理しはじめた。のび太は手伝いを命じられる前に家を飛び出すが、ドラえもんがあわてて呼び戻しにやって来る。のび太が大切にしていたマンガ本まで捨てられてしまうというのだ。 大急ぎで帰宅したところ、パパとママの仲人をつとめた末永先生が遊びに来ることになったらしく、ママはますます気合いを入れて片付け中。すでにのび太の部屋の本だなはガラ空きだった! ショックを受けたのび太は「みんな、モノを粗末にしすぎるんだ!」と怒りだす。 その言葉に感心したドラえもんは、『たましいステッキ』を取り出す。このステッキでモノを触ると“魂(たましい)”が宿るため、粗末に扱うことができなくなるという。 さっそくのび太は、テレビ、座布団、掃除機など家中のモノに触れ、さらには外に出て、車や植木など町中のモノにも魂を与える。よいことをしたと満足するのび太だったが、ノートやランドセルから「宿題をしろ」と言われ、ステッキのスイッチを切ろうとするものの、なんとどこかにステッキを落としてしまっていて…!?
「弟をつくろう」 ママの知り合いの家に遊びに行ったのび太は、幼い弟の面倒をよく見る、その家の男の子と比べられ、ママから「うちはひとりっ子だから、わがままでぐうたらで…」などと言われ、悔しくてたまらない。そして、弟のいる気分を味わってみようと考え、タイムマシンで7年前に戻り、3歳の自分を連れてくることに。 さっそく、3歳の自分と一緒に遊ぶのび太。だが、兄弟のように仲良く遊ぶ二人の姿を見たママは、大混乱。最近、物忘れが多くて記憶力に自信がなくなっていたこともあり、自分には二人の子どもがいるのだと思いはじめて…!? 「悪の道を進め!」 偉い人の本を読んだのび太は、「立派な人になる!」と大決心。「世のため、人のために役立つことをするぞ!」と勇んで部屋を出て行くが、おばあさんが持っていた重そうなツボを割ってしまったり、ジャイアンにけ飛ばされ、ドブに落ちてしまったり、しずかのスカートをハンカチとまちがえて顔を拭いてしまったりと失敗ばかり。 落ち込んだのび太は、どうせみんなに怒られるなら、本当に悪いヤツになってしまえばいいんだと言い出す。それを聞いたドラえもんは、ぜったいに悪いことができなくなる『よい子バンド』をのび太の頭につけるが…!?
「ドラミの最悪の一日」 22世紀で用事ができたドラえもんの代わりに、ドラミがやってきた。ちこくしそうなのび太は、さっそくドラミに何か道具を出して欲しいとたのむが、なぜかドラミが出したのは、ガラクタやいらないものばかり。出したい道具が出せないなんて初めてだと、自分でもおどろくドラミ。 その後も、自分の出したい道具が出せないドラミは、すっかり落ち込んでしまう。そこで、のび太はドラミを誘い、しずかの家へ遊びに行くことに。 だが、しずかがお茶の用意をしている間に、のび太が小鳥のピーちゃんを逃がしてしまった! あわてるのび太に、ドラミが出した道具は…!? 「世界一のメロンパン」 ドラミの誕生日の朝、ドラえもんは世界一おいしいと評判のメロンパン専門店へと向かう。今日だけ400個の限定発売があると聞いたドラえもんは、メロンパンが大好物のドラミをよろこばせようと、ずっと前から考えていたのだ。 だが、店の前はすでに大行列で、すぐに1回目の販売が終了。ドラえもんはすぐに次の販売を待つ行列に並ぶが、女の子の小銭を拾ってあげているすきに列から離れ、買えずじまい。さらに次の販売でも、困っている人を放っておけず、列からはみ出してしまう。残されたチャンスはあと1回。気合を入れて最後の列に並ぶドラえもんだったが…!?
いとこに作ってもらったというロボット“グランロボ”をじまんするスネ夫。大人の背丈ほどもある、大きなグランロボのパンチ力を試したいというスネ夫とジャイアンに、実験台にされたのび太は、くやしくてたまらない。 「ボクもロボットがほしい!」というのび太に、ドラえもんが取り出したのは、『タイタニックロボ』のプラモデル。なんと全長10メートルの巨大ロボットのプラモデルで、完成したら操縦席に乗り込み、動かすことができるのだという。 大よろこびするのび太だったが、部屋の中で作るにはあまりにも大きすぎるため、のび太とドラえもんはどこでもドアで人気のない山奥へ行き、プラモデルを作ることに。 翌日、またしてもグランロボに攻撃されたのび太は、宿題もやらずにプラモデル作りの続きに取りかかるが、大きすぎて、なかなか出来上がらない。さらに翌日、またまたグランロボにいじめられそうになったのび太は、雪が降る中、ひとりで作業を続け、タイタニックロボを完成させる。そして、操縦席に座り、スイッチを入れるが…!?
「ころがる坂のつえ」 またもやのび太のせいで野球の試合に負けてしまった。怒ったジャイアンに追いかけられ、ズタボロになったのび太が帰宅すると、ドラえもんが重力の方向を自由に変えられるという『リフトストック』で遊んでいた。スキー場でリフトなしで上り坂をすべり上がるための道具で、スイッチを入れた本人だけに効果があるのだという。 リフトストックを持って遊びに出かけたのび太は、ジャイアンとスネ夫に見つかってしまうが、リフトストックを使って、追いかけてくる二人をかわすことに成功。だが、リフトストックがマンホールのフタにひっかかってしまい…!? 「のび太の0点脱出作戦」 4回連続で0点を取ってしまったのび太に、怒りで言葉も出ないママ。明日のテキストでまた0点を取ったら、どんなことになるのか…。青ざめたのび太は、勉強をはじめるものの、まったく自信がない。 そんなとき、「タイムマシンで1週間後に行けば、明日のテストの答案も返されているはず。それを手に入れれば、どんな問題が出るかわかるはず…」とひらめいたのび太。 ドラえもんを部屋から追い出すと、さっそくタイムマシンで、1週間後のしずかの部屋へと向かう。だが、しずかの机の周りにはなぜかバリアが張ってあって…!?
「ゆうれい城へひっこし」 マイホーム購入を考えたパパだったが、予算に合う土地は会社から二時間もかかる上、谷底のような土地だったらしく、ガッカリして帰ってきた。のび太からその話を聞いたドラえもんは「ドイツへ行ってお城を買おう」と言い出す。読んでいた本に、売り出し中の城の特集がのっていたのだ。 さっそく、どこでもドアでドイツのミュンヒハウゼン城へ下見に向かうが、城の持ち主・ロッテの叔父・ヨーゼフが、「この城にはゆうれいが出る」と、気になることを口にする。おどろきながらも、ロッテに否定され、安心した二人は、パパとママも呼び寄せ、しばらく住むことにするが…!? 「野比家が無重力」 テレビで国際宇宙ステーションの様子を見たのび太は、宇宙パイロットになることを決意。天井からヒモをつるして、無重力状態の練習をはじめる。その様子に、大笑いするドラえもんだったが、夢をアツく語るのび太に感心し、重力を自由に変えることのできる『重力調節器』を取り出す。 さっそく、部屋を無重力状態にした二人。だが、のび太は自分の体をうまくコントロールできない。『ロケットソケット』を指にはめ、なんとか部屋の中をうまく移動できるようになったものの、ドラえもんが部屋のスミから飛び出してきたネズミとぶつかり、きぜつしてしまう…! 「ネズミが去るまであと4時間」 大みそか。もうすぐネズミ年が終わるとドラえもんがよろこんでいると、ママが悲鳴を上げながら台所から逃げ出してきた。ネズミが出現したのだ! ネズミの姿を見てしまったドラえもんは、ママ以上におどろき、家中を逃げまわる。 そして、のび太たちがあきれるほどの完全防備で、ネズミとの戦いを開始。ポケットから、戦車もふきとばせるほどの力を持つ『ジャンボ・ガン』や、ビルを粉々にすることができる『ウルトラ・クラッシャー』を取り出すドラえもんに、のび太もあきれてしまう。はたしてドラえもんは、ぶじウシ年を迎えることができるのか…!?