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ドラえもん 2022年
シーズン18
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『ドラえもん 2022年』のエピソード情報

第1201話 ジャイアンが警察官!?/第1202話 スネ夫の自慢はみんなの自慢

「ジャイアンが警察官!?」 警察官(けいさつかん)が主人公のドラマを見て、警察官にあこがれるのび太たち。将来(しょうらい)は警察官になろうかなと言うのび太だったが、スネ夫から、「のび太みたいなドジなやつには務(つと)まらないよ」とバカにされてしまう。 その話を聞いたドラえもんは、ためしにやってみたらいいよと言い、『おためし交番セット』を取り出す。それは箱型のまさに交番そのもので、中にあるホワイトボードの勤務(きんむ)表にドラえもんとのび太の名前を書いたところ、二人の服が警察官の制服(せいふく)に変わったからビックリ! ドラえもんによると、勤務表に名前を書くと、一日このおためし交番で警察官の仕事を体験できるのだという。 すると、ちょうどそこに先生がやってくる。おもわずかくれようとするのび太だったが、制服姿(すがた)ののび太を見た先生は、「のび巡査(じゅんさ)」と声をかける。おためし交番セットの制服を着ていれば、だれからも警察官としてあつかわれるのだ。 その後、スネ夫としずかも警察官になり、みんなで町の安全を守ることに。さっそく市民からの通報(つうほう)が入り…!? 「スネ夫の自慢はみんなの自慢」 のび太が昨日食べたすき焼きの話をしていたところ、スネ夫から、うちのすき焼きは高級食材がいっぱいでいつも食べきれないと自慢(じまん)されてしまう…。くやしくなったのび太は、スネ夫の自慢話をやめさせてほしいとドラえもんにたのみこむが、ちょうど朝からならんでようやく買えた高級どら焼きを食べようとしていたドラえもんは拒否(きょひ)。 そして、ドラえもんがどら焼きを口にした瞬間(しゅんかん)、のび太がたまたまドラえもんのポケットから取り出したイカのような道具が動いて光り、ドラえもんが食べているのと同じどら焼きを、ママがおやつに持ってきた。ドラえもんが同じものを食べていることに気づいたママは、のび太だけにどら焼きをわたす。 ドラえもんによると、これは『コウヘイカ』というひみつ道具で、みんなを公平にしてくれるのだという。そのため、のび太も同じどら焼きを食べることができたのだ。それを聞いたのび太は、コウヘイカを使って、スネ夫の自慢に対抗(たいこう)しようと考えるが…!?

第1203話 雲の中の散歩/第1204話 いつでも日記

「雲の中の散歩」 スネ夫にかりた凧(たこ)を空高くあげることができ、大よろこびするのび太。スネ夫に返してと言われても返さずにいるうちに、凧の糸が切れてしまった! しかも、凧は空から落ちてくることなく、そのまま雲の中に消えてしまう。 弁償(べんしょう)するとあやまるのび太だったが、スネ夫は特別に作らせたスペシャルな凧で、どこにも売っていないと言い、何が何でも取ってこいと泣き出す。 こまったのび太がドラえもんに泣きつくと、ドラえもんはポケットからビニールボールを取り出し、ボールが水にうかぶのはなぜかとのび太に質問(しつもん)。ボールが水より軽いからとのび太が答えたところ、人間が空にうかぶための『ふわふわぐすり』を取り出す。これを口に入れると、体の中にガスができて、空気より軽くなるのだ。 さっそくふわふわぐすりを口にした二人は、外へ。スネ夫をなぐさめていたジャイアンから追いかけられそうになったため、そのまま空へと飛び立つく二人。ジャイアンにもどってくるよう言われたのび太は一度地上におりると、凧をさがしにふたたび空へと飛んでいくが…!? 「いつでも日記」 お正月、今年こそ毎日きちんと日記をつけようと決心したのび太だったが、きちんと書いたのは1日のみで、2日にはてきとうになり、3日は昨日と同じと書いたのみ。4日からは書くことさえやめてしまう。ドラえもんに三日坊主はダメだよと言われたのび太は、お正月のことなんてわすれたと言い出す…。 ドラえもんはそんなのび太にあきれつつも、わすれてからでも日記をつけることができるという『いつでも日記』を取り出す。のび太が日記を開いて、えんぴつを手にしたところ、自分の意思とは関係なく、手がひとりでに動いてあっという間に白紙だった部分の日記を書き始めたからビックリ! しかも今日の分までつけてしまう。 そこには、これから起こるらしきことが書かれており、犬にかまれたり、カミナリが落ちたり、スキーですべったりと散々だった…。しかも、この日記はウソをつかないと言われたのび太は大あわて! そして、犬にかまれるという時間になったその時、げんかんから犬が入って来てのび太の足にかみついて…!?

第1205話 ケロンパス

「ケロンパス」 みんなが外で雪遊びをする中、コタツでゴロゴロしてばかりののび太にあきれるパパとドラえもん。その後、外であそびなさいとママにおこられたのび太は、しかたなくコタツから出るが、階だんから足をすべらせ、転げ落ちてしまう。足にシップをはってもらったのび太は、また当分外に出られないと言ってふたたびコタツへ…。 そんなのび太を見たドラえもんは、何かを思いつき、コタツの周りを走り始める。そして、ポケットからシップのようなものを取り出すと、自分の背中にはった後、のび太の背中にはる。すると、のび太の体が急に熱くなり、だるくなったからビックリ! これは、『ケロンパス』というひみつ道具で、最初にはった人のつかれをすい取り、次にはった人にそのつかれをうつすことができるのだという。ようするに、のび太が走り回った後の状態(じょうたい)になったのだ。 もっとつかれを集めてきてほしいと言われたドラえもんは、つかれている人を探しに外へ。スキー帰りのしずかたちからつかれをゆずってもらうが…!?

第1206話 一文字変えて遊んじゃおう/第1207話 未知とのそうぐう機

「一文字変えて遊んじゃおう」 空き地でしずかやスネ夫、出木杉と言葉遊びをするのび太。リズムに合わせながら、3文字の言葉を言い、次の人が一文字ずつ変えていくという遊びなのだが、なかなか言葉が出てこないのび太は負けてばかり。 リズムに合わせるのがむずかしいと言いわけするのび太に、ドラえもんは手拍子(びょうし)なしでやってみようと言うが、それでもやっぱり言葉が出てないのび太。話の流れで「シール」と口にしたドラえもんは、ポケットからシールのようなものを取り出す。 これは未来の幼稚園(ようちえん)で流行っている『かしらモジール』というひみつ道具で、これを何かにはると、それの頭の一文字が変わってその言葉通りのものになるのだという。ためしに、台所でくだものナイフをさがしているママを見かけたドラえもんは、のび太にママの財布(さいふ)にシールをはるようにと言う。 そして、シールをはった財布を指さし、ママに「これじゃない?」と伝えたところ、なんとママはその財布でリンゴをむきはじめて…!? 「未知とのそうぐう機」 部屋の中に機械らしきものがおいてあるのを見つけたのび太は、思わずさわろうとするが、勝手にいじるのはよくないと手を止める。ところがちょうど部屋に入ってきたドラえもんから、勝手にいじるなと言われてしまった。さらに、「きみはいつも…」とお説教をして、また出ていくドラえもん。 その発言にはらを立てたのび太は、「だったらいじってやる!」と、機械についているボタンをはげしくおしてしまう。すると、アンテナらしきものが光りはじめ、その直後、まどの外にUFOらしきものが見え、しばらくして消えてしまった…。これはUFOをよぶ機械なのだと考えたのび太は、その機械をもって空き地へと向かう。 空き地にいたしずかたちに、自分はUFOをよべると言い、ボタンをおしまくるのび太。すると、本当にUFOがあらわれたため、みんなビックリ! みんなをおどろかせることに成功したのび太は、大まんぞくで家へともどる。 その後も何度もUFOをよび出していたところ、あらわれては消えるをくり返していたUFOがピタリととまり、なんとのび太の部屋に突撃(とつげき)してきて…!?

第1208話 月面クレーターを滑っちゃえ!/第1209話 ベロ相うらない大当たり!

「月面クレーターを滑(すべ)っちゃえ!」 公園でスケートボードをしていたジャイアンとスネ夫からさそわれるのび太。ボードを持っていないからとことわるのび太だったが、スネ夫から古いのをあげるからいっしょに練習しようと言われてしまい、思わずお使いがあるからとウソをついてごまかす…。 家に帰ったのび太は、だれでもすべることのできるスケートボードを出してほしいとドラえもんに泣きつく。するとドラえもんは、のび太を連れて公園に行き、『オタスケ帽(ぼう)』を取り出す。 これを頭にかぶると、スケートボードやスノーボードなど、すべるものなら何でもサポートしてくれるのだという。さっそくオタスケ帽をのび太にかぶせるが、のび太は転んだら痛(いた)いからいやだとこわがり、なかなかすべることができない。 そんな時、ちょうどしずかがやってくる。話を聞いたしずかは、オタスケ帽をかぶってみごとにスケートボードを乗りこなす。それを見ても痛いのがこわいと言うのび太にあきれるドラえもんだったが、重力が軽くなる月なら転んでも痛くないと思いつき…!? 「ベロ相うらない大当たり!」 スネ夫が女の子たちの手相を見て、もてはやされているのを見たのび太は、“ベロ相うらない”をすると言い出す。ベロ相うらないとは、舌(した)の相で未来を見る新しいうらないなのだという。そして、みんなの舌を見たのび太は、スネ夫には火難(なん)の相、しずかには水難の相、ジャイアンには女難の相が出ていると告(つ)げる。すると、その直後、のび太がうらなったとおりのことが起こったからビックリ! 実は、タイムマシンで未来を見てきたことを、うらないで見えたように話しただけなのだが、みんなにおどろかれたのび太は大満足。そんなのび太に、一人の男が「自分のベロ相も見て欲しい!」と声をかけてくる。うらないなんてできないとことわるのび太だったが、どうしてもと泣きつかれ、元高角三(げんこうかくぞう)と名乗るその男の家へ。 売れない作家だという角三に、自分の将来(しょうらい)をうらなってほしいとたのまれたのび太は、ドラえもんと『タイムマシン』で角三の5年後を見に行くが…!?

第1210話 らくがきを撃(う)て!/第1211話 正直太郎

「らくがきを撃(う)て!」 空き地で昼寝(ね)をした後、商店街を歩いていたのび太は、なぜかすれちがう人たちに笑われてしまう。ふしぎに思ったのび太が、お店のショーウィンドウをのぞいたところ、顔中にらくがきをされた自分の顔がうつっていたからビックリ! そして、後ろには大笑いするジャイアンとスネ夫のすがたが…。二人のいたずらだったのだ! 帰ってきたのび太を見たドラえもんは思わずふき出してしまうが、くやしがるのび太のために、『らくがきじゅう』を取り出す。このじゅうで何かをねらうと、その映像(えいぞう)がスコープテレビにもうつし出され、その画面にセットのペンでらくがきをしてから引き金を引くと、そのらくがきが本物にも反映(はんえい)されるという。 射的(しゃてき)が得意(とくい)なのび太は、向かいの家の木の葉にらくがきすることにみごと成功し、大よろこび! その後、らくがきじゅうを手に外に出たのび太たちは、ジャイアンとスネ夫がわざわざ人の家のカベにらくがきをした後に、その家の人に「らくがきを見つけたので消しておきますね」と言って、おかしをもらっているところを見かけて…!? 「正直太郎」 家に遊びに来たママの弟の玉夫おじさんが、好きな人がいるのに伝えられずにいるという話を、パパとママにしているのを聞いたドラえもんとのび太は気になって仕方がない。ママから大人の話に口を出さないよう言われてしまうが、おじさんの気持ちを伝えられる方法はないかと考えたドラえもんは、『正直太郎(たろう)』という人形のようなものを取り出す。 そして、のび太が正直太郎を受け取ったところ、とつぜん「ドラえもんはいつ見てもおもしろい顔だなぁ」と言って笑い出した! この人形を手にすると、その人が思っていることを勝手にしゃべり出してしまうのだ…。 さっそくおじさんにかしてあげようと考えた二人だったが、すでにおじさんは帰った後だった! しかもママにテストのことを聞かれてしまい、思わずごまかそうとするのび太だったが、正直太郎が0点だったことをしゃべってしまったため、ママは大激怒(げきど)。 どうにかママからにげ出したのび太は、おじさんをさがしに行くが、人とすれちがうたびに、正直太郎が勝手にしゃべり出してしまい……!?

第1212話 痛みはね返りミラー

「痛みはね返りミラー」 またもやジャイアンにズタボロにされてしまったのび太…。そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『痛(いた)みはね返りミラー』を取り出すと、ジャイアンだと思って軽く頭をぶってみてと言い出す。それを聞き、さっきのお返しだとばかりにドラえもんの頭を思いっきりなぐるのび太。すると、自分の頭に衝撃(しょうげき)が…! 実は、これを持っている人をなぐると、なぐった人に2倍の痛みがはね返るのだという。しかも、なぐられた人はまったく痛くないのだ。それを聞いたのび太は、痛みはね返りミラーを持ってジャイアンをさがしに行く。 そのころ、ジャイアンはしずかから弱い者いじめはいけないことだとお説教をされていた。本当に強い人は弱い者いじめなんてしないと言われ、心を入れかえるジャイアン。そして、やってきたのび太に、今までのことをあやまると、自分をなぐってほしいと言い出す。 ことわるのび太だったが、おれを信用しないのか!と言われ、しかたなくジャイアンの頭にゲンコツを落とし…!?

第1213話 ふみきりセット/第1214話 まんが家ジャイ子

「ふみきりセット」 今日もジャイアンをおこらせ、追いかけられたのび太は、つかまるギリギリのところでにげ切り、家の中へ。ところがドアをいきおいよくしめてしまったのと、ジャイアンがカギのしまったドアを開けようと、ドアノブをガチャガチャ回した振動(しんどう)で、玄関(げんかん)にかざってあった花びんがたおれて、そのままゆかに落ち、われてしまった…! それを見たドラえもんは、ママにしかられるぞ…とあきれるが、のび太は追いかけてきたジャイアンのせいだと言い出す。そして、追いかけられない道具はないかと聞かれたドラえもんは、『ふみきりセット』を取り出す。 さっそく、ママにのび太が花びんをわったことをつげるドラえもん。おこり出すママにあわてるのび太だったが、ドラえもんがふみきりセットのリモコンのボタンをおしたところ、一瞬(いっしゅん)でママの前に遮断(しゃだん)機がのび、ママはのび太の近くに来られなくなってしまう。 どうがんばってもこのふみきりをこえることはできないと聞いたのび太は、大よろこび! さっそくジャイアンの前で使おうと考えるが…!? 「まんが家ジャイ子」 ジャイアンからマンガを見せられ、むりやりわらうことを強要(きょうよう)されるスネ夫たち。のび太はそのマンガを見るなり笑い出し、ジャイアンをよろこばせるが、マンガがおもしろいからではなく、こんなヘタクソ見たことないと言ったため、ボコボコになぐられてしまう。というのも、これはジャイ子が描(か)いたマンガだったのだ。 のび太の発言を聞いていたジャイ子は、今度こそおもしろいものを描く!と意気ごむ。必死にマンガを書くジャイ子を見たジャイアンは、みんなに次の作品を見たらぜったいに笑え!と言い、ジャイ子が自信をなくしたらどうなるかおぼえてろ!とおどしてくる。 一方、笑う練習をしているのび太から話を聞いたドラえもんは、『マジックおなか』を取り出すと、真ん中のヘソの部分を取り出してのび太のおヘソに取り付ける。そして、本体をくすぐったところ、のび太のおなかがくすぐったくなり、笑いが止まらなくなって…。 これなら安心だと、空き地に向かうのび太たち。ところが、のび太がスネ夫にマジックおなかのことを話したせいで、スネ夫に取られてしまい…!?

第1215話 ドンジャラ村のホイ

「ドンジャラ村のホイ」 草むらの近くで昼寝(ね)をしていたのび太は、首の周りにかざりのようなものがついているカエル…エリマキガエルを見つける。おどろいたのび太は、しずかやジャイアンたちにそのことを話すが、だれも信じてくれず、笑われてしまう。 すると、通りかかったおじいさんから「その話をくわしく聞きたい」と言われ、おじいさんの家に行くことに。世界中のめずらしい動物のはくせいを集めているというおじいさんの家には、いろいろな動物のはくせいがかざってあった。そんなおじいさんから、エリマキガエルをつかまえてくれたら、100万円をあげると言われるのび太たち。 のび太からその話を聞いたドラえもんは、のび太が見たのは絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)の動物かもしれないから、だれかが見つける前に安全なところにうつそうと言い出す。『あっちこっちテレビ』を使って、みんなより先にエリマキガエルをさがすことにした二人は、まるで人形のような小さな少年が草むらの中でたおれているのを見つける。 『お医者さんカバン』でその少年の手当てをし、しずかからドールハウスをかりるのび太たち。ところが、目をさました少年は、のび太たちを見てこわがってしまう。そこで、のび太たちも『スモールライト』で小さくなって話をしてみることに。 ホイと名乗るその少年は、森の中にある“ドンジャラ村”でくらす“小人族”だとわかるが…!?

第1216話 ドラミのお花見メロンパン/第1217話 ペコペコバッタ

「ドラミのお花見メロンパン」 みんなでお花見にやってきたのび太たち。『グルメテーブルかけ』で、それぞれ好きな食べ物を出して楽しむが、ドラミだけは大好きなメロンパンを食べずに、未来にわすれものをしたと言って、『タケコプター』で飛んで行ってしまう。 このメロンパンが気に入らなかったのでは…と考えたみんなは、パン屋さんにおいしいメロンパンを買いに行くことに。ところが、人気のパン屋さんはどこもメロンパンが売り切れ…。そこで、自分たちで世界一おいしいメロンパンを作って、ドラミをビックリさせようと考える。 材料の小麦粉(こ)から自分たちで作ろうと、『ポップ地下室』でサクラの木の下に大きな地下室を作り、『趣味(しゅみ)の日曜農業セット』で麦畑を作ることに。『スピード時計』を使い、あっという間に麦を育てたあと、全国各地から最高の水や砂糖(さとう)、バターなどを集めるみんな。 そして、もどってきたドラミにできあがったメロンパンをさし出すが、なぜかドラミは口にせず、用事を思い出したと言って、メロンパンをおいてふたたびどこかに行ってしまい…!? 「ペコペコバッタ」 サッカーであそんでいたジャイアンたちにサッカーボールをぶつけられたのび太。ところが、だれもあやまろうとせず、ぎゃくにジャイアンとスネ夫から「のび太がボールをよけなかったのが悪い!」と言われてしまう…。 それを聞いたドラえもんは「思い知らせてやろう!」と言って、『ペコペコバッタ』を取り出す。このペコペコバッタが鼻のあなから体内に入ると、たちまち反省してペコペコとあやまるようになるというのだ。 さっそくペコペコバッタを持って、スネ夫のもとへと向かうのび太。あやまるつもりはないというスネ夫にペコペコバッタを飛ばしたところ、なみだながらにあやまりはじめる。さらに、自分をなぐってほしいとまで言い出すスネ夫。 続いて、おなじようにまったく反省していないジャイアンにもペコペコバッタを飛ばしたところ、土下座(どげざ)であやまり出しただけでなく、大きな木づちで自分をなぐってほしいと言い出して…!?

第1218話 つかめドリーム!宝星

「つかめドリーム!宝星」 学校の裏(うら)山から、財宝(ざいほう)が見つかり、大さわぎ! みんながうらやましがる中、宝(たから)を発見して大金持ちになるのが一生の夢(ゆめ)であるのび太は、くやしくてたまらない…。ドラえもんはあきれつつも、そんなのび太のために『宝星探査(たんさ)ロケット』を取り出す。 このロケットには、財宝探知レーダーがついており、宇宙(うちゅう)の果てまで飛んでいき、宝の埋(う)まっている星を見つけ出して知らせてくれるのだという。ただし、ロケットの通り道にある宝にしかレーダーは反応(はんのう)しないらしい。 ワクワクしながら3台のロケットを発射(はっしゃ)したのび太は、さっそくしずかに宝星を見つけてぜいたくさせてあげると約束してしまい、またもやあきれかえるドラえもん…。 まもなく1号ロケットが宝を発見したという知らせが入った! さっそく『船型(がた)ロケット』に乗って宇宙へと向かうのび太とドラえもん。食べるだけで、宇宙服を着ているのと同じ状態(じょうたい)になる『食用宇宙服』を食べて、惑星(わくせい)に降り立つ二人。 するとそこは、海もだいぶ浅く、地球よりもだいぶ小さな町が広がっていた! ロケットが刺(さ)さっている小さな無人島を発見した二人は、さっそく掘(ほ)り始めるが…!?

第1219話 うそつ機/第1220話 泣くなジャイ子よ

「うそつ機」 4月1日。ウソをついてもいいエイプリルフールということで、ジャイアンをだまそうとしたのび太だったが、ぎゃくにジャイアンから、今日は4月2日だとウソをつかれてひどい目にあわされてしまう。さらには、スネ夫から「やる気の出るブレスレット」だと言って、玉ねぎの輪切りをはめられたにもかかわらず、思わず信じてしまうのび太。 だましてきた二人に仕返しをしたいと言うのび太に、のび太には人をだますのはムリだと言いつつも、『うそつ機』を出してあげるドラえもん。これを口につけてウソをつくと、どんなでたらめなことでも本気にされるのだという。 さっそく、うそつ機をつけて出かけようとしたのび太だったが、ママからあそびに行くなら勉強をすませてからと言われてしまった。そこで、のび太はとっさに「早く勉強をしなさい。ママは私です。あなたがのびちゃん」と大ウソをついてしまう。すると、それを信じたママは勉強を始めて…!? 「泣くなジャイ子よ」 のび太が空き地で昼寝(ね)をしていると、何やらジャイアンとジャイ子がもめるような声が聞こえてくる。ジャイ子が走り去った後、ジャイアンに話を聞いたところ、どうもジャイ子の様子がおかしいらしい。 その後、のび太の家にやってきたジャイアンによると、ジャイ子は片(かた)思いになやんでいるのだという。ジャイ子が恋(こい)したのは、となり町に住む“茂手(もて)もて夫”という、超(ちょう)モテモテの男の子らしい。 もて夫の前に出ると、うまくしゃべることができない内気なジャイ子をおうえんしたいというジャイアン。そこでドラえもんは、『身代わりマイク』を取り出す。このマイクについている矢印をだれかに向けてしゃべると、向けられた相手が代わりにしゃべり出すのだという。ジャイ子がもて夫と会っている時に、ジャイ子が言いたいことを自分たちが代わりにしゃべろうというのだ。 さっそく身代わりマイクを使い、もて夫のママに、もて夫に公園に行くようにと言わせるが…!?

第1221話 からだねん土でスマートになろう/第1222話 ナゲーなげなわ

「からだねん土でスマートになろう」 空き地で筋肉(きんにく)じまんをしていたジャイアンから、うでに筋肉がまったくないことをバカにされてしまうのび太。はらを立てながら家に帰ると、足がスラリと長くなったドラえもんがいたからビックリ! 人の体にくっつけると好きなようにかたちを変えることができるひみつ道具『からだねん土』を使って、足を長くしたのだという。 さっそく、ドラえもんの顔や体にからだねん土をつけ、まるでタヌキのようにしてしまうのび太。さらに、ドラえもんが鏡(かがみ)を見に行っているすきにからだねん土を持ち出すと、筋肉ムキムキに大変身! ジャイアンたちに見せつけようと、空き地へと向かう。のび太の筋肉を見たジャイアンは思わずにげてしまい、大まんぞくののび太。 その後、からだねん土のことを知ったスネ夫としずかが、自分にも分けてほしいと言い出す。スネ夫はからだねん土を使って足を長く、しずかは鼻を高くしたいと言うが…!? 「ナゲーなげなわ」 部屋で寝(ね)転びながらマンガを読み、自分は寝ころんだままでジュースのおかわりをたのんでくるのび太に、あきれはてるドラえもん。そんな時、スネ夫がのび太にかりたカサを返しにやって来る。すると、それまでもドラえもんにもらって来て!と言い出すのび太。 ドラえもんは行かないと言い返すが、スネ夫がいらないなら持って帰ると言い出したため、しかたなく『ナゲーなげなわ』を取り出す。そして、カサを取ってこいと言いながら、ナゲーなげなわを投げたところ、なわはそのまま階だんを下り、スネ夫が持っていたカサをつかむと、つかんだまま部屋までもどってきたからビックリ! その様子を見ていたのび太は、これがあれば動かなくても何でも取って来られると大よろこび! しかし、ドラえもんはぜったいにかさないと言い、のび太に取られないよう、まどの外にナゲーなげなわを放ってしまう。すると、ちょうど通りかかったスネ夫がナゲーなげなわに気づき、持って行ってしまい…!?

第1223話 いただき小ばん

「いただき小ばん」 のび太から歩かないでどこへでも行ける道具はないかと聞かれたドラえもんは、『いただき小ばん』を取り出す。これを体につけると体が小さくなり、まるでコバンザメのように、何かにくっついてどこにでも移動(いどう)ができるというのだ。 ドラえもんの説明が終わらないうちに、いただき小ばんをせなかにつけて小さくなったのび太は、そのままドラえもんのせなかにくっつく。そして、ドラえもんが階だんを下りたとたん、せなかから飛び下り、元の大きさにもどったのび太は、なんとトイレにかけこんでいく…。 あきれはてたドラえもんは、のび太にいただき小ばんを返すようにと言うが、のび太はにげるようにママのせなかにくっついて、そのまま外に出てしまった。その後、とちゅうでママのせなかから下りたのび太は、しずかのせなかにくっつく。 その様子を見かけたドラえもんはしずかを追いかけるが、何も知らないしずかがおどろいてふりはらってしまったため、かべに激突(げきとつ)して…!?

第1224話 台風のフー子/第1225話 なんでもアシストーン

「台風のフー子」 しずかになついているペットの文鳥を見て、自分もタマゴから生きものを育て、かわいがってみたいと言い出すのび太。それを聞いたドラえもんは、ポケットからタマゴをひとつ取り出す。いったい何のタマゴなのかはわからなかったが、「どんな生きものでもちゃんと世話をする」というのび太を信じ、そのタマゴをわたすドラえもん。 さっそく、タマゴを温めるため、ふとんにもぐりこむのび太。ところが、タマゴからかえったのは、小さな“台風の子ども”だった! 実はこのタマゴは、未来の学者が研究用として実験のために作った台風だったのだ。のび太は、“フー子”と名づけ、上昇気流(じょうしょうきりゅう)のエサをあげたり、さんぽに行ったり、いっしょに遊んだりと、心からかわいがる。 のび太をいじめるジャイアンたちに仕返しをしたり、ママのお手伝いをしたりと大かつやくするフー子。ところが成長するにつれ、力が大きくなりすぎてしまう。しかも、のび太にやきもちをやくようになったフー子は、イタズラをしでかすようになって…!? 「なんでもアシストーン」 ドラえもんが庭にある物置の整理をしていると、のび太が泣きながら走ってくる。自転車に乗れないのび太だけおいて、みんなが海浜(かいひん)公園にサイクリングに行ってしまったというのだ。そこでドラえもんは、『なんでもアシスト-ン』を取り出す。 さっそく、物置にあった三輪車にアシストーンを取り付け、のび太に乗るようにと言うドラえもん。三輪車に乗ったのび太が地面をけったところ、すごいいきおいで走り出し、そのまま庭の植えこみに激突(げきとつ)してしまったからビックリ! これを何かにつけると、すごい力でアシストしてくれるのだという。 のび太は三輪車に、ドラえもんは台車に、それぞれアシストーンをつけて、出発する二人。しばらく行くと、自転車で坂を上るしずかたちを見かける。あっという間にしずかたちを追いぬくのび太たち。 そして、公園についた後、みんなでアシストーンをつけたフリスビーやバトミントンなどで楽しむが…!?

第1226話 母の日はおおせのママに/第1227話 ノゾミルじゅう

「母の日はおおせのママに」 母の日のことをすっかりわすれていたのび太は、おこづかいもなく、おてつだい券(けん)のようなものをあげるしかない…と考えていたところ、部屋の中で未来デパートからとどいたらしき箱を見つける。箱の中にはきれいなスカーフが入っており、思わずそれをママへのプレゼントにしてしまうのび太。ママにもよろこんでもらい、大まんぞくする。 その後、帰ってきたドラえもんも未来デパートの箱を発見。説明書によると、中に入っていたのは『かぐやスカーフ』というひみつ道具で、これを身につけてお願い事を口にすると、周りの人がその願いを最高の形でかなえてくれるのだという。 そのころ、テレビで茶摘(つ)みの映像(えいぞう)を見たママが、「摘みたての新茶を飲んでみたい」と言ったところ、パパが突然(とつぜん)立ち上がり、「おおせのままに」と言って、あわてて出かけていってしまったからビックリ! さらに、ママがのび太に宿題をやってくれるとうれしいと言ったところ、のび太も突然宿題を始めて…!? 「ノゾミルじゅう」 雨の日。学校からの帰り道、ダンボール箱の中にすてられている子犬を見つけたのび太としずかは、空き地の土管の中に運びこむ。その様子を見たスネ夫は、家にあったキャットフードを持って来て、子犬に食べさせることに。 数日後、今日はのび太がエサをあげる番だと言われるが、家から食べ物をうまく持ち出すことができずにいた…。そんな時、ドラえもんがどら焼きを持っているのを見かけたのび太は、ドラえもんからどら焼きを取り上げて子犬に食べさせようとし、ドラえもんにおこられてしまう。 ドラえもんが持っていたのは限定(げんてい)のチョコレートあんのどら焼きで、チョコレートは犬やネコに食べさせてはいけないからだ。犬たちにはほかにも食べさせてはいけないものがあると知り、おどろくのび太。 その後、のび太から子犬の飼(か)い主になってくれる人をさがしていると聞いたドラえもんは、だれかを撃(う)つと、その人がほしがっているものが見えるという『ノゾミルじゅう』を取り出すが…!?

第1228話 デビルカード/第1229話 みたままベレーで天才画家

「デビルカード」 どら焼きを買って帰ってきたドラえもんは、のび太が自分をさがしているのを知り、ろくなことではないだろうと考え、公園に行ってしまう。一方、今すぐ300円がほしいのび太は、押(お)し入れに何かないかとさがしていたところ、ふとんの下からマットのようなものを見つける。 のび太がそれをひっぱり出すと、辺りがスーッと暗くなり、なんとそこから悪魔(あくま)が出てきたからビックリ! 悪魔をよび出すための道具だったのだ。 思わずにげようとするのび太だったが、悪魔につかまえられ、『デビルカード』という1まいのカードをわたされる。そのカードをひとふりすると、300円がもらえるかわりに、身長が1ミリ低くなるのだという。毎日、夜中の12時にその日使った分だけ身長がへるらしい。 ほしかったマンガを買うため、まずはひとふりして300円をもらうのび太。数ミリ低くなってもほぼ変わらないことに安心したのび太は、その後もどんどんカードをふってマンガを買ってしまう。さらには、ジャイアンやスネ夫から、デビルカードからお金を出しているのを見られてしまい…!? 「みたままベレーで天才画家」 みんなで絵を描(か)いて見せ合う約束をしたのび太は、出木杉の絵をみんながほめているのを見て、ドラえもんに写真のような絵が描けるひみつ道具を出してほしいとたのみこむ。自分でがんばって描けばいいとはげますドラえもんだったが、のび太のあまりにもヘタな絵を見て、思わず大笑い…。 笑ったことを申しわけなく思ったドラえもんは、『みたままベレー』と『自動二十四色ふで』を取り出す。これを使えば、「人間カメラ」と言われるくらい、まるで写真のようにそっくりな絵を描くことができるらしい。 さっそく、寝(ね)ているパパにみたままベレーをかぶせ、スケッチブックと自動二十四色ふでを持たせたところ、なんと寝ているはずのパパが、絵を描き始めたからビックリ! いま見ている夢(ゆめ)の描いているのだという。 しかし、できあがった絵が何の絵かわからない…。そこで、5分前の夢の絵を描くように調整したところ、見ていたのはゴルフで優勝する夢だった。少し前のことでもおぼえていれば絵に描けるのだ。 その後、ドラえもんのにがお絵を完成させたのび太は、みたままベレーをかぶって出かけようとするが…!?

第1230話 ママのダイヤを盗み出せ

「ママのダイヤを盗み出せ」 物置でママが小さいころのアルバムを見つけたのび太。なつかしいアルバムをうれしそうに見ていたママだったが、おばあちゃんとの写真を見つけると、おばあちゃんが大切にしていたダイヤの指輪が、2人組のドロボウに盗(ぬす)まれてしまったことをくやしそうに話し出す。そのダイヤは今ならきっと何千万円もするものだと聞いたのび太たちはビックリ! ダイヤをドロボウたちから守るため、ドラえもんとのび太は『タイムマシン』でダイヤが盗まれた日へと向かう。ママが住んでいた家の近くで子ども時代のママを見つけるが、後をつけていることに気づかれ、「おまわりさ~ん!」とさけばれてしまった…。 どうにかにげたのび太たちは、ママの家に入ろうとするが、おまわりさんに声をかけられてしまい、しかたなく近くでドロボウが入ってくるのを待つことに。ところが、なかなかドロボウはあらわれない…。 そこでこっそりと家にしのびこみ、タンスの中から指輪をさがしてみることに。ようやく見つけ出したものの、その直後、ママに見つかってしまい…!?

第1231話 地図ちゅうしゃき/第1232話 おもかるとう

「地図ちゅうしゃき」 宿題を家にわすれてしまい、ドラえもんに持って来てほしいと家に電話をするのび太。話しているとちゅうでチャイムが鳴ってしまったため、もうダメだとあきらめて教室に入るが、なんとつくえの上にわすれたはずの宿題のノートが置いてあったからビックリ! 家に帰ったのび太がドラえもんに聞いてみると、『地図ちゅうしゃき』というひみつ道具を使ったのだという。のび太がどんなものか手にしようとしたところ、使い方がむずかしいからかさないと言われてしまう。 そんな時、ママがおばさんのところにお使いに行ってほしいとやってくる。のび太が勉強をしているふりをしていたため、ドラえもんにたのむママ。そこで、ドラえもんは地図ちゅうしゃきを使おうと思いつく。 さっそく、本だなにあった地図を取り出して広げ、おばさんの家のあるところに、ちゅうしゃきをさすドラえもん。そして、ちゅうしゃきのおしり部分に、ママからわたされたふろしき包みを入れたところ、あっという間にすいこまれていく。 すると、すぐにおばさんからお礼の電話が入って…!? 「おもかるとう」 空き地で、ジャイアンとしりずもう対決をしたのび太は、おもいっきり飛ばされ、紙くずみたいに軽いとバカにされてしまう。その後、家に帰ってお昼ご飯を食べようとしたところ、なぜかママは食べないと言い出す。というのも、ママは最近体重がふえたことを気にしていたのだ。 おなかが空いているからなのか、きげんの悪いママ。夕ご飯もぬかなきゃ…と言っているのを見たドラえもんは、『おもかるとう』を取り出すと、目盛(めもり)を調整し、体重計に乗ろうとするママに光を当てる。すると、なんとママの体重が2キロへっていた! それを見たママは大よろこびでお昼ご飯を食べ始める。おもかるとうは、物の重さを重くしたり、軽くしたりできる道具なのだ。 その後、おもかるとうを手に外に出たのび太は、重そうなソファーを運んでいるおじさんを見かけ、軽くしてあげようと思いつく。ところが軽くしすぎてしまい、おじさんがいきおいよくもちあげたため、ソファーが飛んで行ってしまった…。 さらに、お肉屋さんで買い物をしているママを見つけたのび太は、いたずらをしようと思いついて…!?

第1233話 うつしぼくろ/第1234話 ロボッターの反乱

「うつしぼくろ」 野球の試合でボロ負けしてしまったことにはらを立てたジャイアンが、反省会を開くと言い出した。習い事があるため、いまから2時間後にふたたび集合するように言われたのび太は、ドラえもんに助けを求める。 話を聞いたドラえもんが出してくれたのは『うつしぼくろ』というひみつ道具で、赤いほくろをつけた人の性質(せいしつ)が、黒いほくろをつけた人にそっくりうつるというもの。ためしに、赤いほくろをのび太のほっぺたにつけ、黒いほくろをドラえもんのほっぺたにつけたところ、ドラえもんが急にゴロンと横になり、「めんどくさい」と言うと、すぐに昼寝(ね)をはじめてしまう…。 その後、2つのほくろを手に外に出たのび太は、黒いほくろをジャイアンにつけるようスネ夫にたのみ、自分はおとなしい人をさがすことに。ちょうどクラスでいちばんおとなしい乙梨(おとなし)さんを見かけたのび太は、赤いほくろを乙梨さんにつけようと思いつく。 ところが、ほくろをつけた直後、乙梨さんはなぜかスネ夫のような口調になって…!? 「ロボッターの反乱」 あまりに散らかったのび太の部屋を見たママは、すぐにかたづけなさい!と大激怒(げきど)。さらには、部屋の大そうじも庭の草むしりも、自分からやると言ったものの、まったくやっていないとせめられ、ママが帰ってくる前にやっておくようにと言われてしまう。 ちょうどそこに帰って来たドラえもんにたすけてほしいと泣きつくのび太。ドラえもんはあきれつつも、『ロボッター』というひみつ道具を取り出す。小さいつぶのようなものの中にコンピューターと動力装置(そうち)が入っており、これをつけると何でもロボットになって、言うことを聞いてくれるというのだ。 ためしにマンガ本にロボッターをつけてゆかに置き、「自分の場所にもどれ」と言ったところ、マンガ本が動き出し、勝手に本だなにもどっていったからビックリ! さっそくのび太も、ゆかにちらかっているものやゴミにもロボッターをふりかけ、あっという間にかたづけが終わる。 味をしめたのび太は、ドラえもんからむりやりロボッターをうばうと、そうじ機にもロボッターをつけて、そうじをしてもらうが…!?

第1235話 かわいいジャイアン/第1236話 シンガーソングライター

「かわいいジャイアン」 ジャイアンの誕生(たんじょう)日。毎年、ジャイアンシチューをむりやり食べさせられたり、リサイタルでむりやり歌声を聞かせられたりとこれまで大変な目にあってきたみんなは、今年はなんとしてもにげ切ろうと決意する。 ところが、道でジャイアンに会ってしまい、バースデーパーティーのチケットをわたされてしまった! そこでスネ夫から、みんなでパーティーするのも楽しいけど、たまには家族でお祝いするのはどうかと提案(ていあん)。のび太やドラえもんからもきっと楽しいよと言われ、なっとくしたジャイアンは、ごきげんで家に帰る。 ところが、家族のだれもジャイアンの誕生日についてふれてこないどころか、まるで忘れているようすで、いつものように配達をたのまれたジャイアンは、落ちこんでしまう…。 そんな中、のび太たちと会ったジャイアンは、思わず泣き出してしまった。しかも、必死にはげますのび太たちに対し、今日はみんなと過ごして、朝まで歌いまくると言い出して…!? 「シンガーソングライター」 新しい曲がなかなか作れず、頭をかかえるジャイアン。自分の頭をたたきながらなやんでいるジャイアンを見たのび太はさすがにかわいそうになり、ドラえもんに助けを求める。そこでドラえもんが取り出したのは、『メロディーお玉』。マイク部分に歌詞(かし)をふきこむと、五線の上におたまじゃくしがならんで曲を作ってくれるのだという。 さっそくジャイアンが歌詞を考えてマイクにふきこんだところ、おたまじゃくしが動き出し、楽譜(がくふ)のように五線の上にならび始める。そして、楽譜が読めないジャイアンのために、ドラえもんが『タイムふろしき』をメロディーおたまじゃくしにかぶせたところ、おたまじゃくしがカエルになり、歌うように鳴き始めたからビックリ! さっそくそのメロディーに合わせて歌い出すジャイアン。曲を気に入るジャイアンだが、相変わらずの歌声に、耳をおさえるのび太たち。楽しい曲や悲しい曲など、いろいろな曲を作ることができると知ったジャイアンは、みんなにおんがえしの意味で新曲をプレゼントすると言い出して…!?

第1237話 アマガエール/第1238話 うつしっぱなしミラー

「アマガエール」 みんなとピクニックに行く予定が、雨で中止になってしまった。雨の中、ママからおつかいをたのまれたのび太は、雨が楽しくなる道具があったらな…とつぶやく。それを聞いたドラえもんは、未来のドリンク剤(ざい)だという『アマガエール』を取り出す。 さっそくアマガエールを飲んだのび太が、カサをさしておつかいに出かけようとすると、ドラえもんにカサなんていらないと言われる。ふしぎに思いながらもカサをささずに外に出たのび太は、雨にぬれたとたん元気になったからビックリ! 雨がふると元気になる生き物を研究して作られたアマガエールは、雨をパワーに変えるため、飲んで雨にぬれると元気になるのだという。 雨の中、ウキウキと走りながらおつかいを終えて帰って来たのび太だったが、買ったものはすべてぬれていて…。 その後、雨の中でジャイアンにむりやり野球の練習をさせられているみんなを見かけたのび太は、ひとりだけ元気に参加するが…!? 「うつしっぱなしミラー」 お昼休み、校庭でみんなと遊んでいたのび太は、深刻(しんこく)な顔で写真を見ている転校生のうらなりを見かけ、声をかけるが無視(むし)されてしまう。 その後、家に帰ったのび太は、ドラえもんのどら焼きを発見し、コッソリかくしてしまおうと考える。もどってきたドラえもんに、ここにあったどら焼きを知らないかと聞かれ、知らないと答えるのび太。そこでドラえもんは、『うつしっぱなしミラー』を取り出すと、「ぼくのどら焼きを映(うつ)しておくれ」と話しかける。 すると、ミラーには別の部屋のテーブルの上にあるどら焼きが映った! こんなところにかくしたのはだれだ?というドラえもんに対し、とぼけるのび太。ドラえもんがどら焼きを映しながらダイヤルを回したところ、映像(えいぞう)がまきもどされ、どら焼きを手にしているのび太のすがたが映っていた…。 この道具は、何かを映しながらボタンをおすと、そのあともずっと映し続けるだけでなく、時間をさかのぼって見ることもできると知ったのび太は、ミラーを手に外に出る。 そんな中、何かをさがしているうらなりを見かけて…!?

第1239話 地獄にジャイアン/第1240話 新聞社ごっこセット

「地獄にジャイアン」 みんなから、マンガやゲーム、ラジコンなどを取り上げ、一人で楽しもうとしているジャイアンにはらを立てたのび太は、「地獄(じごく)にでも落ちればいいんだ!」と言い放つ。それを聞き、『箱入り地獄』という、何やら箱のようなひみつ道具を取り出すドラえもん。 ちょうどそこに、テストの結果を聞きにママがやってくる。のび太は思わず、「今日は返ってきてないよ」とうそをついてしまうが、その瞬間(しゅんかん)、なんとのび太が箱の中にすいこまれていったからビックリ! 箱の中に落ちたのび太の目の前には、なんと閻魔(えんま)大王のすがたが! あまりの恐怖(きょうふ)にふるえるのび太に対し、うそをついたことをせめる大王。そして、右手に持っている笏(しゃく)をふり下ろし、「地獄の苦しみをあじわうがいい!」とさけぶ。 あわててにげるのび太。するとどこからか、ドラえもんの「この糸につかまって」という声が聞こえ、目の前に糸がたれてくる。やっとのことで、箱から出たのび太は、これをジャイアンに使おうと考えるが…!? 「新聞社ごっこセット」 道を歩いているとちゅうで、目の前に転がってきたボールをまたぐのび太。すると、後ろを歩いていたジャイアンから、「なんでつまずかないんだ!」とおこられてしまう。さらに、ジャイアンから投げ飛ばされたところを、カメラを持っていたスネ夫に撮(と)られてしまった…。 その後、家に帰ると、スネ夫が出しているという『スネオタイムス』を読みながらドラえもんが大笑いしていた。そこには、「のび太、千回転ぶ」という記事が…。それを読み、思わずおこり出すのび太。 話を聞いたドラえもんは、スネ夫に対抗(たいこう)する新聞を作ろうと言い、『新聞社ごっこセット』を取り出す。まずは、セットの記者カバンについているアンテナをのばしたところ、さっそく反応(はんのう)が! ところが着いた現場(げんば)は、昼寝(ひるね)中の口に虫が入ったママがパニックになっているところだった…! さすがにこれは記事にはできないため、記者カバンを持って出かけることに。ふたたびアンテナが反応し、たどり着いたのは、神成さんの家で…!?

第1241話 四次元ポケットにスペアがあったのだ/第1242話 どっちがウソか!アワセール

「四次元ポケットにスペアがあったのだ」 帰って来るなり、泣きながらドラえもんにだきついたのび太は、ドラえもんのおなかに四次元ポケットがないことにビックリ! ちょうどせんたくしてほしていたのだ。何か出してほしい時にポケットがないとこまると言われたドラえもんは、押し入れのふとんの下からスペアポケットを取り出す…。 2つのポケットの中はつながっていると聞いたのび太は、ドラえもんが出かけたすきに、ほしてあった四次元ポケットをドライヤーでかわかし、自分のおなかにつけてしまった! そのままあそびに出かけようとするが、宿題をやってからにしなさいとママにおこられてしまう。そこで、「宿題をさっさと終わらせる道具」を出そうとポケットに手を入れてみたところ、なぜか『どこでもドア』が出てくる。 ふしぎに思いながらドアを開けると、そこはなんと先生の家だった! おどろいたのび太は自分の部屋にもどろうとするが、先生に今すぐここで宿題をやりなさいといわれてしまう。なんとか宿題を終わらせたものの、さらにドリルまでやっていくよう言われて…!? 「どっちがウソか!アワセール」 裏(うら)山にセミをとりに行ったのび太は、自分より小さな子がたくさんつかまえているにもかかわらず、1ぴきもとれずにガッカリ…。その後、どうしたらセミをつかまえられるかと考え、セミ用の巣箱を作ろうと思いつく。セミが土の中で育つことを知らなかったのだ。 巣箱を見たドラえもんとスネ夫は大笑い。しかもスネ夫がみんなに言いふらそうとしたため、ドラえもんは『あい手ストッパー』で、スネ夫を足止めし、『アワセール』を取り出す。アワセールから発射(はっしゃ)される見えない光に当たった人は、どんなウソでも、こちらの言うことに合わせてくれるのだという。 ためしに、アワセールを使って、みんなにネコを犬だと言わせるドラえもん。しかも、ネコにもアワセールを使ったところ、「ワンワン」となきだしたからビックリ! その後、スネ夫がみんなにのび太の巣箱の話をしたところ、アワセールの光をあびたみんなが、「セミは木に巣を作る」と言いだしたため、スネ夫は混乱(こんらん)して…!?

第1243話 海坊主がつれた!/第1244話 デンデンハウスは気楽だな

「海坊主がつれた!」 たくさんの魚を釣(つ)ってきたというスネ夫からじまんされた上、縁日(えんにち)の金魚がおにあいだとバカにされたのび太はくやしくてしかたがない。さらに、家に帰ると、パパが友だちの磯崎(いそざき)さんから、じまんの魚拓(ぎょたく)を見せられていた…。 大物の魚拓を見せられ、くやしがっているパパに同情(どうじょう)するのび太。そこでドラえもんは、針(はり)にかかった魚の細胞(さいぼう)をふくらませ、何倍もの大きさに見せる『みせかけつり針』を取り出す。 まずは目盛(も)りを10倍にして水そうにいる金魚を釣りあげたところ、本当に10倍の大きさになったからビックリ! しかも、一瞬(いっしゅん)で魚拓が取れる『瞬間魚拓用紙』にのせて魚拓を取ってから針を外すと、あっという間に元の大きさにもどった! のび太たちはスネ夫の家に行くと、庭の池のコイを大きくした魚拓を取ってくる。あまりの大きさにおどろく磯崎さんだったが、くやしがってパパに釣り対決を申しこんできたから大変! 勝負の日、のび太たちはパパの釣り針を、こっそり『みせかけつり針』に取りかえようとするが…!? 「デンデンハウスは気楽だな」 テストの答案用紙をなくしてしまったのび太は、ママからしかられたくないからすてたのでは?とうたがわれてしまう。ウソつきは大きらいだとまで言われ、落ちこむのび太。ドラえもんからも、ふだんからウソをついているからうたがわれるんだと言われたのび太は、家出をしたいと言い出す。 ところが、外は雨。しかも、今日の夕ご飯はすき焼きだと聞いたのび太は、家出をしないでママに抗議(こうぎ)する方法はないのかとドラえもんにたずねる。それを聞いたドラえもんは、「家出じゃなくて“家入り”したら?」と言って、『デンデンハウス』を取り出した。 この中に入ると、外からはだれも手出しができないのだという。ドラえもんに言われるがままおしりをつき出すのび太。すると、のび太はあっという間にデンデンハウスの中に入ってしまう。ハウスの中はとても快適(かいてき)で、スルリと上半身だけ出すこともできるという。 デンデンハウスが気に入ったのび太は、ママがあやまってくれるまで、ぜったいに外に出ないと宣言(せんげん)するが…!?

第1245話 ちっちゃくても出木杉/第1246話 たとえ胃の中、水の中

「ちっちゃくても出木杉」 商店街にあるカプセルトイの販売(はんばい)機でミニチュアのシークレット商品を出したのび太は大よろこび! ところが、それを見たスネ夫は、動かないとケチをつけ、自分が持っているミニチュアは全部本物みたいに動くとじまんを始める。 くやしがるのび太から話を聞いたドラえもんは、『まるごとコピーカム』というビデオカメラのようなものを取り出す。ためしにママが使っているそうじ機の動画を撮(と)るドラえもん。すると、ミニチュアのそうじ機が出てきたからビックリ! ドラえもんによると、このカメラで動画を撮ると、かんたんに手のひらサイズのミニチュアができるのだという。しかも、小さくても本物と同じ性能(せいのう)を持っているという。さっそく、家の中にある洗たく機やせん風機、電子レンジなどの家電のミニチュアを作ったのび太は、まるごとコピーカムを手に外へ。 工事現場(げんば)にあるショベルカーなどのミニチュアを作ると、スネ夫に見せびらかしに行くのび太。くやしがるスネ夫を見て満足した後、家に帰ったのび太は、ママから夏休みの宿題をやるように言われ、あることを思いつく…!? 「たとえ胃の中、水の中」 しずかがこまりはてた顔で相談にやって来る。なんと、おやつのピーナッツとまちがえて、ママの大切な宝石(ほうせき)を飲みこんでしまったというのだ! しかもかなり高級な宝石なのだという。 しずかの話を聞いたドラえもんは、『瞬間移動潜水艦(しゅんかんいどうせんすいかん)』を取り出す。『スモールライト』で体を小さくしたドラえもんとのび太がこの潜水艦にのりこみ、しずかの口から胃(い)の中に入って、宝石を取ってくればよいと考えたのだ。 二人を口に入れるの?とはずかしがるしずかだったが、ほかに方法がないと言われ、しかたなく小さくなったのび太たちを潜水艦ごと口に入れ、ジュースで飲みこむ。 あっという間にしずかの胃の中に到着(とうちゃく)するのび太たち。ジュースの中へともぐっていくが、たくさんのピーナツがゴロゴロしており、なかなかうまく進んでいくことができない。ようやく見つけた宝石にもうまく近づけないため、しずかに動いてもらおうと考える。 ところが、しずかがちょうど寝(ね)転がったところで、部屋にママが入ってきて…!?

第1247話 ハイキングに出かけよう/第1248話 風神さわぎ

「ハイキングに出かけよう」 暑い中、すずしいところに出かけたいというパパとママにたのまれ、ドラえもんに旅行に行ける道具を出してほしいとお願いするのび太。ところが、ドラえもんはだるいと言って、せなかを向けてしまう…。 ちょうどそこに、定期検診(けんしん)をさぼっているドラえもんの様子(ようす)を見に、ドラミが未来からやって来る。むりやりにでも検診に行かせようとするドラミだったが、ドラえもんはどうしても行きたくないと抵抗(ていこう)。そこでドラミは、ドラえもんのしっぽを引っぱり、電源(でんげん)を落としてしまった! ドラえもんが寝(ね)ている間、のび太の世話は自分がすると言い出すドラミ。そこで、のび太はドラミに旅行のお願いをしようとするが、勝手に買い物や料理がしたいのだと思いこんだドラミは、次々とひみつ道具を出して…。 その後、ようやく旅行に行きたいと言えたのび太。そういう道具はドラえもんのほうが持っているからと、ドラえもんのポケットをさぐるドラミだったが、なかなかいい道具が見つからない。結局、『どこでもドア』で出かけることにするが、ドアの向こうはなぜかしずかの部屋で…!? 「風神さわぎ」 節電のためにエアコンのスイッチを切ってしまうママ。そこでドラえもんは、少し動かすだけで風が出るという『強力うちわ風神』を取り出す。使い方を聞いたのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、あせをかきながらラーメンを食べているパパを強めにあおいでしまう。すると、パパの浴衣がするりとぬげてしまったから大変! その後、いたずらはしないと約束し、強力うちわ風神を二つ借りるのび太。そして、両手に持った強力うちわ風神をあおぐことで発生する風を使って、空までうかび上がる遊びを思いつく。 ドラえもんにもおもしろい思いつきだとほめられたのび太は、その遊びを“バタバタヒラヒラ”と名付け、二人はバタバタヒラヒラ連盟(れんめい)を結成。特訓して、うまく飛べるようになったのび太を見かけたしずかたちもやりたいと言い出したため、みんなも連盟に入れることに。 スネ夫のアイディアで、『きせかえカメラ』を使っておそろいのユニフォームを作り、楽しく空を飛ぶドラえもんたち。ところが、みんなが自分よりうまく飛べるようになっていくのを見たのび太は、複雑(ふくざつ)な気持ちになり…!?

第1249話 のび太の息子が家出した/第1250話 ゆめふうりん

「のび太の息子が家出した」 毎日勉強もせずに、だらだらとテレビを見たりマンガを読んだり、昼寝(ね)してばかりののび太は、パパから「自分のしょうらいをどう考えているんだ!」とお説教されてしまう。ショックを受けたのび太が家出の準備(じゅんび)をしていると、つくえの引き出しから、未来ののび太の息子・ノビスケが出てきたからビックリ! ノビスケもパパである未来ののび太とケンカし、家出をしてきたのだという。うちのパパとママはわからずやでうるさくて古くさいと言われ、そんなわけはないと言い返すのび太。家出なんてするもんじゃないと未来に帰そうとするが、ノビスケはしばらくお世話になると言い出す。 ノビスケから、大人になったパパは、「自分はわき目もふらず勉強していつもトップクラスの成せきだった」と言っていると聞いたのび太は大あわて! やろうとしたドリルをかくすのだった…。 その後、出かけようとするのび太についてきたノビスケは、道で会ったしずかに向かって、「やがては口うるさいオニババになる」と言い出して…!? 「ゆめふうりん」 パパから「大人になったら何になりたい?」と聞かれたのび太は、「ガキ大将(だいしょう)」と答え、パパをガッカリさせてしまう。一度でいいからジャイアンのように、みんなを集めていばりちらしてみたいというのだ。 ドラえもんから、ガキ大将は子どもがなるものだと言われるが、子どものうちになれないから大人になってからガキ大将になるんだと答えるのび太。それを聞いたドラえもんは、昼間のうちによくねむっておくよう、のび太に昼寝(ね)をすすめる。 その夜、すっかり寝入っているところをドラえもんに起こされたのび太は、空き地へと連れて行かれる。そして、二人以外はだれもいない空き地で、ドラえもんが『ゆめふうりん』を鳴らしたところ、ねむったままのみんなが集まってきたからビックリ! ゆめふうりんは、ねむっている人をよび集めて、自由にあやつることができるのだ。 さっそくみんなを前にいばり出すのび太。ところが、のび太がやりたいあやとり大会にはだれもさんせいしてくれず、なぜかジャイアンがやりたいすもうをみんなでやることになって…!?

第1251話 しずかちゃんをとりもどせ

「しずかちゃんをとりもどせ」 『雲かためガス』でかためた雲の上で昼寝(ね)をしていたのび太は、しずかと幸せな生活を送っている夢(ゆめ)を見て、幸せな気持ちになる。その後、自分の部屋にもどったところ、ドラえもんのすがたはなく、『タイムテレビ』らしきものが置きっぱなしになっていた。 勝手にスイッチを入れて、未来のしずかの様子を見ることにしたのび太。すると、大人になったしずかが話しかけていたのは、自分の息子の“ノビスケ”ではなく、”出木杉そっくりの“ヒデヨ”という男の子だった! ママにお手伝いをたのまれてしまったのび太は、大急ぎでそうじと皿あらいをすませようとするが、急ぎすぎて雑(ざつ)になってしまう。見かねたドラえもんは、料理やそうじなど家のことが何でも上手になる『家庭科エプロン』を取り出すが、のび太はそんなものは上手になんかなりたくないと拒否(きょひ)。結婚(けっこん)したらしずかにやってもらうからいいと言い出す…。 その後、ふたたびタイムテレビでヒデヨを確認(かくにん)したのび太は、しずかが出木杉を結婚相手にえらぶのかをたしかめようとしずかの家に向かうが、しずかは出木杉の家に行っていて…!?

第1252話 お願い!アニマループ

「お願い!アニマループ」 のび太が帰ってくると、なぜか部屋の中にゴリラがいたからビックリ…! 手にしていたビンのフタを開けてドラえもんにわたすゴリラ。すると、ドラえもんはゴリラにお礼を言いながら、夏みかんをわたす。そして、夏みかんをおいしそうに食べるゴリラに、ドラえもんが丸い輪のようなものをかぶせたところ、そのままゴリラは吸いこまれていった…。 ドラえもんによると、これは『アニマループ』というひみつ道具で、これに向かって、何をしてほしいかお願いすると、手の空いている動物がお手伝いに来てくれるのだという。さっきは、ドラえもんがビンのフタを開けてほしいとお願いしたところ、ゴリラが来てくれたのだ。 スネ夫から乗馬クラブに行ったことをじまんされ、自分も馬に乗ってみたくなっていたのび太は、「ぼくを乗せて風を切るように走って!」とアニマループにお願いをする。ところが、あらわれたのは馬ではなく、なんとダチョウだった! 自分で動物を選ぶことはできないと言われたのび太は、しぶしぶダチョウにまたがり、しずかの家へと連れて行ってもらうが…!?

第1253話 お宝だらけ! こじつけ鑑定士/第1254話 とりよせバッグ

「お宝だらけ! こじつけ鑑定士」 スネ夫から、最新のリモコンカーとレースをしようとさそわれたのび太は、昔買ってもらったボロボロのリモコンカーをさがし出したものの、バカにされるにちがいないと頭をなやませる。しかも、コントローラーで動かしてみたところ、調子が悪くてあちこちにぶつかり、さらにボロボロになってしまった…。 おこりだすのび太を見たドラえもんは、『こじつけ鑑定士(かんていし)』を取り出す。さっそく虫メガネのようなものでリモコンカーをじっくり見た鑑定士は、「これは伝説だ!」と言って、リモコンカーをほめたたえ、それを聞いたのび太も感動する。ドラえもんによると、こじつけ鑑定士は、どんなものでもすごいと思わせてくれるらしい。 すると、そこにのび太がかくしていた0点のテストを見つけてしまったママがやってきて、お説教を始める。ところが、こじつけ鑑定士がのび太の0点をほめだしたところ、ママが「次も0点を取ってくるのよ」と言い出したからビックリ…。 よろこんだのび太は、こじつけ鑑定士を連れて、スネ夫たちがいる空き地へと向かうが…!? 「とりよせバッグ」 学校で先生にしかられ、落ちこみながら帰ってきたのび太は、なんとランドセルを学校にわすれてしまい、ママからもカミナリを落とされてしまう…。のび太からわすれ物をしなくなる薬はないかと泣きつかれたドラえもんは、『とりよせバッグ』を取り出す。 取り出したいものをイメージしながらこのバッグの中に手を入れると、どんな遠いところのものでも、取り出すことができるのだという。さっそく、学校にわすれてきたランドセルを取り出したのび太は大よろこび。さっそくとりよせバッグを持って出かけるが、スネ夫から安物のバッグだとバカにされてしまった…。 はらを立てたのび太は、手品を見せると言って、おやつを取り出そうとするが、ちょうどママが手にしたおせんべい取ろうとして、ママに手をつねられてしまう。その後もママのメガネを取り出すが、おどろきもされなかったため、安雄(やすお)のヒコーキや、スネ夫の日記を取り出してみせる。 さすがにドラえもんの道具だとバレてしまうが、その様子を見ていたジャイアンに、とりよせバッグを取られてしまい…!?

第1255話 ドラヤキ星人の逆襲!?/第1256話 さがせ!野比家のへっぽこご先祖さま/第1257話 勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ

「ドラヤキ星人の逆襲!?」 もうすぐドラえもんの誕生日。ドラえもんがどら焼きを買いにいこうと歩いていると、のび太があわてた様子で走ってくる。またもやドラヤキ星人があらわれたというのだ! しかし、追いかけてきたのは、ドラヤキ星人のふりをしたジャイアンとスネ夫だった…。 その後、ドラえもんがどら焼きを買っていると、子どもどら焼き博士(はかせ)だという土良矢木夫(どらやきお)が店に入ってくる。どうやらタブレットで動画を撮影(さつえい)しながら配信しているらしい。土良が紹介(しょうかい)したのは、明日発売されるという、“どらの奇跡(きせき)”。なんと4年に一度しか発売しないという幻(まぼろし)のどら焼きだと知り、こうふんするドラえもん。 家に帰ったドラえもんはさっそくどら焼きを食べようとするが、5こ買ったはずの紙ぶくろに入っていたのはなぜかひとつだけ…。しかも、そのひとつを口に入れようとしたところ、どら焼きから手足が出てきたからビックリ! しかも、そのナゾの生物(ドラポ)は、ドラえもんに向かって、レーザー光線を発射(はっしゃ)してきた…! どら焼きを食べられたことにはらを立てたドラえもんは、ドラポを追いかけるが、す早い動きでにげられてしまう。にげながらも、家の中にあるおかしを口に入れては、はき出すドラポ。ところが、そこにちょうど帰って来たパパがどら焼きを持っていることに気づいたドラポは、あっという間にそのどら焼きを食べてしまう! さらにおこったドラえもんは、『ナゲーなげなわ』でドラポをつかまえることに成功。あらためてドラポのすがたをよく見たドラえもんとのび太は、ドラポがドラヤキ星人であることに気づく。ドラえもんはドラポをドラヤキ星人の星に送り返そうと『宇宙救命(うちゅうきゅうめい)ボート』を取り出すが、ドラポがにげ出してしまい…!? 「さがせ!野比家のへっぽこご先祖さま」 スネ夫の部屋で、ジャイアンとスネ夫が最新のVR(バーチャルリアリティー)ゲームでもり上がる中、ひとりだけ仲間に入れてもらえないのび太。ゲームに夢中(むちゅう)な二人にこっそりいたずらをしかけて成功したものの、ポケットにはわずかなおこづかいしかなく、落ちこんでしまう…。 家に帰ったのび太は、おこづかいをふやす道具を出してほしいとドラえもんに泣きつく。そんなのび太にあきれつつも、のび太によくにているセワシのことを思い出し、笑い出すドラえもん。のび太の孫の孫であるセワシといっしょに住んでいたドラえもんは、セワシとの日々をなつかしく思い出すのだった…。 自分だけ新しいゲームを持っていないことが不満なセワシは、おこづかいの少なさをなげく毎日。そんな中、ゲームに必要なゴーグルを持っていない場合はかしてもらえる四次元ソルジャーバトル大会に参加することに。見事にアイテムをゲットしたセワシだったが、そのアイテムは有料だったため買うことができず、結局負けてしまう…。 その後、野比家にお金がないのは、先祖(せんぞ)が残した借金のせいだと知ったセワシは、その先祖をさがし出してなんとかしようと考える。まずは、『タイムマシン』で戦国時代へと向かうセワシとドラえもん。家系(かけい)図を見ながら、狩人(かりうど)をしているというのび作をさがし始めるが…!? 「勝利を呼ぶチアリーダー手ぶくろ」 スネ夫とオセロ対決をしたのび太は、とちゅうまで勝っていたにもかかわらず、結局全敗。周りにいた女の子たちがスネ夫をおうえんしたから負けたんだ!といじけるのび太を見たドラえもんは、『チアリーダー手ぶくろ』を取り出す。 この手ぶくろをはめておうえんしてもらうと、何をやっても勝つことができるというのだ。しかも、投げるだけで自動的に手にはまるのだという。チアリーダー手ぶくろを手に、ふたたびスネ夫の家へと行ったのび太は、女の子たちのおうえんで見事オセロ対決に勝利し、大満足。 ところが、スネ夫から今度はかけっこで勝負しようと言われてしまう。女の子たちが帰ってしまい、おうえんしてくれる人がいないことにこまったのび太は、しずかにおうえんしてもらおうと考える。料理中だからとことわるしずかだったが、のび太が投げたチアリーダー手ぶくろが手にはまったとたん、のび太をおうえんしてくれ、またもやのび太は勝利! その後のすもう対決でもスネ夫に勝って調子に乗ったのび太は、自分は無敵(てき)だと言い出す。それを聞いたスネ夫は、ジャイアンとのび太を対決させようとするが、しずかが帰ってしまい…!?

第1258話 カムカムキャットフード

「カムカムキャットフード」 自分にそっくりな捨(す)てネコを見かけたドラえもんは、思わず家に連れて帰ってきてしまった。ママにないしょで飼(か)うわけにもいかないため、二人は飼い主を探すことに。のび太は、ドラえもんに似ているそのネコをドラ次郎(じろう)と名付けると、まずはしずかの家へと向かう。 カナリヤを飼っているしずかの家では飼えないとことわられ、スネ夫には血統(けっとう)書つきのネコのじまんをされ、こまった二人が歩いていると、ジャイアンがやってくる。ダメもとでジャイアンにたのんだところ、なんと飼ってくれるという。 ところが、ドラネコに店先のカツオブシをぬすまれた直後だったため、ジャイアンのママは大反対。ネコなんて見たくもないと言われてしまった…。 その後もあきらめずに飼い主をさがす二人。そんな時、たくさんのまねきねこがショーケースにならんでいるラーメン屋の前を通りかかる。中に入ってみると、中には一人のお客さんもおらず、ネコを飼うなんてとんでもないと言われてしまう。 そこでドラえもんは、ネコに食べさせると人を引きよせるという『カムカムキャットフード』をドラ次郎に食べさせるが…!?

第1259話 のび太漂流記

「のび太漂流記」 みんなから集めたわりばしをならべ、いかだを作って無人島に行くのだと言い出すのび太におどろくドラえもん。ロビンソン漂流(ひょうりゅう)記を読み、自分の力を試してみたいと思ったらしい。 のび太の決意をほめるドラえもんだったが、さすがにわりばしでいかだを作るのには何年もかかるため、『ふうせんいかだ』を出してあげることに。ほかにも、食べ物や水などを用意してあげようとするが、のび太は自分の力だけで行きたいからいらないときっぱりことわる。しかし、ポケットには『タケコプター』をしのばせていた…。 のび太の出発後、ドラえもんはモニターでのび太の様子をチェックしていた。ふうせんいかだで海上を進むのび太だったが、なかなか島らしきものは見つからない。そこで、タケコプターを使おうとするが、トビウオが飛んできたため、思わず手を放してしまったから大変! あわててのび太のもとへと向かったドラえもんは、のび太に気づかれないよう、こっそりといかだに『無人島探知(たんち)スクリュー』を取り付ける。そのおかげで、無人島を見つけたのび太は、大よろこびで島に上陸するが…!?

第1260話 四次元たてましブロック

「四次元たてましブロック」 丸めたふとんをつかってぶつかり合いながら遊んでいたのび太とドラえもんは、ママから「2階であばれちゃいけません!」とおこられてしまった…。 「2階じゃなくて、3階で遊べばいいんだ!」とひらめいたドラえもんは、家のもけいにブロックをはさむと四次元空間が生まれる『四次元たてましブロック』を取り出す。さっそく、1階と2階の間にブロックをはさんだところ、間に新しい部屋ができ、のび太の部屋はあっという間に3階に…! 二人は心おきなく、部屋の中で遊ぶ。 その後、しずかをさそいに行くと、いっしょに遊びたくはないけど、しずかな勉強部屋がほしかったと言われたため、2階をかしてあげることに。さらには、ドラえもんがいないすきに、部屋をふやしてマンションにしようと考える。 スネ夫からマンガ部屋を借りたいと言われたのび太は、ブロックを足して4階建てにすると、スネ夫から家賃(やちん)をもらって3階をかすことにするが…!?

第1261話 かくれん棒/第1262話 大富豪のび太

「かくれん棒」 いっしょに遊ぼうとしずかの家をたずねるのび太。すると、しずかは出木杉と光の屈折(くっせつ)を利用した実験をしていた。出木杉の説明を楽しそうに聞くしずかだったが、のび太にはまったく理解(りかい)できず、思わずその場から去ってしまう。 その後、ジャイアンとスネ夫から野球にさそわれたのび太は、気が乗らずにことわるが、生意気だと言われて追いかけられてしまう…。さらに家に帰るなり、テストの結果が悪かったことについてママからお説教を受け、何もかもがイヤになるのび太。 ドラえもんに「家を出ないで家出をする道具を出してほしい」とたのんだところ、『かくれん棒(ぼう)』を出してくれた。これは、光線をねじ曲げる道具で、この棒を持っている人は消えたように見えるのだ。 さっそく、かくれん棒を持ったまま、ママが食べていたおせんべいを勝手に食べたり、ママの前でテレビをつけたり、といたずらを始めるのび太。調子に乗ったのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、そのまま外に出ると、先生にもいたずらをしかけて…!? 「大富豪のび太」 手に取ったマンガ本から一万円札を発見したのび太は、大よろこび! おじさんからもらったお年玉をはさんだままわすれていたのだ。思わず、ドラえもんに『夢(ゆめ)たしかめ機』を出してもらい、夢かどうかを確認(かくにん)してしまうのび太。 「これで何を買おうかな」とはしゃいでいると、パパとママが、物の値段(ねだん)が安かった時代について話しているのが聞こえてくる。昔は一円の百分の一の一銭(せん)でも物が買えたことを知ったのび太は、『もしもボックス』を使い、自分の持っている一万円はそのままで、物価(ぶっか)の安い世界に変えることを思いつく。 『もしもボックス』のおかげで大金持ちになったのび太は、さっそく本屋へ。マンガ10さつを買っても、49円の千分の一の「4銭9厘(りん)」と言われ、大こうふんで一万円札を出すが、そんな大きなお金のおつりはないとことわられてしまう。 その後も一万円が使えず、こまったのび太は一万円を銀行にあずけることに。そして、10円だけおろすと、好きなだけ買い物を楽しむが…!?

第1263話 オノマトペがいっぱい/第1264話 本はおいしくよもう

「オノマトペがいっぱい」 しずかを遊びにさそえず、ジャイアンからは意味もなくボコボコにされてしまったのび太が家に帰ると、部屋の中にドラえもんのすがたはなく、どら焼きだけがおいてあった。思わずそのどら焼きを食べようと手をのばしたところ、あまりの熱さにビックリ…! ちょうど部屋にもどってきたドラえもんによると、『オノマトペホーン』というひみつ道具を使ったのだという。これを変えたいものに向けて、ギザギザやニャーニャーなど、ものの状態(じょうたい)や動物の泣き声などをあらわすオノマトペを言うと、その言葉通りの状態にできるというのだ。 さっそく、熱かったどら焼きに向かって、「キンキン」と言ったところ、今度は氷のように冷え冷えに…! さらにどら焼きを「フワフワ」にしてから食べた二人は大まんぞく。 その後、のび太のスボンのポケットからテストを見つけたママにおこられそうになったのび太は、部屋のドアノブに向かって「ツルツル」と言い放つ。すると、ママがドアノブをつかもうとしても手がすべってしまい、なかなか部屋に入ることができず…!? 「本はおいしくよもう」 パパから、買ってもらった偉人(いじん)の本の感想を聞かれたのび太は、てきとうに返事をしてしまい、まだ読んでいなことがバレてしまう。パパには、もう読まなくていいとおこられ、ドラえもんからは、君のためになるから読んだほうが言われるが、こういう本は開くだけで具合が悪くなると言い出すのび太。 それを聞いたドラえもんは、本にかけるとどんな本でもおもしろく読めるという『本の味の素(もと)』を取り出し、試しに算数の教科書にかけてみる。すると、とつぜんのび太が夢中(むちゅう)で教科書を読み始めた! しかも、大笑いしながらどんどん読み進めるのび太。その様子を見たドラえもんは、パパから買ってもらった本にも、本の味の素をかけようとするが、のび太は本の味の素を手に外に出かけてしまう。 そして、しずかの家をたずねたところ、ちょうどケーキを作っているところだった。家の中に案内されたのび太は、テーブルの上においてあったおかしのレシピ本に、本の味の素をかけてみるが…!?

第1265話 まるでホンモノ!?自然観察プラモシリーズ/第1266話 のぞき穴ボード

「まるでホンモノ!?自然観察プラモシリーズ」 スネ夫から、なかなか手に入らないという恐竜(きょうりゅう)のプラモデルをじまんされたのび太は、「めずらしいプラモデルを出してほしい」とドラえもんに泣きつく。しかしのび太は、これまでプラモデルをひとつも完成させたことがなかった…。 そんなあきっぽいのび太のために、ドラえもんは、『自然観察プラモシリーズ』を取り出す。しかし、葉のかたちをした台に、2つの小さなつぶをくっつけてのせるだけで完成だと言われ、あまりのかんたんさに、のび太はひょうしぬけしてしまう。 ところがしばらくすると、そのつぶが毛虫にすがたを変え、毛虫がサナギになり、チョウになって飛び立ったからビックリ! 実はこの『自然観察プラモ』は、“成長するプラモデル”で、自然の10倍の速さで成長するのだという。つぶはチョウのタマゴだったのだ。しかも、これは何度も楽しむことができると言い、チョウは少し飛んだ後、また元のタマゴにもどってしまった! もっと遊びたくなったのび太は、しずかに自然観察プラモを見せに行こうとするが…!? 「のぞき穴ボード」 休みの日、おそくまでのんびり寝(ね)ていたのび太は、ママから家の塀(へい)の穴(あな)に差しこまれているペットボトルをかたづけるようお願いされる。なかなか穴から取り出すことができず、ようやく取り出した反動で、ひっくり返ってしまうのび太とドラえもん。 頭にきた二人は、犯人(はんにん)をさがそうと『タイムマシン』で前日の夜へと向かう。庭からカベを見張(は)ろうとするが、とちゅうで寒くなってきたため、遠くはなれた場所にのぞき穴を作ることができる『のぞき穴ボード』で、部屋の中からカベを見張ることに。 すると、ペットボトルを手に犬をつれた男の人が歩いてくる。その人がペットボトルのドリンクを飲みほした後、カベの穴にペットボトルを差しこむのを見た二人は、あわてて外に出ていく。おどろいた男の人はあやまりながらにげて行った! ぶじ事件(じけん)?が解決(かいけつ)し、元の時間にもどった二人。そのままドラえもんが出かけてしまったため、のび太はのぞき穴ボードを使っていろいろなところをのぞこうとして…!?

第1267話 オールシーズンバッジ/第1268話 グンニャリジャイアン

「オールシーズンバッジ」 秋を楽しむため、これから別荘(べっそう)に行くというスネ夫に、季節感のない顔だとバカにされたのび太は、今年をふり返り、お花見も海もスキーも楽しめなかったとくやしがる。そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、自分の周りを好きな季節に変えることができる『オールシーズンバッジ』を取り出す。 ためしに夏にダイヤルを合わせたところ、のび太の周りだけ真夏のような日ざしになったからビックリ! 続いて、冬にダイヤルを合わせると、あっという間に真冬の寒さになり、雪までふってきた…。これがあれば、スキーも水泳もお花見も楽しめると大よろこびするのび太。 さっそく、ママにおべんとうを作ってもらったのび太は、ドラえもんといっしょに『どこでもドア』で湖に行くことに。紅葉(こうよう)まっさかりの湖畔(こはん)には、ちょうどキノコがりをしていたスネ夫のすがたもあった。 水着に着がえたのび太とドラえもんが湖で楽しそうに遊び始めるのを見たスネ夫は、おどろきつつも、自分も湖の中に入ろうとするが…!? 「グンニャリジャイアン」 めずらしくグンニャリと肩(かた)を落とすジャイアンを見かけたのび太とスネ夫は、何かになやんでいるのかと声をかける。すると、瞳(ひとみ)をウルウルさせ、心の友よ!とだきついてきた。かわいい子犬を連れてさんぽをしている女の子と、どうにかして友だちになりたいのだという。 かっこいいところを見せればよいのでは?というスネ夫に対し、やさしい笑顔を見せればいいと提案(ていあん)するのび太。ところが、ジャイアンの笑顔を見た二人は、思わず不気味だと声に出してしまったため、おこったジャイアンから、3時間以内になんとかしろと命令されてしまう。しかも、失敗したほうはただではすまないと言われてしまった…。 のび太がドラえもんに泣きつく一方、スネ夫はうさぎのパペットを使ってその女の子をよび出し、ジャイアンのことを“町いちばんのかっこいい男”だと紹介(しょうかい)しようとする。そこで、ドラえもんは、つけるとウソがつけなくなる『ウラオモテックス』を、スネ夫のせなかにはりつけて…!?

第1269話 なんでもクレーンゲーム/第1270話 むすびの糸

「なんでもクレーンゲーム」 空き地でサッカーをして遊んでいたジャイアンとスネ夫たち。ところが、ジャイアンがけり上げたボールが神成さんの家の庭へと飛んで行ってしまう。ボールを取ってきてというスネ夫に対し、自分のボールならスネ夫が取りに行けと言うジャイアンで…。 同じころ、近所のネコからガールフレンドのミィちゃんが悪い犬にからまれていると聞いたドラえもんは、『なんでもクレーンゲーム』を使ってミィちゃんを助け出すことに成功する。これは、地図で場所を指定すると、パネルごしに映(うつ)し出した場所でクレーンゲームができるひみつ道具なのだという。 そこに、神成さんの家の庭からボールを取り出したいスネ夫が助けを求めに来る。ドラえもんはなんでもクレーンゲームを使ってボールを取り出してあげようとするが、のび太は自分がやってみたいと言い出す。ところが、なかなかうまく取ることができない。 そこでスネ夫がやってみることにするが、ちょうど神成さんが庭に出てきてしまい…!? 「むすびの糸」 つまらないことでしずかとケンカしてしまったのび太。あやまりに行くもののゆるしてもらえず、「ボクとしずかちゃんの仲はもうおしまいだ…」と泣きつづける。 さすがにかわいそうに思ったドラえもんは、『むすびの糸』を取り出すと、のび太の手首にむすぶ。同じ糸をしずかにもむすびつければ、どんなにはなれていても引きよせられて10分間だけくっつくことができるため、その間にあやまればいいとアドバイスするドラえもん。 しずかの家に行っても会ってもらえないと考えたのび太は、『どこでもドア』を使うことに。ところが、ドアを開けると、まさかの入浴中で、ますますきらわれてしまう…。 あらためてしずかの家に向かうのび太。ちょうど出てきたしずかに声をかけるものの、ムシされてしまったため、しずかに向ってむすびの糸を投げてみる。すると、糸はしずかが持っていた本に引っかかってしまった! しかも、糸の効果(こうか)があらわれ始めたところで、その本がスネ夫の手にわたってしまい…!?

第1271話 ななころびてんとう虫/第1272話 実感帽

「ななころびてんとう虫」 お使いのとちゅうできげんの悪そうなジャイアンを見かけ、別の道に行こうとするのび太だったが、空きカンをふんで転んでしまったジャイアンを見て、思わずふき出してしまう。のび太の笑い声に気づいたジャイアンはカンカン! 追いかけてくるジャイアンから必死でにげ、どうにか家にかけこむのび太。だが、家の前にジャイアンがいるため、このままではお使いに行くことができないとドラえもんに泣きつく。するとドラえもんは、カゴに入ったてんとう虫を取り出す。 まずはてんとう虫をのび太に止まらせると、のび太をふとんの上に立たせるドラえもん。そして、ドラえもんに言われるがまま、のび太が「てんじょう」と言ったところ、なぜかのび太は転んでしまった! これは、『ななころびてんとう虫』というひみつ道具で、これが体に止まった人が「てん」と言うと、転んでしまうのだという。これを使ってジャイアンを転ばせればいいというのだ。 さっそく外に出たのび太は、ななころびてんとう虫をジャイアンに止まらせると、どうにかして「てん」と言わせようとするが…!? 「実感帽」 部屋の中で、「ブーン、ブーン」と言いながら何かを追うように顔と目線を動かし、何も持っていない手で何かを操縦(そうじゅう)しているようなしぐさをするのび太。ふしぎに思ったドラえもんが、声をかけると、のび太は「空想の飛行機のおもちゃを飛ばしている」と答える。 どうしてもほしいが買ってもらえないから…というのび太をかわいそうに思ったドラえもんが取り出したのは、『実感帽(ぼう)』。これをかぶって出したい物を頭の中に思いうかべると、目の前にそのまぼろしがあらわれるという。ただし、本物ではないので、実感帽をかぶっている人にしか見えないし、さわれないらしい。 ドラえもんに言われた通り、ほしい飛行機の形を思いうかべてみるのび太。ところが、のび太の想像(そうぞう)した飛行機がそのままあらわれたため、イマイチな飛行機になってしまう。その後、カタログをしっかりと見て、ふたたびほしい飛行機を思いうかべたところ、カッコいい飛行機があらわれた! のび太は大よろこびで、そのまぼろしの飛行機を手に外へと遊びに行くが…!?

第1273話 アニメばこ/第1274話 ジャイ子の新作まんが

「アニメばこ」 のび太がしずかやジャイアンと人気まんがを読みながらもり上がっていると、そこにやって来たスネ夫が、そのまんがのアニメDVDをひと足早く手に入れたとじまんを始める。みんなで見ようと言いつつ、いつものようにのび太だけを仲間外れにするスネ夫で…。 家に帰ったのび太から話を聞いたドラえもんはおこり出すと、本を入れるだけでアニメにしてくれる『アニメばこ』を取り出す。さっそくのび太が持っていた人気まんがをアニメばこに入れ、アニメを楽しむ二人。 その後も、部屋にあったまんが本を次々とアニメにしてほとんど見終わってしまったのび太は、アニメばこを手にしずかの家へ。ちょうどしずかが読もうと思っていたというまんがで読む偉人(いじん)伝をアニメで見たのび太たちは、感動で涙(なみだ)を流す。 さらに別のアニメを見ようと道を歩いていたのび太たちは、トボトボと歩くジャイ子と道でバッタリ。ジャイ子から、新作まんがにあまり自信がないと聞いたのび太は、アニメばこを使うことを思いついて…!? 「ジャイ子の新作まんが」 ドラえもんが近所のネコたちとなかよく合唱していると、ジャイアンから「うるさいぞ!」とどなられてしまう。その後、空き地であそぶのび太たちにも「さわぐな!」とどなりつけるジャイアン。 実は、新作まんがのアイデアにいきづまっているジャイ子のために、周りをしずかにさせていたのだ。さらには、ジャイ子のまんがが載(の)る予定の同人誌(し)のしめ切りをのばしてもらおうと、編集(へんしゅう)長のもて夫をおどそうとするが、ジャイ子に止められてしまう。 それでもジャイ子のことが心配でたまらないジャイアンは、ジャイ子が思いついたストーリーの資料のため、古代エジプトに行って写真を撮(と)ってきてほしいとドラえもんとのび太に頭を下げる。しかたなく、『タイムマシン』で大むかしのエジプトへと出発した二人。 ところが、写真を撮って帰ってくると、ジャイ子はちがうストーリーを描(か)くことにしたと言い出す。しかもその舞台(ぶたい)は、中世ヨーロッパ。ジャイアンはふたたびのび太たちに、写真を撮りに行ってほしいと言い出して…!?

第1275話 もどれウマタケ/第1276話 まあまあ棒

「もどれウマタケ」 家に帰ったのび太は、げんかんから階だんにかけて、あやしげな足あとのようなものが続いているのを見つける。その足あとはのび太の部屋まで続いていた…。 そして、のび太が部屋に入ると、ドラえもんがあわてて押(お)し入れの戸をしめてしまった! 気になったのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かずに戸を開く。すると、中には『ウマタケ』のすがたが…。のび太はあわてて戸をしめようとするが、ウマタケは戸をつきやぶって飛び出してきてしまう! しかもウマタケは5ひきもいた…。 ドラえもんによると、なぜかダンボールに入ったウマタケが、ドラえもんの『タイムマシン』に置き去りにされていたのだという。未来には連らくしたものの、持ち主が見つかるまであずかってほしいと言われてしまったというのだ。 しかたなくあずかることにしたドラえもんだが、自由に動き回るウマタケにこまってしまう。しかも、ウマタケを見かけたママが、ふとんたたきに使おうとしたため、おどろいたウマタケがあばれ出してしまい…!? 「まあまあ棒」 空き地でみんなにけん玉を見せていたのび太は、とつぜん、きげんの悪いジャイアンに追いかけられ、なぐられてしまった。わけもなくおこられるのはもううんざり…となげくのび太のために、ドラえもんは、『まあまあ棒(ぼう)』という道具を取り出す。 そして、わざとママをおこらせるドラえもん。その直後、まあまあ棒でママの口をおさえ、「まあ、まあ」と言ったところ、ママの怒(いか)りが治まったからビックリ! これを使うと、どんな怒りもしずまるのだという。 さっそく、まあまあ棒を手にジャイアンをさがしに行くのび太。のび太に気づいたジャイアンは、ふたたびなぐりかかってくるが、のび太がジャイアンの口にまあまあ棒を当てたところ、すぐに怒りがおさまった! ホッとしたのび太は、日ごろジャイアンに苦しめられているみんなをこの道具で助けてあげようと決心! ジャイアンのあとをついて歩き、まあまあ棒を使いまくる。みんなにも感謝(かんしゃ)され、調子に乗るのび太だったが…!?

第1277話 メルヘンランド入場券/第1278話 自家用衛星を打ち上げよう

「メルヘンランド入場券」 物置のかたづけをしていたのび太は、小さいころに大好きだった絵本を見つける。本の中に出てくる動物たちを友だちのように感じていたとなつかしそうに話すのび太。それを聞いたドラえもんは、『メルヘンランド入場券(けん)』を取り出す。 メルヘンランドは、22世紀(き)のレジャー施設(しせつ)で、みんなが動物に変身して楽しく遊ぶことができるらしい。さっそく、しずかをさそいに行くのび太。すると、ちょうど通りかかったスネ夫とジャイアンも行きたいと言い出し、5人そろって『タイムマシン』で22世紀へと向かうことに。 ドラえもんに連れられて到着(とうちゃく)した入口には、大きな木が1本あるだけだった。ところが、しばらくすると木の幹(みき)に口があらわれ、「ようこそメルヘンランドへ」としゃべり出す。そしてその口が入口となり、中に入った5人がおくへと進んでいくと、それぞれがイメージに近い動物に大変身! しずかはウサギ、スネ夫はキツネ、ジャイアンはサル、ドラえもんはタヌキ、そしてのび太はなんとカメで…!? 「自家用衛星を打ち上げよう」 人工衛星(えいせい)をUFOだとカンちがいし、みんなにバカにされてしまうのび太。ドラえもんから、人工衛星の説明を受ける中で、22世紀では何百万もの人工衛星が地球の周りを回っていると聞き、ビックリ! しかも、22世紀では人工衛星そのものが小さくなっていると言い、ポケットから『自家用衛星』を取り出すドラえもん。 さっそく、ロケットの先に偵察(ていさつ)衛星を取り付け、発射(はっしゃ)することに。発射後、モニターで衛星からの映像(えいぞう)を確認(かくにん)する二人。操作(そうさ)することで、のび太の町、さらにはのび太の家も確認できた! さらには、屋根もすき通らせることができ、部屋にいる自分たちの映像も見ることができ、大よろこびののび太。 その後、空き地でジャイアンとスネ夫が何やら話しこんでいるのを発見したため、今度は音が聞こえるエコー衛星を打ち上げることに。すると、二人が話していたのはのび太の悪口だった…。思わず大声を出してしまうのび太。すると、向こうにものび太の声が聞こえていて…!?

第1279話 リフトストック/第1280話 バトンタッチでおまかせ!自動返送荷札

「リフトストック」 部屋でステッキのようなものを手入れするドラえもんに、それは何かとたずねるのび太。ドラえもんは、重力の方向を変え、水平軸(じく)をかたむけることのできる『リフトストック』だと答えるが、のび太にはよく意味が分からない…。 たとえばスキー場でリフトを使わなくても、これを使うことで上り坂をすべり上ることができると聞いたのび太は、さっそく使ってみることに。ドラえもんに説明を受けながら、ゆかにリフトストックをついてかたむけ、ボタンをおしたところ、坂にいるような感覚になり、そのまま転んでしまうのび太。ところが、ドラえもんは立ったまま。これはストックを持っている人だけが、水平軸が変わったように感じるのだという。 ドラえもんからはスキー場で使うものだと言われるが、ふだんでも使い道があると考えたのび太は、リフトストックを持って外に出ると、ストックを使って坂道を下るように走って行ってしまう。 その後、空き地でジャイアンとスネ夫からバカにされたのび太は、二人に言い返すと、ふたたび走り出して…!? 「バトンタッチでおまかせ!自動返送荷札」 スネ夫が持っている人気のマンガ本を早く借りたいというジャイアン。ところが、だれかに貸(か)したままもどってきておらず、スネ夫もだれに貸したのかわからなくなってしまったのだという。それを聞いたジャイアンは、わかったらただじゃおかない!と大激怒(げきど)! ところが、のび太が家に帰ると、なんとそのマンガをドラえもんが読んでいたから大変! のび太が借りたまま返すのをわすれていたのだ。ジャイアンにギタギタにされてしまう…と、のび太に泣きつかれたドラえもんは、自動的に持ち主の家に返してくれる『自動返送荷札』を取り出す。 さっそくマンガ本に自動返送荷札をはり、まどの外から投げ落とすドラえもん。おどろくのび太だったが、自動返送荷札がついていれば、ぜったいになくなったり、よごれたりしないのだという。そのまままどから様子を見ていると、歩いてきた女の人がマンガ本をひろい、スネ夫の家のほうに向かって歩いていく。 さらにヘリコプターで後をつけていくと、とちゅうで女の人は本を落とし、今度は別の人がマンガ本をひろい上げて…!?

第1281話 うちでのデパート

「うちでのデパート」 ママがドラマを見るため、楽しみにしているアニメを家で見ることができないというしずかに、うちで見るといいよと声をかけるのび太。ところが、のび太の家ではパパが野球中継(ちゅうけい)を見ていたため、チャンネルを変えることができず、ガッカリ…。 その後、ちょうど通りかかったスネ夫にその話をしたところ、スネ夫は「だったらボクの家の大型(がた)テレビでゆっくり見るといいよ」と提案(ていあん)。大よろこびでスネ夫の家に向かうしずかを見たのび太は、ドラえもんに大型テレビを出してほしいと泣きつく。 ドラえもんはあきれつつも、10円入れれば何でも出てくるという『うちでのデパート』を取り出す。さっそく10円を入れて「大型テレビ出ろ」と言いながらうちでをふり下ろしたところ、小さなテレビが出てきた! これじゃなくて本物がほしいと言うのび太だったが、ドラえもんにわたされたメガネをかけて出てきたテレビを見たところ、なんと小さなはずのテレビが大きく見えたからビックリ! このメガネをかけると、うちでのデパートから出たものだけが大きく見えるのだという。 仕組みが分かったのび太は、マンガやおもちゃなどを出してみるが…!?

第1282話 ろくろでハッピークリスマス/第1283話 空とぶドラミ!?ミニ熱気球

「ろくろでハッピークリスマス」 クリスマスパーティーのプレゼント交換(こうかん)用に、シリアルナンバー入りのテディベアを用意しているとじまんするスネ夫。プレゼントはおこづかいの中で用意すると決めたはずと指摘(してき)するのび太だったが、スネ夫は自分のおこづかいならあと3つも買えると得意(とくい)顔で…。 その後、文房具(ぶんぼうぐ)店でのこりひとつとなっていたペンケースを買うのび太だったが、なんとほかのクラスメイトも同じものを買っていたことがわかり、こまったのび太はドラえもんに泣きつく。そのひょうしに、ドラえもんがろくろのような何かで作っていたものがぐちゃぐちゃになってしまった…。 ドラえもんは、どんな素材(そざい)でも、ものの形を好きなように変えることのできる『じざいろくろ』で、ミィちゃんのためにカツオブシでできた茶わんを作っていたのだという。それを聞いたのび太は、じざいろくろを使って世界でひとつだけのプレゼントを作ろうと考えるが、なかなかうまく使えず、自分が転がってしまう…。 その後、ママがグラスがたなに入らないとこまっているのを見たのび太は、じざいろくろを使って、グラスの形を変えてみることにするが…!? 「空とぶドラミ!?ミニ熱気球」 とつぜん部屋のまどからミニチュアの飛行船が入ってきた! またすぐにまどから出ていった飛行船を追いかけようと、のび太がげんかんのドアを開けたところ、そこにはジャイアンとスネ夫が…。部屋に入ってきたのは、スネ夫のいとこが作った、飛行船型(がた)のラジコンだったのだ。じまんげなスネ夫は、飛行船に乗った時のじまんまで始める。 そんなスネ夫をうらやましく思ったのび太は、自分もほしいとドラえもんに泣きつく。すると、ちょうどそこに、ドラえもんからたのまれたというドラミが、かわいい『ミニ熱気球』を持って未来からやってきた。この熱気球は、なんと1本のお線香の熱でふくらんで飛ぶことができるのだという。 操縦(そうじゅう)はできないものの、ジェット気流発生機と着地ポイントで目的地まで飛ぶことができ、モニターで気球からの景色を見ることもできると聞き、大よろこびののび太。ミニ熱気球を使って、しずかがわすれていったブローチをとどけようと考え、熱気球を送り出すことにするが…!?

第1284話 今年の失敗今年のうちに

「今年の失敗今年のうちに」 お正月に人気ゲームの新作が発売されることを知ったのび太は、大そうじ中のママにお年玉の値(ね)上げを交渉(こうしょう)するが、来年のお年玉は無し!と言われ、ガッカリ…。 そこに、未来デパートの年末福引きで『年末やりなおしカレンダー』に当選したと、ドラえもんが大はしゃぎで帰って来る。このカレンダーを使うと、今年一年で失敗したことを、大みそかに一回だけやり直すことができるというのだ。 さっそくドラえもんがカレンダーのボタンをおすと、日にちごとにドラえもんが失敗している画ぞうがあらわれたからビックリ! このカレンダーには、今年一年の失敗が全部記録されているらしい。ネズミにおどろいて高級どら焼きをドブに落としてしまった画ぞうを選んだドラえもんは、ぜったいに高級どら焼きを食べると息まく。 のび太もママをおこらせた失敗をやり直そうと決意し、しずかやジャイアン、スネ夫にも声をかけ、みんなで今年の失敗をリベンジすることに。ジャイアンは運動会のリレー、しずかはピアノの発表会、スネ夫はアイスショーでのシャッターチャンスをやり直したいという中、毎日失敗ばかりののび太は、連続10回目の0点を取ってしまった日を選ぶが…!?

『ドラえもん 2022年』に投稿された感想・評価

Toshi
3.8
0
過去記録
子どもと観ていた。記録。
ドラえもん、こんな感じでFilmarksにあるの知らなかったwwすご!