このレビューはネタバレを含みます
設定は「えんとつ町のプペル」激闘編、カースト制もあるよ、みたいな感じだけど、とにかく多彩な映像表現で魅せる最先端アニメ作品。
スチームパンクと、ファイナル・ファンタジーのような〝剣と魔法〟世界のちょうど真ん中のようなデザイン。
フォートナイトと被るキャラ造形ながら、陰影の付け方は現実的でモーションも滑らか。カメラ撮影した実写映画さながらに画面が揺れたり、構図であったり、壁や床などキャラが触れたものの材質、質感が伝わる音響もバチバチに効いていて、おそらくは映画を研究し尽くした人が監修しているのでは。
絵画と実写のあいだのような映像が続くが、ときおりアクセントなのか炎や煙を2次元アニメで見せたりと芸が細かい。
ストーリーも単純な善悪の戦いのはなしではなく、魔法という未知のエネルギーをめぐる政治的な戦いを描いており、斬新なもの。
キャラクターそれぞれ、内面の葛藤が窺える描写、描き分けが見事で、意外な組み合わせや対立が生まれるなど、飽きさせない。
という、まだ6話しか観てない感想。
