真正面からの「宇宙もの」であり、『電脳コイル』の磯監督の約15年ぶりの監督作。原作・脚本も監督自身。
「いま」観る意味を感じるし、繰り返し観て細部を理解したいと思える作品でした。単純に話が面白かった！というより、まだまだこういう「新しい」アニメが作れるんだと衝撃を受けたというか……。日常生活では宇宙に縁も興味もない私ですが、本作のおかげで現実としての宇宙開発に俄然興味が湧きました。現実世界の延長線上の未来にひょっとしたらあり得るかもしれない(と思わせる) 解像度高めの「宇宙」に感激しました。未来を担う子供たちが観たならば、AIや宇宙開発の道に興味を持つこと間違いなしです。
映像も全体的に高品質だったのですが、特に、重力が強まったり弱まったりする様子は他では見たことがない動きでワクワクしました。細かい描き分け(動かし分け？)、きっと高い技術とコストが割かれているのでしょう……！
ところで、、作中登場のテクノロジーの数々を易しく解説してくれるガイドブックはどこかにありませんか？(笑)そしてあわよくば、科学未来館さんあたりで企画展など検討してくれませんかね……？(笑)
