おかしくて、やがて哀しきホースマン
シットコムで父親を演じて一世を風靡したボージャックは、LAの豪邸で暮らしているが、今は落ち目で自堕落な生活を送っている。
自伝執筆で再起を図る彼は、ゴーストライターのダイアンと知り合うことで自分の過去に向き合ってゆく……。
謎の同居人トッド(人)、エージェントのプリンセス・キャロライン(猫)、能天気なピーナツバター(犬)、みんな、どんどん好きになってくる。
コメディなのに、すごく辛い。笑っているうちに、いつしか涙を浮かべている。そう、この絶望の味は、経験したものにしかわからない。身に染みるなあ……