たむ

ガールズ&パンツァーのたむのレビュー・感想・評価

ガールズ&パンツァー(2012年製作のアニメ)
3.5
劇場版の方から観てしまい、テレビシリーズに戻ってきて鑑賞しましたが、連続ものならでは展開とキャラクターの掘り下げ方が面白い一作です。

「戦車道と戦争は違う」という西住隊長の言葉で、このシリーズの根底のテーマに気付かされます。
よく死者が出ないな、と思うほどの大迫力の戦車合戦シーンが連続しますが、白旗での降参であったり、残虐な追撃もなく、あくまで戦車道。
何かの道を極める、というのはこういうことか。

膨大なキャラクター、個性と心理もさすが脚本が吉田玲子さん、と毎回ガルパンについて触れると言ってしまうのですが、この脚本力がなければ、これほどの魅力のある作品にはなり得ないでしょう。
特にクライマックスに西住姉妹の戦いを持ってくるあたりは非常にうまい。

また、劇場版にはあまりなかったサービスショットが多めなのも、テレビシリーズだからこそなのでしょうか。
たむ

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